あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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クン炭びより (2)

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 今日は昨日の続きの昼からの様子です。午後1時半頃から30分ほど雨がぱらついたが、たいした雨ではなかった。家で昼食をとっていた時に、外が急に暗くなったので、新聞の天気予報をみたら、午後から降水確率20%とあり、午前中はあんなにいい天気だったのにと思ったが仕方がない。
 雨が強くなると、煙突から雨が入って消えることもあるし、焼いている途中で、すくも(籾殻)が雨にぬれるとよくない。たいした雨にはならず、あがってくれたので助かった。右の画像は午後2時頃の画像である。外が少し黒くなっているのは、かなり焼け具合が進んだ証拠である。
 なお、昨日ふれなかったが、数日前に、この場所で、ナスビの木やピーマンの木やスイートバジルの木や青シソの木を焼いて、草を退治しておいた。草があまり生えていない方がクン炭作りには都合がよい。


 
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 真ん中の画像のような状態になったら、煙突を取り、広げて少し攪拌する。攪拌すると、焼け残りの籾殻が、ぱちぱちと音を立てて焼ける。その後すぐに、水をタゴに2杯ほどかけて、あらかたの焼きすくもを消す。その後すぐに、もとの小山に戻して、今度はジョロいっぱいの水を、小山の表面にかけて、表面の焼きすくもだけを消す。その後、間髪をいれず(大急ぎで)、薄いポリを小山の上からべた掛けして、すばやく空気(酸素)を遮断する。遮断するには、小山の周囲の土をポリにかぶせるようにして、完全に焼きすくもとポリが密着するようにする。
 大急ぎの意味は、小山の表面が湿った状態の時にすばやく空気を遮断しないと、ポリが焼けるからである。



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 ひとつ完了した。もう一つの方が遅れたのは、一度消えてやり直したからである。同時にスタートして同時に焼けても、どちらか一方に生の籾殻を加えてやれば、10~20分遅らせることができるので、消化作業が重なることはない。10時頃にスタートして、一つが完了したのは3時頃であり、もう一方の方が完了したのは4時頃である。今日は5~6時間かかったが、要する時間は、
(1)籾殻の乾き具合と、クン炭を作った日の天候状態
(2)1度に焼く籾殻の量
によって1~2時間は違ってくる。




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 かぶせるポリは、ごく薄いポリで十分。使い古しの2メートル30センチ幅の野菜のトンネル用のポリを3メートルほど切って使っている。
 左の画像のように、クン炭を攪拌してから、水はタゴに2杯かければよい。消えてなくてよいのである。問題は、真ん中の画像のように、もとの小山に戻した時に、小山の表面だけは、ジョロ一杯の水で完全に瞬間的に消えた状態にすることである。表面だけは完全に消えた状態でないとポリが焼ける。小山の表面は高温ですぐに乾くので、ここで大急ぎでポリをかぶせて、小山の周囲の土をかぶせて、クン炭とポリを密着させて、すばやく空気を遮断することがポイント。
 つまり小山の中は消えてなくてよいのである。空気を遮断すると、小山の中も消える。水をタゴで6杯も7杯もぶっかけても、うまく消えてくれず、翌日来て見ると、一部が灰になっっていたりすることもあるが、このように、空気を遮断するやり方だと、完全に消えるし、消す時に水をあまりつかっていないので、できあがりが、ぱらぱらしてとても扱い安い。要するにこの消し方は、炭焼きの窯を消すのと同じ方法で「空気を遮断」して消す。一昼夜経過すれば消えているが、念のため自分はもう一晩経過してからポリの袋に入れて保存する。クン炭で火事になった話は、昔からよくある話なので、特に注意が肝心である。



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 クン炭作りの工程はこれで完了である。何回か焼けば要領がわかってくるし、なかなか楽しい作業である。しかし、2×2回しか焼かない。理由は
(1)すくも(もみがら)をたくさんもらってくる必要がある。
(2)1回につき5~6時間という時間がかかる。
(3)作ったクン炭を保存する時に、何回も焼くと、保存場所が広く必要になる。


 近所に親戚の稲作農家がいるので、いつでも籾殻がもらえるのがありがたい。籾殻にしろ、稲わらや麦わらにしろ、野菜農家は、稲作農家からの恩恵を受けることが多い。




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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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