あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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クン炭びより

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 今日も、おだやかな日和だった。朝、パソコンに向かいながら、今日はクン炭(焼きすくも)を作ろうと思った。
 
10時頃からスタートした。物置から、クン炭を焼く煙突と、煙突をさすジョウゴのようなものと、ジョウゴを置くレンガ3個×2を出してきた。ジョウゴに、よく乾いた笹を入れ火をつける。落ち葉より笹や木切れの方が火持ちがよくて消えにくい。


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 火がついたら、燃えてしまわないうちに、ジョウゴ(煙突台)のまわりに、すくも(もみがら)をおく。一度にたくさん、すくもをかぶせてしまうと、空気が遮断されて、火種が消えてしまうので、火種が消えないように、徐々にすくもの量をふやしていく。ジョウゴ(煙突台)に接しているすくも(もみがら)が焼けて黒くなれば、すくもに火がついたことが確認できるが、うまくいったかどうかは、30分くらい経過してみないとわからない。
 煙が少なくなったり、煙突の煙の出口に手をかざして、熱くなければ、途中で消えたのであり、また一からやりなおしである。慣れるまでは、なかなかうまく着火しないが、そのうちコツがわかってくる。



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 二つとも着火したら、すぐ下の田んぼにある井戸から、「つるべ」で水を汲み、タゴに入れる。2タゴあれば足りるが、3タゴ用意した。これは、クン炭(焼きすくも)を消すための水である。ジョロにも水をいっぱい入れておく。


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 クン炭の風景は、とても「のどか」である。ボクが子供の頃には、クン炭を「稲の苗代」に使っていたので、近所のどこの家でも、稲秋後の「もみすり(ヨウス)」が終わると、家の庭先で、このクン炭を作っていた。今は誰もクン炭など作らなくなった。自分はたいてい今頃の時期に、2回(2×2回)作っている。煙突からもくもくと出る煙を見ていると、農業の豊かさを感じる。


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  今日はクン炭の光景を存分に楽しんで頂こうと思った。1年のこの時期に2回しか焼かないので、貴重な映像として、たくさんアップすることにした。ここまでが、午前中の工程で、この後、昼食に帰った。作業ズボンを脱ぐと、パッチ姿ですぐにパソコンの前に直行し、デジカメからパソコンに取り込み、スライドショーを見た。その後、フォーマット(初期化)をして、バッテリーを充電して、昼からまたデジカメが使えるようにしてから、20分ほどで昼食をすますと田んぼに直行した。クン炭を作っている時は、40分以上現場から離れない方がよい。


 クン炭を作る日は、
(1)よく晴れて、風が少ない日。風が強いと籾殻(すくも)が飛ぶ。
(2)籾殻がよく乾いている状態の時に焼く。
(3)外気が低温の時に、ゆっくり時間をかけて焼いた方が「歩留まり」がよいので、1月、2月が時期的にはよい。3月は雨が多くなるし、気候が暖かくなる。
(4)午前中は風がないでいても、午後から風が出ることもある。1日、風が穏やかな日が「クン炭びより」である。


 クン炭の利用は
(1)サツマイモやジャガイモ、果菜類の元肥に利用する。
(2)ダイコンやカブを蒔いた後、雨にたたかれるのを防ぐために使う(すくもよりクン炭の方がよい)。
(3)サツマイモの苗づるを取る芋を伏せた時に、その芋の保温にクン炭をふる。
(4)ナンキンやキュウリ等のポット育苗、あるいは、レタス、タマネギ等の地床育苗の時に、保温や、雨にたたかれるのを防ぐために用いる。
(5)ポット育苗の土を準備する時に、増量目的で、クン炭を加える。
(6)その他、クン炭の利用範囲は多い。


 午後からの様子は明日にさせて頂きます。







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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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