あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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ニワトリを飼われるのなら・・・

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藤田様


 23日のブログでニワトリのことを書かれていたので、もし飼われるのならと思い、参考になりそうなことを書いて見ました。今回導入したヒヨコは、藤田さんがお住まいの愛媛県の㈱南伊予という孵化場から宅急便で送ってもらったヒヨコです。ずっと買っていた愛知県の「寺津ヒヨコ」という業者が、閉鎖されたか何かで送ってくれなくなり、いろいろ探してやっと見つかったのが南伊予でした。


導入日 平成17年5月26日


品種 ボリスブラウン メス40羽 1羽250円


                             オス 4羽 1羽 50円


 仲間3人で買った合計羽数です。最低100羽からと言われたが、頼み込んで送ってもらいました。



(1)5年間飼うということを目標にされたらいかがでしょう。通常は、タマゴを産み始めてから2年間飼うというのが、自然卵養鶏家でも、エサ代との関係で一般的らしいですが、クズ野菜のリサイクルという視点なら、その2倍半の年数の5年が妥当です。



(2)菜食主義のニワトリに育てても、結構、タマゴは産んでくれます。5月26日で、ヒヨコを導入して丸2年が来ますが、現在の産卵率は3割で、1日10個ほど産んでくれます。自分の場合は、くず野菜と、稲作農家から頂く「コゴメ」が主体ですが、農協から配合飼料も月に1回(20キロ入り、1400~1500円。輸入物なのか値段が一定しない)買っています。配合飼料の安全性は問題ですが、少しでも(2~3割)エサに加えると、産卵率に反映します。



(3)菜食主義にして、四面オール開放の風通しのよい鶏舎だと、臭いはほとんどしませんが、糞が臭いという先入観が高齢の田舎人にはあるので、住宅地の周辺ではやはり避けたほうが無難です。住宅地から直線距離で100メートルも離れていれば問題ないと思われます。



(4)オンドリの鳴き声は、気になる人は気になるようです。オンドリは、午前2時でも午前4時で、闇夜でも月夜でも関係なく、鳴きたい時になきます。1~2羽なら問題ないと思いますが、苦情が出てオンドリを処分された方もいます。



(5)導入羽数の問題ですが、50羽飼うのも20羽飼うのも、手間はさほど変わらないと思います。自分はメンドリ30羽、オンドリ2羽が理想だと思います。1坪(畳2畳分)で8羽までなら、他に「遊び場」のようなものいりません。



(6)ニワトリがかわいく思えるのは40羽までと思います。中途半端な羽数は禁物と思います。40羽までなら、手間もほとんどかからず、エサも適当でよいし、最後に淘汰する時もあまり負担にならないように思います。



(7)オンドリはメンドリの羽数に対して通常5%と言われています。2羽でも闘鶏をして、すでに勝負がついており、1羽の方が常に逃げるか、避けて(遠慮して)います。



(8)オンドリは凶暴ですが、ヒヨコ時代によく触ってスキンシップを取ると、世話人に向かってくるようなことはありません。よく触るといっても、エサやりのときに、2~3秒、羽に触れるくらいです。ちょっとしたことですが、これをするかしないかで、凶暴なオンドリになるかやさしいオンドリになるか違ってきます。ただ、オンドリですから、やはり油断は禁物で、オンドリの正面に向かって歩を進めたりはしないようにしています。



(9)5年間飼って、次に導入したヒヨコがまたタマゴを産み始めるまでに半年間のブランクができますが、タマゴが途切れる期間があると、タマゴのありがたみが始めてわかるので、途切れる期間があった方がいいように思います。20羽ずつ2年半、もしくは15羽ずつ2年半で導入という方法もあり、そうすればタマゴの途切れる期間はありませんが、やはり40羽または30羽を5年飼った方が、ニワトリに愛着がわくし、ニワトリにもやさしい飼い方です。



(10)ニワトリの命は「くちばし」です。何も言わなければ、くちばしを「デービーク」してあります。「くちばしは生まれたままの姿で」と一言申し添えておく必要があります。



(11)自分の適性や将来の農業ビジョンを考えて導入羽数が決まりますが、自分の場合、ニワトリは40羽までというイメージだったので、面積は4坪半(大工さんによれば5坪という広さはなく、次は6坪でした)あれば十分でしたが、自分で建てれなかったので、どこに建ててもらおうか、それにかなり迷いました。



(12)田んぼを鶏舎用にまわすのですから、いわゆる「野菜を作ってもあまりできのよくない田んぼ」に建てると思いますが、鶏舎の日当たりは重要です。少なくとも半日は太陽が鶏舎内に差し込むことが理想です。



(13)鶏舎の床は土ですが、タヌキ等の害獣は地面を掘るので、トリ小屋の周囲はブロックで固めています。地面から30センチくらいまでは金網でなく木がよいらしく、その上から金網にしています。金網は雨に腐食しないのを使うと永久的です。



(14)ニワトリは人間の動きによく反応します。できれば、農作業中に自分があまり行ったり来たりしない場所のほうが、ニワトリも落ち着くし、自分も、あまりニワトリが気にならなくて(気が散らなくて)よいと思います。しかし、自分がしょっちゅう出入りする場所から遠すぎると、エサやりやクズ野菜の投げ込みに不便です。鶏舎の近くに軽四が横付け出来るかどうかは、40羽くらいまでならあまり問題にならないです。



(15)飲み水の問題も40羽くらいまでなら、使わなくなった鍋いっぱいくらい飲むだけ(1日2~3リットル)なので、容器に汲んでいっても手間はかかりません。



(16)ニワトリを飼い始めたのは、農業を始めたちょうど1年後の3月からでした。まだトリ小屋はどこに建てるか決まっていなくて、とりあえず、家の軒先で、使わなくなったホームコタツで加温して育雛を始めました。「ゴトウ」という品種で、ヒヨコは姫路まで車で買いに行きました。



(17)現在は5月25日頃の導入に定まってきました。この時期になると、最低気温が10度を下回ることはなく、ヒヨコを導入した最初の1週間も「加温」する必要がなく、画像の鶏舎の隅っこに、宅配用のダンボールを置いて、その中に籾殻をいれて育雛するので、ほとんど手間はかかりません。



(18)エサは最初の3日間は、水とコゴメだけ与え、4日目あたりから、味噌汁の残りとか、やわらかい野菜の葉などを少しずつ与えます。1週間が過ぎると何でも与えています。ヒヨコから4ヶ月間ほどは、食べる量も少なく、家から出る食べ残りと、コゴメと、くず野菜や雑草だけ与え、5ヶ月に入る頃から、栄養バランスも考え、市販の配合飼料も少しずつ与えています。半年経過して初産を迎えなかったら、少しエサを多めに与えています。逆に半年より早く初産を迎えたら、市販の配合飼料はストップして、野菜くずやコゴメ、家の食べ残りだけにしています。今回導入したニワトリは7ヶ月と2日ほどが過ぎてやっと初産でした。5月26日で丸2年がきますが、後3年飼う予定です。まだ1羽も死んでいないことが自慢です。



(19)初産と初交尾とオンドリの初鳴きは同一日でした。



(20)鳥インフルエンザは、我々のような飼い方ではほとんど問題はないと思います。



(21)エサはニワトリ1羽で1日100グラムが目安だそうです。でもこの100グラムには野菜クズは入らなくて、コゴメとか市販の配合飼料とかの濃厚飼料の重量計算のようです。自分の場合、エサはかなり適当です。ちょっと産みすぎているなと思うと、配合飼料を少なくし、盆とか正月で来客が多い時は、ちょっとエサを多めに与えています。



(22)カキガラのようなものは、ほとんど与えなくても、タマゴの殻はかなり固くて、簡単には割れません。多分、大量に与えるくず野菜や雑草などの青菜から鉄分やカルシウムを取っているのだと思います。



(23)ニワトリの食用として重宝しているのが、夏秋は、ジャガイモくず、未熟ナンキン、トウガン(特にお勧め)、サツマイモくず。冬は、ダイコンやカブのくず、ハクサイ、キャベツの外葉、ヤーコンのくず、それにニンジンです。ニンジンはちょっともったいない気がしますが、1日3~4本与えれば、タマゴの黄味の色が濃くなるようです。



(24)ニワトリを飼い始めたら、藤田さんの料理集にタマゴが頻繁に登場するだろうと思います。田んぼの一角にニワトリがいるというのは楽しいものです。最もうれしいのは、丹精込めて育てた野菜の、出荷できなかったどんな小さな一片でも、ニワトリがすべて平らげてくれることです。


 


 「藤田さん」とは、リンクの一番上にある「38歳からの百姓志願~実践編」の藤田敏さんです。他の人にも参考にしてもらいたいと思い、藤田さんへのメールではなく、ここに書きました。



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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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