あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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ナスビ

  雨・・・曇天・・・が、このところ2週間ほど続いていて、気持ちまで滅入る。早く、からっとした晴天になってほしいと思うが、こればっかりは、お天道様次第だから、自分でどうするわけにもいかない。


 ここ数年、7月、8月の気象状況が、農業者にとってはとても厳しくなっている。普通なら炎天下が続くはずの8月に、雨が降り続いたり、台風が来たりする。ハウスは持たず、旬に忠実に、多種類の野菜を少しずつ作っているので、特定の野菜が致命的被害を被るような事は少ないし、仮に大きな被害が出ても、他の作物で何とかカバーできる。しかし、一つ一つの作物は「将棋の駒」のように、それぞれがワンパックという宅配の箱の中で重要なスペースをしめているので、そういう事態が生じると、他の作物にしわ寄せがいく。


 今の時期なら、タマネギ1キロ(250円)、ジャガイモ1キロ(200円)、キュウリ5本(200円)×2倍、ナスビ約750グラム(250円)、ピーマン350グラム(200円)、オクラ約15個(150円)×2倍、ナンキン1個250円、エンサイ約400グラム(150円)、ツルムラサキ約500グラム(200円)、ミョウガ適量200円、送料800円の合計で、ワンパックが3200円というようなパックである。これ以外に、ハーブティ用ハーブ2種類(この時期は主に、ミントとタイム)と青シソ適量をサービス品として入れる。サービス品はいうなれば送料負担分の軽減のような意味合いである。


 キュウリがたくさん収穫できなければ、×1倍であるし、オクラがたくさん収穫できなければ×1倍である。ワンパックはこのような形で、2800円~3200円の間の金額である。2800円より少なくなることはあまりないし、3200円を超えることも少ない。ボクの感覚では、」野菜のワンパックの上限は3200円ほどだと感じている。この金額は十数年変わらない。


 ナスビは7月中下旬頃には毎年きまって、テントウムシダマシという害虫が大発生してくるので、茎を半分ほど切り戻しして、太い茎だけにし、葉も1枚残らず落してしまい丸裸にしてしまう。こうすると、テントウムシダマシは食べるエサがなくなってしまうのか、新しい新芽が出始めるころ(10日後)には、この害虫がいなくなる。ただし、ナスビの隣に同じ「ナス科」のピーマンなどを植えていると、通常はあまり被害のないピーマンが食害されることもある。


 ナスビはこのようにして、7月中下旬~8月下旬の1ヶ月ほどを休ませると、8月末頃から、見事な秋ナスが成り始める。プロのナスビ専門農家は、1ヶ月休ませたりすることなく収穫を続けるようだが、家庭菜園や有機農業の場合、このような方法を取ることをお勧めする。ボクの場合、ナスビの無い間は、トウガンやニガウリがナスビのスペースを補充してくれる。というよりも、ナスビを切り戻す頃には、トウガンやニガウリが成り始めるような植え方をしている。トウガンやニガウリの成り出すのが、梅雨の長雨や曇天続きによって遅れた場合には、ピーマンを×2倍とか、ジャガイモを×2倍とかで対応している。この場合、多少多すぎても、顧客は理解してくれるものである。エンサイやツルムラサキは病気や害虫が少ない(少量作付けの場合)ので、ほとんど失敗することはなく、ボクの場合は「きちんと計算できる葉野菜」である。青シソも失敗は考えられない葉野菜である。ボクはこの青シソが好きで、冷えたトーフにのせたり、ソーメンの薬味に利用している。炒め物に少し混ぜてもおいしい。自分が大好きなものは顧客も好きだと思っている。だから、青シソのある間はサービス品として必ずワンパックに入れる。青シソは葉シソ、花シソ、穂シソと出荷できるので、6月中旬頃から9月上旬頃まで約3ヶ月間、ワンパックに入れる。作る手間はほとんどかからず、害虫や病気も考えられないし、収穫や仕分けの手間もほとんどかからない。自分の場合、少量(こぼれ種から自然に芽生えたのをきちんとした場所に24本だけ定植)しか作っていなくて、少々の外観(見栄え)など全く問題にならないからである。市場出荷の場合には、ちょっとの外観の悪さも商品価値はゼロだから、放任栽培(無農薬栽培)というわけにはいかないのではなかろうか。ボクの場合は収穫後はさっとジョロで打ち水をして、適当な量を目分量で新聞紙で包んで終わりである。


 これはちょっと虫食いが多すぎると思えるナスビなどの場合でも、単価を落すか、サービス品にして、ワンパックに入れる。旬のものなので、ワンパックに入っていないのはやっぱり寂しいと思えるから。ナスビの皮をむけば問題ないし。


 8月に1ヶ月間休ませるといっても、家庭菜園の場合、冷蔵庫に入れておけば2週間ほど保存可能なので、この場合、正味ナスビが切れるのは残り2週間ほどである。半分だけ切り戻し、残り半分は成らせ続けるという方法だと、残り半分にテントウムシダマシが移動するので、良いことにならない。秋ナスに向けてすべて更新(切り戻し)をした方がよい。ナスビの定植本数は毎年44本である。定植本数が2本多くても、もしくは少なくても、微妙によくない。経験が蓄積された「44本」なのである。

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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