あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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農業を主体としない田舎暮らし

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 「毎度!頑張ってますね。大阪のタクシー運転手の手取りが12~13万/月ということです。稼ぐ人はもっと稼ぐでしょうが、そのクラスが多いとの事です。また一般的パート、アルバイトは700円台/時、男も平等だと。
水田さんの10万/月という水準は、食費タダの田舎では裕福?というレベルでは?
 都会暮らしの人は、あえてリタイヤした方が・・・もはや、そんな時代に来てます。」


 友人から、「ブログのネタ」という上記のようなメールが入った。すぐにイメージが沸騰したので、今日はこのテーマについて書くことにした。数日前にも別の友人が同じくタクシードライバーの収入のことを話していたので、テレビで放映していたのだろうか。


 タクシードライバーというのは、ドラマになったり、映画になったり、多分最も端的に世相を反映する職業なのかも知れない。


 月、10万、自分は平均すると、年間にそんなに稼いではいない。でもそんなに困ってもいない。何度も書いているので、このブログの訪問者さんはすでにご存知と思うが、自分は、ライフラインの支払いと、野菜以外の日用品の支出しか出費をしない。「ない袖はふれない」で、ずっとそうしてきた。大きな出費は「先送り、先送り」を限界までしている。

 
 そして、自分自身に関しては、酒、タバコ等は一切やらず、小遣いと言えば散髪代だけ。そんな生活をしていたらストレスがたまってしかたがないんじゃないかと思われたら、それほどでもない。酒は身体に合わなかったので、昔から一滴も飲まなかったが、タバコは十代の頃からヘビースモーカーだった。農業を始める1年半ほど前に、肺炎がきっかけで運良くタバコは止められたが、長年の喫煙で今頃になって、変な咳が夜中によく出る。不徳の致す所だが仕方がない。


 毎日、田んぼの往復だから、カネを使う機会はそれほど多くはない。けれど、この農閑期は、かなり頻繁に「突撃おじゃま虫」スタイルの取材に出かけているので、その費用がかかる。でも県外への遠出はしない。ちょっと遠いと1泊2日になるが、訪問先の友人宅に泊まらせてもらう。だから、ほんの少しの手土産とガソリン代だけ。


 長年を費やして、カネをできるだけ使わない、ストレスにならない生活を工夫してきた。一朝一夕にはいかない。

 
 
 もうこの年になると、年齢制限にひっかかって、時間給700~800円でも、使ってもらえる所はごく少ない。だから、農業にしがみついている必要がある。「あんた、配偶者がけっこう稼いでくるんじゃから、のん気にやっていけるがな・・・」と思われるとしたら、それは否です。それぞれが稼いだ収入はそれぞれ稼いだ人のものです。我が家では「収入をどんぶり勘定」にはしていない。両親もそうだった。とにかく、世帯主なんだから、最低限の金額は稼がなくては・・・。


 自分の場合、大きな出費は「知らぬ存ぜぬ」で押し通しているが、上述のライフラインの支払いと、野菜以外の日用品の購入は自分の支出項目である。確かに、知らぬ存ぜぬで押し通せる分、他の人にくらべたら、相当に恵まれているが、農業収入では、

(1)ライフラインと日用品の支出

(2)散髪代

(3)冠婚葬祭費(これもかなり負担)

(4)農閑期の取材費

 これら4項目を賄おうと思えば、農繁期に、蟻さんのように、せっせせっせと収入活動に精を出す必要がある。


 でも農業収入は知れている。ベースアップなど期待できない。現状維持ができればそれで上出来であるが、簡単に現状維持はできない。あくせく働く必要があるが、もうそんなに若くない。精神年齢は18才と思っても、現実はもうすぐ54才になる。70才までに後16年しかない。だから好きなことをしようと思っても、経済上の理由で、70才くらいまで現役で稼ぎ続けなければならない現状である。でもあくせくしすぎて、病気にでもなったら、かえって損。


 ここらあたりをヤジロベエのようにうまくバランスを取りながら行動する必要がある。

(1)残された寿命

(2)経済上の問題

(3)3年後はルポライターに転身しようという目標

 ちょい悪オヤジ(ぼっちゃん)になって、(3)に視線を定めている。そうするためには、今どのような行動をしたらよいか、それをいつも頭において生活している。


 300万稼いでいた人が100万しか稼げなくなったら、それは困るだろうが、今まで100万しか稼いでいなかったものが、70~80万になったからといって、そんなに大騒ぎにはならない。常日頃から、「小さな生活」をしておくということは、大切な生き方だと思う。


 カネがいつも足らないというのは、作文を書く上で、武器になることもある。その人の置かれた立場や背景によって、その人なりの「テーマ」がある。自分の場合のそれは、

(1)ひとつひとつを取り上げて追求したいライフラインの攻防。

(2)土から離された人間の、土に触れることができなくなったことによる人間疎外。

(3)土から離されてケージに閉じ込められたニワトリ、土(農業)から離されてサラリーマンしか選択できなくなった人間。


 特に(1)については、下水道のない田舎に住み、携帯電話は持たず固定電話にして、テレビと新聞はどちらか一つにする、あるいはパソコンだけにする。上水道は高いので、天然の山水が利用できる所を探す(我が家では山水も利用できる)。お風呂はできれば薪でわかす。下肥は田んぼに施す(我が家は業者に依頼。その方がトータルで安くつくシステムの中にすでに我が家は取り込まれている)。ガス代、冬の灯油代が高くつくので要チェック。火災保険料は必要最低限にして、生命保険料は解約する。国民年金保険料は高くて払えない(自分は仕方なく払っている。負担感が強い)。冠婚葬祭費は、過疎の山村集落ではそんなにかからないはず(自分の住んでいる地域ではこれに結構かかる)。車は最低限の農業用軽四1台にする。車で遠出をしない。もちろん移り住むなら借地借家。

 
 疲れてしまった都会人に、田舎への脱出、逃亡、そのための方法を提示していきたい。「農業を主体にしなくても過ごせる田舎暮らし」というテーマで。

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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