あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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就職

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 左の画像は、ナスビを鋸で切り、その足元に蒔いた5月取りのグリンピース。真ん中の画像は、オクラを鋸で切り、その足元に蒔いた5月取りのスナップエンドウ。マメ科なので、肥料をやらなくてもよく成る。どちらも11月9日に蒔いたが、暖冬で大きくなりすぎている。今後、強い霜が降りると傷みやすい。右の画像は春どりキャベツ。黒マルチは農業現場から出る多量の産業廃棄物であるが、なかなか手離せない。
 
 
 自分には、働くとか就職に対する気構えが、最初から欠けていた。何をしたいかとか、どういう会社へ入りたいかという気持ちも定かではなかった。卒業の時点で、人生のビジョンも何らの計画も、どれも皆欠けていた。だから目的意識もなく、勉強もしなかった。ただ何となく4年間の大学生活が過ぎていった。受けた会社5社ほどがすべて落ちた。オイルショックの年の翌年だったからなどと言い訳などできない。自分の場合、どこの会社の入社試験も半分も解答できず、適性検査も受けたが、見当違いの人材だったのだろう。とにかく、その時点で「一生勤める」とか、「終身雇用」という意味をちょっと自分は理解していなかったようである。まるでお客さんのような感じであり、単なる腰掛け、何回か職場は変わるだろうくらいに思っていた。学校を卒業して初めて入った会社に一生勤めるなどとは及びもつかなかった。でもこの年になって世間を見渡してみると、大多数の人は卒業して初めて入った会社に行き続けているのだということがわかった。自分のように支離滅裂に何回も入退社を繰り返した人も少ないようである。自分の年令では30代前半までは経済の高度成長、バブル期だから、まじめに勤め続けていれば会社も大きくなり、給料も毎年アップし続けて、それなりにリッチな20代、30代が送れたようなのである。でも逆に自分は入退社を繰り返したので、経済的にも精神的にもとても不安定な10数年を経過させてしまった。会社を変われば変わるほど「落ちていく」という悲哀も味わった。自分にもチャンスはいくらでもあったのである。そのチャンスに自分がうまく乗れなかった、もしくは乗ろうとしなかった・・・ただそれだけのことであるが。


 工業高校を卒業する年には、地元の駐在所のおまわりさんが何度も足を運んでくれて、警察官の採用試験を受けてみるように何回も進めてくれた。両親は警察官の試験を受けてみて欲しかったようである。後になって何度かそのことを話していたから。でも自分は、警察官ほど自分に向かない職業はないだろうと思った。その後、1浪して大阪の私立大学の商学部に進学し、大阪で就職したが、26の年に大阪を引き揚げて、家に戻った。地元に帰って来た時に、地元の町役場に入れるチャンスもあった。でも、この町役場も自分にはとても向かない気がした。両親はこの時も、ボクが町役場を希望しなかったことを、とても残念がったようである。それを希望すれば、安定した生活が待ち受けていたかも知れないのに、選択できなかった。両親もボクの選択を見逃すより他になかったのだろう。その10年後、母はすでに亡くなっていたが、マルミさんが町役場の介護ヘルパーの採用試験に受かった。父はとてもうれしかったのだろう・・・知人の誰かれとなく、そのことを吹聴したようである。父の死後、高齢の父の知人たちの介護訪問をしていた時に、「あんたかなあ、貢さんとこの若嫁さんは・・・」と言って、町役場に採用されたことを、父がたいそう嬉しがって話していたと何人かのお年寄りに聞かされたようだ。

 
 2人の娘に、職業人としての、どういう未来が待ち受けているのか、それはわからない。自分は無茶苦茶な生活をサラリーマンを止めてしまう36の年まで続けたから、どうやって今の社会を泳いでいったらよいなどという先見の明など、もちろん持ち合わせていない。



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コメント

こんばんは。自分を生きているんですね。素晴らしい人生だと思います。生きている最中は、どこが素晴らしいものか!こんなしんどい人生なんて、と思いますが、自分を生きているということは、自信があるということでしょう。

  • 2007/02/08(木) 19:51:34 |
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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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