あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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御津町のYさんを訪問

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 あれ、ヤギさんがいないと思ったら、前と違う場所につがなれていた。Yさんの田んぼを訪問させてもらうのはちょうど2年ぶりである。1歳半になるという2人目の赤ちゃんも生まれていた。


 左の画像の山の裾野にハウスが見える。あの場所でいろんな種類のニワトリを飼っている。黒いニワトリや羽がきれいなニワトリがいるのでアップしたかったが、今は鳥インフルエンザが問題になっているので、同業者としてあまり近づかない方がよいということもあり、周辺で長居はしなかった。


 真ん中の画像はキャベツやソラマメが植えられている。このあたり一帯の田んぼは、きちんと碁盤の目のように圃場整備されていて、1枚の田んぼの面積が大きい。まわりは水田地帯である。冬越しの春キャベツやソラマメやタマネギを5月末に収穫後は、田んぼ(稲作)に戻すのだろう。夫婦2人で畑作100アール、稲作120アール、ニワトリ200羽ほどを飼っている。まだ34才。2年前にも、何でこんなに手がまわるんだろうと思ったが、あの時よりまだ面積が広がっている。
 
 右の画像は、家の門先にある育苗ハウス。これから定植する苗箱が並んでいる。電熱温床ではなく、踏込み温床だった。


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  トリ小屋がある方とは逆方向の山の裾野にもハウスがある。ハウスの中ではタカナ類がすくすくと育っていた。定植が遅かったから害虫の被害をまぬがれているようである。右の画像はタラの芽である。3月、4月もワンパックを休まず、1年を通して届けているらしい。ハウスの中ではレタスやコマツナ、ホウレンソウ、ミズナ、コカブ等、何種類かの葉野菜ができるし、画像のタラの芽や、育苗ハウスの一角にはウド、他にシイタケもあるので、3月、4月でも比較的種類がそろうらしい。
 
 ハウスの中で育てることといい、山菜類といい、経験年数は短いのに、すでに技術力はかなりの高さである。ミツバチも飼って蜜を取るらしい。そのためにレンゲも15アールほどすでに蒔いている。


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 上の画像は、トリ小屋の近くの田んぼである。この田んぼだけで、広さは30アールほどある。稲作ではなく畑作なので、田んぼというより畑といった方が適切かもしれない。Yさんの大きな強みは、稲作と畑作を交互に作付できるということである。これができれば、まず連作障害は起きない。でも、稲作と畑作の両方を作るということは、労働的にもきついし、稲作には大型機械が要るので、初期投資の資金も大変である。まだ34才という若さだから投資できるのだろう。


 稲作と畑作がきちんと輪作できれば、害虫は少ないだろうし、田地と畑地の草は種類が違うので、草の生えようも少ないと思う。そして、周囲はほとんど稲作で、畑作をしていないのだから、畑作特有の害虫も少ないのではなかろうか。だから完全無農薬でも虫食いの少ない野菜ができている。いわゆる畑作地帯ではなく、近くに家庭菜園もないという絶好の場所で、しかも稲作と畑作の輪作も心がけているのだから、完全無農薬が十分可能だろう。地中の害虫も、ぞろぞろはってくる害虫も、飛んでくる害虫も、少ないのではなかろうか。


 日本有機農業研究会の幹事でもあり著名な、埼玉県、小川町の金子美登さんの所で研修を受け、その後、金子さんの紹介でアジア学院に行き、そこから海外へ派遣されたりした後、地元の倉敷市に帰り、地元で就農できる場所を探した。人づてで、この御津町を紹介されて移り住んだのが29才の時であり、現在5年経過した34才。金子さんの霜里農場等で研修を受けた期間を合わせると、すでに農業経験は通算9年ほどになるそうだが、他の誰よりも農業への転身が早い。国立大学の工学部卒という学歴を20代の半ばであっさり捨てている。実家は非農家で、自身は小さい時に農業を近くで目にしていたこともなければ、もちろん経験もない。


 農業ができすぎる人だと思う。非農家出身でも、このように農業をビジネスにできる人もいて、そういう人を何人か知っているが、やはり彼らは、ごく少数派だと思う。こんなにやってのけれる人は少ない。


 できる人の農業は、他の人の参考にはあまりならない。どんな世界にも、びっくりするぐらいできる人はいるものだが、農業の世界でも同じである。果樹とか施設園芸とか酪農とか稲作とか野菜産地の農家には、ずば抜けた農業人が存在するのを知っているが、有機農業界でも、そういう人が岡山県内だけでも何人かいる。何かだんだん格差が広がり、敷居が高くなるような気もするが、夏の田んぼの「突撃取材?」をまたお願いして帰った。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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