あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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池の水

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 先日の日曜日に、集落総出の、池の土手の草刈があった。だから土手がきれいになった。1年に1回、この時期に草刈をする。小学校を卒業するまでずっとこの池で泳いでいた。「すり鉢型」の池だが、水が上流から流れ込む地点は急に深くはなっていなかった。しかし、高校生の頃、この池の上流に牧場が誘致されて以後は池も川も全く以前の様相はなくなった。牧場がつぶれた後、長らく放置されてから、県の事業で「美しい森」に変わった。2億円ほどの造成工事だったと記憶している。確か、竹下登が首相だった頃に「ふるさと創生事業」の一環として全国にこの種の事業が、ばら撒かれたらしい。


 
 牧場ができる以前は、この池と、上流にあるダムと、そのもう一つ上流にある池の3つで、このあたり一帯の稲作の水は賄われていたが、牧場を誘致した時に山を切り開いてたくさんの木を切ってしまったので、保水力がなくなってしまった。それ以後は、池二つとダム一つでは、稲作の水が賄えなくなった。そのため、岡山三大河川の一つである、近くの吉井川から、水を引っ張って、この池に「ポンプアップ」する設備ができた。この池の水がきれいでないという理由がわかってもらえたでしょうか。日照りが続いて稲作用の水が足らなくなった時は、ポンプアップされる。つまり上流から流れてくる水だけではないということです。


 
 ああ、土建国家日本。土建業者は牧場の開発で儲け、山の保水力がなくなり、大雨で池の堤防の一部が水漏れし、堤防の大改修で儲け、吉井川からポンプアップする施工で儲け、牧場跡地の「美しい森」造成事業で儲け、牧場や美しい森へ通じる道を拡大改修することで儲けた。


 
 現在の自分は、池の水にあまり依存することはない。家の簡易水道(山水)の水を16リットル容器に入れて持ってきて、収穫した野菜はジョロで打ち水(出荷日のみ)し、ニワトリの飲み水に使っている。その他、夏野菜の散水は、田んぼに掘った「井戸水」を利用している。メタン菌液肥に使う水も井戸水をポンプアップしている。井戸を作る前には、この池の水に依存していて、夏に日照りが続いた時、稲の水係りの人と、ちょっともめてしまった。結果的にそのことが井戸につながったが、あの時、井戸を作って(27万円かかった)おいて(井戸の水源が見つかって)、現在、本当に助かっている。
 
 
 池の水は、稲に水が必要な6月15日~9月20日頃の3ヶ月間しか「池のヒ」は抜かれないので、田んぼのそばの細い水路に水が流れるのはその期間だけである。でもここ7~8年は、秋冬作に最も水が必要な9月中旬~10月中下旬の1ヶ月間に「秋雨前線」が停滞せず、雨がほとんど降ってくれない年がしばしばある。この時に井戸水が大活躍してくれる。それと、メタン菌液肥はいつでも必要な水が確保できないと作れない。


 
 この井戸水も「いつもきれいな水」というわけではない。1年中、水が枯れることはなく、使いたい時に十分使えるだけの水はあるが、深さが4メートルほどの簡易井戸であり、6月15日~9月20日の3ヶ月間は、井戸から5メートルほど離れた所にある田んぼのそばの細い水路の水が、地中の水道(みずみち)を通って井戸に多少流れ込むようである。だからこの3ヶ月間は水位が少し高くなる。


 
 夏に日照りが続く場合には、池の水は稲作が優先されるので、畑作の場合は、水をどうやって確保するかという問題が生じてくる。野菜産地の場合はたいてい「畑灌設備」ができていているので、日照りは困らない。多雨が困るだけである。


 
 農業を始めたばかりの時は、水のことまで頭がまわらないと思う。自分が井戸を作ったのは9年目の秋だった。肥料のほとんどが「メタン菌液肥」になったのは13年目頃からだった。


 
 メタン菌液肥のことを最近書いていないのは、11月~3月中下旬頃まで、メタン菌は休眠しているからです。メタン菌は35度の時、最も活動します。よく画像に写っている物置のそばのブルーシートの下に500リットルタンク2つと50リットルタンク8つがあります。10月末にタマネギや春キャベツの元肥に利用した後は、他に肥料を施すことはほとんどなく、次は3月中下旬の春ジャガイモを植え付ける頃からまた液肥を利用します。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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