あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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得意、不得意

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 農業を始めてから、「農業高校へ行っておけばよかった」とか「大学の農学部へ行っておけばよかった」などと思ったことは1度もない。逆に、農業のことを全く知らなかったから、農業がとても新鮮に感じた。少しでも農業のことをかじっていたら、「農業のひらめき」はなかったと思う。

 農業をする上で必要になったことは、必要になった時に教えてもらうなり、調べるなりしたらよいのである。あまり必要でないこと、日常の農業であまり使わないことを机上で勉強しても、役には立たないし、そんなものは覚えてもすぐに忘れる。パソコンを覚えるのと全く同じである。


 大体、得意なことや、さほど不得意でないことは、学校などで教えてもらわなくても、雑誌や本などで独力で学ぶことができる。


 農業上必要であるにもかかわらず、不得意なこともある。そんな場合は、できるだけ短期に、集中的に、何回も反復して、特訓を受けておく必要がある。そうしないと、できない、不得意、やめとこう・・・で、ずるずると5~10年が過ぎてしまうことさえある。ボクがその良い例である。学校は全く必要ないが、自分にとって次のようなことだけは、マスターする「機関」のようなものがあれば助かったと思う。


(1)紐結び・・・農業では必要な場面が結構よく出てくる。


(2)草刈機の刃の研ぎ方


(3)チェーンソーの刃の研ぎ方・・・チェーンソーが使えると便利なのに未だに使えない。


(4)ごく簡単なトリ小屋の作り方や簡単な雨よけの屋根の作り方


(5)竹や雑木を切る時のナタの使い方、購入すべきナタ、そしてナタの研ぎ方


(6)電気柵の張り方、どこで買ったらいいか。電気柵以外の簡便な防御方法


(7)ニワトリのつぶし方・・・淘汰の時、知っておくと便利


(8)キュウリやニガウリの簡便な支柱立ての方法・・・恥ずかしながら、未だに支柱作物が苦手。


(9)乗用トラクタの耕運の仕方、オイルの交換方法、簡単な整備


(10)大雨で田んぼの畝間に水がたまった時の排水方法


(11)春先の温床作り


 机上の学習は必要なくても、現場で上記の場面に遭遇することは多い。自分の場合は未だに半分以上ができない。逆に不得意でないことは、教えてもらわなくても、知らん間にできてしまうのである。


 農業の経験が全くないなら、ニューファーマーズ系ならスペシャリスト農家、有機農業系なら有機農家で1年間ほど研修を受けた方がよいかもしれない。これはあまり役に立たず、無茶苦茶でよいから「やりながら、わからない所を教えてもらう」というのが、最も近道だが、農業が白紙だと、どう無茶苦茶にしてよいのかもわからないかも知れない。


 研修を受けるにしても1年が限度と考えた方がよい。準備期間をあまり長く持つのも考え物である。そして、独立してやり始めてから2年(3年もかけれない)ほどで「形にする」ことができなければ、もうタイムリミットと考えた方がよい。どんな世界に進出しても、資格試験をめざすにしても、大切なことは「期限付きで進める」ことだと思う。その期限内に「形にする」ことができなければ、自分には縁がなかったんだと考え、早く次の形態を考えた方がよい。例えば有機農業のワンパックなら、期限内に、野菜がうまく作れるようにならなかったり、必要数の顧客を確保できなかったりした場合である。そんな場合は、田舎暮らしは続ける(サラリーマンへの復帰は困難)にしても、農業以外の収入の道を探す(農業収入もアルバイト収入もあまり変わらない)等である。このへんの判断をすばやくして、だらだらと一つのことに固執してはいけないと思う。


 
 自分は知恵が全く働かないタイプである。右脳だか左脳だか知らないが、どちらかが全く機能してくれない。無人島に取り残されたら、真っ先に死ぬタイプである。終戦後何十年も経過してから、グアム島のジャングルで見つかった横井庄一さんはとても「知恵者」だったんだろうと思う。


 自分の場合は川に魚がいても、


(1)網がないから捕れない


(2)釣竿がないから釣れない


(3)エサがないから釣れない


と考えて発狂するかもしれない。


 横井庄一さんなら


(1)網がないから、網を何とかして作ろう。


(2)竹がないが、釣竿は何を利用して作ろうか


(3)エサに代用できるものはないだろうか


というふうに考え続けるのだろう。


 過疎の山村で住み続けるには、横井庄一さん的な能力があった方が都合がよい。それが全くなければ、


(1)すぐに人に依頼する


(2)手っ取り早くカネで解決する


(3)ずるずるとそのままにして先延ばしする


(4)そういう事態が多く発生するところに住みたくない


というような「悪循環」を繰り返す恐れもある。


 農業も考えてみれば、サラリーマンという船が座礁して無人島に打ち上げられたような状態である。農業の現場では横井庄一さん型が望まれる。でも横井庄一さん型は、作物を作り上げるまでの能力。独立自営業の農業では作り上げた次の段階がまだまだ続くのである。


(1)作物をできるだけ手早に収穫する能力。


(2)ワンパックなら、納品書、送り状等の事務スピード。納品書と現物を間違えないようにして、スピード箱詰め


(3)その前に売り先を探す必要がある(営業力)。


 自分の場合は作り上げるまでの能力で平均点をかなり下げ、収穫作業以降の作業で何とか平均点近くまで取り返し、百姓ボーダーライン上で何とか農業を続けているといった現状である。


  ワンパックを「形にする」のはこれらの総合力である。

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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