あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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初めてのイノシシ襲撃 ①

 昨日、集落の「祷組」の田んぼの草刈に出たら、近所のおばさんから、「○○さんのサツマイモがイノシシにやられたらしい・・・」と聞かされた。


 それを聞いてからショックを受け、草刈が終わった後さっそく田んぼに行き、サツマイモ畑を確認したが、被害はなかった。でも、しばらくはそのことが気にかかり、ちょっと仕事をする気がしなかった。


 まだイノシシに野菜を荒らされたことは1度もないが、今年の春に初めて、竹の子をイノシシにやられたことを認めざるを得ない現実に直面していた。だから、早晩、田んぼにも出てくるかもしれないという潜在的恐怖感をずっと感じていた。


 いままでに友人たちから聞いた話や農業雑誌などの記事を思い出しながら、自分の田んぼで被害にあうとしたら、どんな作物だろうかと、何回も何回もシミュレーションをして見た。直接に被害を受けるとしたら、サツマイモとジャガイモとニンジンとナンキンの4種類だけである。ハーブ類は食べないし、葉物野菜も食べない。キュウリ、ナスビ、ピーマン、オクラの4種類の果菜類も食べない。山芋は作っていない。ヤーコンに関しては好むかどうかはっきりしない。はっきり被害を受ける可能性があると認識したのは、上記の4種類である。このうち、ジャガイモとニンジンは春夏作と秋冬作の2期作であるが、秋冬作のジャガイモは少量しか作付けしないし、春夏作のニンジンも少量しか作付けしない。だからこれらは考慮にいれなくてもすむ。


 つまり、サツマイモ、ナンキン、春夏作のジャガイモ、秋冬作のニンジンの4種類を防御する必要がある。この4種類の内、面積が一番広いのはサツマイモである。挿し木苗を約600本、3アールあまりの田んぼに植えている。ナンキンは2アールほど(24本定植)、春夏作のジャガイモ2アール足らず(種芋16キロ使用)、秋冬作のニンジン2分の1アール(種を1デシリットル使用)の面積である。


 そして、この4種類は、作付けの順番がちょうどうまい具合になっている。つまり、春夏作のジャガイモ(梅雨入りの関係で早生品種しか作らない)の一括収穫は6月12日頃であり、その時期にはまだナンキンが生育途上だから、防御柵をジャガイモからナンキンにまわす。ナンキンの収穫が終わるのは7月下旬頃だから、ナンキンの防御柵をすぐにサツマイモにまわす。7月下旬頃はまだサツマイモは細くて小さい。9月に入ったらサツマイモを掘り始めるが、サツマイモの収穫が終わるのは10月下旬頃で、その頃からニンジンが収穫期に入るので、すぐにその防御柵をニンジンにまわす。


 収穫期に入る前に田んぼを荒らされたら仕方がないが、動物が荒らすのは、たいてい収穫期に入ってからである。この順番通りにいけば、最も面積の広いサツマイモの広さの防御柵を購入すれば、残りの3作物の防御もできる。


  防御するといっても、四面を囲めば、3アールちょっと(長さ35メートル、幅9メートルほど)で、90メートル近くになり、これをトタン板で囲うのはとても面倒である。一応、電気柵のようなものを考えているが、これで本当に防げるのだろうか。電気柵はどれくらいの価格なのか、友人の何人かに聞いてみる必要がある。まだ農業を少なくとも10年は続けるつもりなので、防御の出費は避けられないかもしれないが、10万円以上の出費ならこたえる。だいたいボクは過去に農業への設備投資をほとんどしてきていない。


スタート年に軽四・・・62万


スタートの翌年に物置とトリ小屋・・・43万


9年目の秋に井戸・・・27万


後のものは、管理機、草刈機、エンジンポンプとホースの3つがあるが、どれも10万以下。乗用トラクタは父が買っていた。


 ほとんど投資してきていないと言っても、何も農業のことを知らない人から見ると、かなり投資しているのではないかと思われるかもしれない。でも、農業には最低限これくらいは必要である。


 岡山県南に位置し、国道2号線の南3キロに位置する当地では、まだイノシシの密度はそんなに高くはない。たぶん、はぐれイノシシが数頭、荒らしているだけだろう。でも、実際に被害を受けたら、場所を覚えてしまうので、時々、もしくはシーズンごとに狙われるだろう。設備造作などの設置は特に苦手な作業だが、せざるをえないだろう。でも、今年はもう無理である。泥縄式にはいかない。実際に今年被害を受けたら、いろんな人の話を聞いて、来年以降どうするか決めよう。なんでもだけど半年~1年の準備期間は必要である。すぐにすぐ対応などできない。


 夏に35度を超える日々が続いたり、台風の襲来の頻度が多くなったりと、最近の天候は年々「過激」になっている。加えてイノシシやシカという巨大害獣の被害も年々、身近に迫ってきている。なんか、追い詰められているような気がする。農業本体よりも、天候や害獣という自然界のものに、いらぬ手間ばかり取られていくような気がする。                         

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  • 2013/01/08(火) 21:23:49 |
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水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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