あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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鳥インフルエンザ④

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 12月中旬だというのに、いまだにハクサイにまぶれついて、ぞろぞろ動いている。この害虫の名は「ダイコンサルハムシ」。黒光りしている、気持ち悪い、サイズが大きい。多くの有機農業者を悩ませているアブラナ科野菜だけにくる害虫。みんなどうしているのだろう。数年、周囲にアブラナ科野菜を作付していなかった珍しい田んぼでは発生が少ない。でもアブラナ科野菜を作り続けているうちに、どこからともなくやってくる。200メートルくらいは、ぞろぞろ這って来ると言う。川があっても渡るらしい。こそっと少量作ってもアブラナ科めがけてやってくる。どこかにセンサーでもついているのだろう。去年までの3年間、それほどやられなかったのが不思議なくらい、今年の被害は大きい。来年どうしよう。これだけ発生すれば、来年の秋も必ず大発生する。作付場所を大きく移すか、農薬を使うかのどちらかしかない。作付場所を移すことは負担が大きい。農作業時の移動、肥料をやる時の移動、定期的な見回り(足音が肥やし)の時の移動、そして最大の負担は収穫時の移動。アブラナ科野菜だけ作付場所を移すことはこれだけのデメリットがある。従来からの場所で作るとしたら、どんな農薬をどれくらい散布すれば防げるだろう。来年のアブラナ科野菜の種蒔きや定植期である9月12~14日頃までに、この害虫をどうするか心の中で決着をつけておく必要がある。泥縄式では決してうまくいかない。
 アブラナ科野菜に比べて、ホウレンソウは何ときれいなんだろう。蓚酸がたくさん含まれているから害虫が嫌うのだろうか。来年の9月上旬までに、折に触れて、ダイコンサルハムシの対策を考え続ける必要がある。


 次は前日の続きの鳥インフルエンザです。


(2004年3月9日)
 
浅田農産夫婦が自殺したことが、朝刊に出ていた。カラスも鳥インフルエンザだった。野鳥から検出されたのは、世界で初めてらしい。妻も、今朝の新聞記事を見て弱気になっている。すぐにすぐというわけじゃないけど、やっぱり、止めんとおえんかもしれんよ・・・と言う。長女の就職もあるし、もし我が家が発生源になると、職場(町役場)との関係もあるし・・・。だんだんと、外堀りが、埋められてきたような感じ、というのが今の心境である。たった26羽だから、いつでも止められる。手離そうか、手離すまいか・・・。


 鳥インフルエンザのような病気が身近な問題となった時、飼っている羽数が少なければ少ないほど、小回りがきくし、経済的な打撃も少ない。一昔前は集落のどこの家でも20~30羽ほどのニワトリを飼っていた。何万羽、何十万羽という飼い方は自然でない。こういう飼い方では、あまりにもリスクが大きい。鳥インフルエンザに限らず、ニューカッスル病でも1羽が発病すれば全部にうつるのだから、「薬づけ」も当然となる。現代という時代は、どんな分野においても、大規模化、分業化が進み過ぎている。「食の安全」うんぬんを口にする前に、自分で1度でも、食べ物を生産しようと行動してみるとよくわかる。ネギ1本を生産するにも、都会では土がない。まず土を買い、土を入れる容器を買い、肥料を買い、ネギの苗を買いというふうに、自分で生産できないシステムの中に閉じ込められている。この状態もきわめて不自然である。不自然なのに不自然と思わなくなっている。いつまでも、いつまでも、野菜はスーパーの店頭にあるということが前提となっている。
(1)野菜のほとんどは、今はまだ、土の上で作られている。
(2)世界分業の視点では、野菜は低開発国(貧しい国)で作られる。
(3)野菜の物価は世間の注目を集める。日々の生活必需品は低い価格で安定させておくことが必要になる。
(4)時間回転率(キュウリ1本作るのに約60日かかる)と、設備回転率(キュウリを作っている間は、ハウスあるいは土地は他に転用できない)が悪すぎる。だから、利潤など生み出せない。今の状態(いつでも輸入が可能な状態)では、企業は農業に参入してこない。
(5)低開発国でも、工業が発展すれば、必ず「農業離れ」が進行する。農業と他分野との所得格差があまりに大きすぎるので、農業をしなくなる。これと比例するように、低開発国においても、農産物が不足してくる。
(6)世界分業の視点とは、貧しい国はいつまでも貧しく、豊かな国はいつまでも豊かにという考え方。いつまでも農産物の輸入が途絶えないと考えること自体がおかしい。
(7)かつて、三種の神器(洗濯機、テレビ、冷蔵庫)が、日本の農村の自給自足システムを壊したように、工業先進国は輸出によって、低開発国(貧しい国)の自給自足をかたっぱしから壊していき、大量のストリートチュルドレンを出現させている。


続きは明日



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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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