あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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夕飯のおかず

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 昨日はマルミさんの帰りが遅いのがわかっていたので、夕飯のおかずに「トウガン」を煮ることにした。雨で仕事にならない時やマルミさんの帰りが遅くなる時は、何か1~2品おかずを作っておく。といっても料理にくわしくないので、自分で作るものと言えば、今の時期は、ホウレンソウのおひたし、里芋の煮物、目玉焼きかゆで卵くらいなものである。例年ならこの時期はダイコンを煮ることが多いが、今年は虫害でダイコンが大きくならなかったので、ダイコンの煮物はたまにしかできない。ひんぱんに使うと2月末までになくなってしまう。


 ダイコンの代わりというわけでもないが、トウガンがまだ残っていたので、トウガンを煮ることにした。醤油、砂糖、酒、みりん、だしの素、アゲというシンプルな煮物である。これしか知らないからこういう煮物である。何か食感がダイコンに似ている。トウガンは漢字で書くと冬瓜であり、8月の盛夏が最盛期であるが、食べるのは寒くなってからがおいしい。そんなに煮崩れもしない。


 トウガンは食べたことも見たこともない人が多いかもしれない。あいにく画像がない。ボクも農業を始める前までは、トウガンなど食べたことはなく、スーパーでもあまり見かけず、実物もよく知らなかった。農業を始めると、自分の食べたことがない物や、珍しい物や、おもしろそうな野菜を色々作って見たくなるものである。でも作り始めたのは農業を始めてかなり期間が過ぎてからだった。最初のころはずっとソウメンナンキンを作っていた。これも特殊であるが、湯がすとソーメン状になるナンキンであり三杯酢で食べるとおいしい。ところがこのソウメンナンキンはナンキン以上に病気が早々ときて、その病気がナンキンにうつるような気がして作ることを止めた。その後、ソウメンナンキンに代わるものとしてトウガンが浮上してきた。8月にはナスビが1ヶ月間休みであるし、①タマネギ ②ジャガイモ ③キュウリ ④ピーマン ⑤オクラ ⑥ニンニク、ミョウガ ⑦ナンキン ⑧ニガウリ ⑨エンサイ ⑩ツルムラサキ ⑪青シソ ⑫ハーブティ用ハーブ2種類では、ちょっと箱のスペースが空く。そんな時トウガンがあるとボリューム感があるし、日持ちが断然よい(冬まで保存できるのだから)。


 トウガンはナンキンと同じウリ科野菜であるが、ナンキンより病気には強い。トウガンは高温を好むので、ナンキンより1ヶ月ほど遅らせて蒔く。5月10日頃に蒔いて、タマネギの後地に定植する。ナンキンは7月から、トウガンは8月から収穫が始まるので、ナンキンに病気が来て収量が少なくても、後にトウガンが控えていると思うと精神的に随分と違う。そして天候不順が続いても、1ヶ月ずらすことによって、ナンキンとトウガンの両方が天候不順の影響を受けることはなく、どちらかは成功になるのである。


 トウガンは味が淡白であり、ナンキンほど一般的な野菜ではない。それが証拠に集落ではトウガンはほとんど誰も作っていない。我が家でも昔、カンピョウは作っていたが、トウガンは1度も作ってはいなかった。2~3回ワンパックに入れるだけなら、トウガンは案外喜ばれると思う。いろんな料理法があるし、日持ちがするのがよい。


 昨晩煮たトウガンを今日の昼と晩と合わせて3回食べた。ボクが作った煮物は子供は嫌って食べないので、2日もしくは3日と食べ続けることがある。でも、サトイモの煮物でもダイコンの煮物でもトウガンの煮物でも、あれば昼のおかずに助かるので、定期的に作っている。つまり、サトイモの煮物などはボクの定番であり、マルミさんは作らない。たとえば煮物が一品あれば、あと青物で、ホウレンソウのおひたしかブロッコリーの湯通ししたものとかあればよいし、これに梅干かラッキョがあればもう自分は十分である。魚が食べたければ、サンマかサバを買えばよいし、それも面倒であれば、コロッケとかの惣菜を一品買ってかえればよい。ニワトリを飼っているので、ゆで卵、目玉焼きというレパートリーがあるのもうれしい。この冬はダイコンとハクサイの虫害で漬物を作れないのが辛い。漬物も自分の定番である。簡単で単純な料理しか作れないが、1人になっても、食べることにはそんなに困らないと思う。煮物+おひたし+卵+梅干等+市販物一品、という組み合わせで食べたらよい。


 でもこれができるのは、自分が農業をしているからである。農業をしていなかったら、「おかず」のイメージが湧いてこないと思う。ナンキンの煮物、里芋の煮物、ダイコンの煮物、、ハクサイの煮物、ナスビの煮物は季節季節によく作る煮物である。それだけの単品の煮物であるが、自分にはこれでよい。青物のメニューも、エンサイのおひたし、ツルムラサキのおひたし、オクラの湯通し、ピーマン蒸し、レタス、ホウレンソウのおひたし、ブロッコリーの湯通しという、自分の定番がある。季節季節の煮物と季節季節の青物があって、梅干とラッキョと漬物があって、卵があれば他に何がいるだろう。


 世の奥さん方に言いたいのは、配偶者に台所に立ってもらおうと思うなら、家庭菜園とか、野菜とか、田舎暮らしに興味を仕向けることである。土のないコンクリートの空間で長らく生活していると、食べることがどうしても「機械的」になり「ありがたく頂く」とか「旬を食べる喜び」などはわからない。台所に立つことに興味などもてるはずはないのである。
 次は画像の説明です。ちょっと専門的になりますが、わかりやすく書いたつもりです。

 左の画像はサトイモの防寒です。サトイモは初霜が降りる頃には太い茎を根元から切り、その上にもみがら(すくも)をたっぷりかけておきます。これだけではまだ寒さ対策は不十分なので、すくもの上に稲ワラか枯れ草などを被せておきます。サトイモは10月が旬なので、10月が一番おいしいです。でも一番おいしい10月に一括出荷というわけにはワンパックの場合できないので、11月、12月、1月、2月と少しずつ少しずつ出荷していきます。その間に寒さにあたったり、いらぬ水分を吸収したりして、味の方も少しずつ少しずつ劣化していきます。これは仕方のないことです。家庭菜園の場合でも、そういう食べ方ですから。画像にまた、デジカメで撮っている自分の影絵が写ってしまった。まだカメラの扱いがよくわかっていない。


 近所に稲作農家がいて、もみがら(すくも)や稲ワラ(稲ワラは有料)がもらえるのは、とてもありがたいことです。もみがらは、ニワトリの床の下敷きにもよいし、巣箱の中に入れておくとタマゴが割れないし、このような防寒にも役立つ。年が明けたら軽四に、4~5杯もらってきて、クン炭(焼きすくも)を作る。苗床にはこのクン炭がとても有用である。自分は7反(70アール)ほどを稲作農家に委託して米を作ってもらっています。父の死後すぐに稲作を止めた理由は、道具(機械)が苦手だったことと、買い替えの時期が来ていた稲作の農具が高すぎて買えなかったからです。委託農家は親戚ですが、小作料として年間4俵もらっています。これもとてもありがたいです。4俵あれば、ちょうど我が家の1年分の食べ量(4人家族)です。1俵=60キロです。我が家は1人が1年にちょうど60キロ食べている計算です。この方はすでに70才をまわっているので、いつまで元気に稲作を作り続けてもらえるかわかりませんが、作ってもらえなくなったら、もう集落で他に作ってくれる人はいない(60才以下で稲作をしている人は集落に1人もいない)ので、70アールの田んぼの管理(1年に2~3回の耕運と、畦の草刈)をしなければならなくなる。


 真ん中の画像は畝が3列ありますが、ピーマン22本、ナスビ44本、エンサイ80株、青シソ24本、ツルムラサキ(70株の内の10株)を植えていました。画像の手前の部分は枯れた青シソの「木」です。青シソも収穫末期の9月中旬頃には「木」のようになるので、ノコで地際から切り倒しておいて、よく乾いたら焼きます。青シソは翌年の5月上旬頃には、こぼれ種からいっぱい芽生えてくるので、それをきちんとした場所に定植します。こぼれ種から芽生えたのを定植するのは、全作物を通して青シソと赤シソ(梅漬け用に少々定植)だけです。ピーマンは1列、ナスビは2列ですが、ナスビの1列には、株間にグリンピースを蒔いています。今5センチほどに伸びています。黒マルチをしておくと、後作にエンドウ類を蒔く場合にとても便利です。ナスビの足元もしくは株間に種を落とすだけで終わりです。マルチをしていたらベッド(畝)は踏んでいないのでふかふかだし、保水力もあるので、後作は不耕起栽培も可能です。エンドウ類はマメ科なので肥料もあまりいらないので、後は支柱を立てるだけです。キュウリネットで十分です。キュウリネットだけでは倒れやすいので、支柱と支柱との間を50センチ、1メートルの高さの2箇所を紐で結んでおくと横に倒れないです。


 右の画像は、オクラの後作にスナップエンドウを、ツルムラサキの後作にエンドウを蒔いているのですが、これも芽が5センチほどに伸びています。畝幅は150センチありますが、3列ある真ん中の1列は空けています。エンドウ類はおごるので、150センチ幅あっても2条に植えると、間の通路に入れなくなるくらいおごります。11月9日に蒔いたのですが、今年は暖冬で成長が促進されてしまいました。中途半端に大きくなると、大寒の頃の寒さで寒害が出る恐れがあります。



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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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