あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

収穫風景 ②

 昨日、出荷の日は15種類ほどを収穫すると書いたが、15種類とは、野菜とハーブを合わせた種類である。


 野菜は(1)キュウリ (2)ナスビ (3)ピーマン (4)オクラ (5)ニガウリ (6)エンサイ (7)ツルムラサキ (8)青シソ


 ハーブは(1)レモンバーム (2)レモンバーベナ (3)レモングラス (4)タイム類 (5)ミント類 (6)セイジ (7)ローズマリー (8)イタリアンパセリ (9)スイートバジル


 ハーブのことをよく知らない人は、どういう格好をした作物かちょっと想像できないと思いますが、ハーブは、ニラや青シソ、ニンニク、ミョウガのような風味(香味)野菜と覚えておいて下さい。違うのは和風料理で使うか、イタリア料理やフランス料理で使うかの違いであり、イタリア料理店やフランス料理店で主に使う風味(香味)野菜を一般にハーブと呼んでいます。和風ハーブは主に日本原産であり、欧風ハーブは主に地中海沿岸地域が原産です。


 ハーブはたくさん使うものではなく、料理のアクセントや引き立て役、風味付けに用いられます。種類は100種類を軽く超えて200種類以上もあるようですが、上記9種類にプラス(1)ロケット(2)ディル (3)チャービルを合わせた12種類をマスターしておけば、ハーブの90%をカバーしたも同然です。今後、逐次説明しますので、今は、ハーブは12種類だけマスターすればいいんだと丸暗記して下さい。野菜に比べて病気や害虫が少ない「葉野菜」です。


 野菜は8種類と書きましたが、7月25日~8月いっぱいの約35日間は、ナスビの枝を更新(強く切り戻す)にかけていて、実際はナスビの収穫はないので、正確には7種類です。ハーブは注文制であり、注文があった場合だけ収穫します。平均して7~8種類は収穫します。だから、野菜とハーブを合わせて15種類になります。


 15種類を、遅くとも8時15分頃までに収穫してしまわなければならないので、出荷の日の朝はとても忙しいです。野菜は収穫の適期がきていれば、その日の出荷軒数の多い少ないにかかわらず、すべて収穫しておかないと、作物体に負担がかかってしまうので、原則、すべて収穫します。だから、植える時に「何本定植するか」がボクの場合はとても重要な暗記事項になってきます。自分の農業形態ではこれは特に大切な暗記事項です。キュウリ(キュウリだけは4回蒔くが、1回につき12本~13本)、ナスビ44本、ピーマン22本、オクラ100穴(1箇所3~4本立てだから、約350本)、ニガウリ6~7本、エンサイ80株 ツルムラサキ66株(1箇所2本立てだから132本)、青シソ24本。


 上記のような本数だと、キュウリやニガウリは収穫に5分とかからない。ナスビやピーマンは5~8分かかる。青シソも5分とかからない。オクラとエンサイとツルムラサキの3種類は10~15分かかる。平均すると1種類が10分くらいである。これ以上収穫に時間がかかると、ハーブの収穫にしわ寄せがくる。


 ハーブはスイートバジルの収穫に30~50分(その日の注文数によって、かなり収穫時間数が変動する)。ミント類(スペアミントとブラックミント)の収穫はちょっと時間がかかって10~15分。だから他のハーブは収穫に5分もかけれない。


 農作業のうち何が一番えらい(しんどい)かというと、まさにこの収穫作業が最もハードな農作業と言える。他の農作業は「マイペース」でできても、出荷の朝の収穫作業はマイペースではできない。時間との戦いである。これが肉体的にきつい。しかも、夏場は早朝5時10分には起きなければ、お天道様が照りつける。でもボクの田んぼは山のねきにあるので、山がじゃまをして、朝陽のあたる時間が比較的遅い。これが平野部だったら、午前4時代に起きなければ、野菜やハーブがすぐにしおれてしまうのではなかろうか。


 出荷の日は他に農作業をする時間が取れない。夕方にエンジンポンプで井戸水(田んぼに井戸を掘っている)を散水するくらいである。夏場以外は収穫のスタート時間が少し遅いので、もちろん他の農作業はできない。収穫は月、水、金だから、週の内、農作業のできる日数は残りの4日間しかない。もちろん農休日など取る時間的余裕は5月~12月の8ヶ月間はない。週4日間は農作業ができるといっても、雨の日や強い雨の翌日とか、集落の出仕事や集落の葬儀や急な用事等が入ると農作業ができない。だから、正味、週の農作業日数は「3日間」と言える。なんと、週に3日間しか農作業の時間がとれない。


 やはりワンパック宅配という農業形態自体に欠陥があると言えるかもしれない。ワンパック宅配形態では農作業のほぼ半分が収穫出荷作業にとられてしまう。他の農業形態では、こうも収穫出荷に時間がとられていないように思う。

スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://terayama.blog57.fc2.com/tb.php/11-7d1104f5
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
このページのトップへ

FC2Ad

プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

QRコード

QRコード

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。