あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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ワンパック宅配の問題点

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 ニワトリが大好きです。30羽だからかわいいのだろう。これより多くなってもよくないし、これより少なすぎてもいけない。
 鳥インフルエンザは自分には関係ないです。四面オール開放の金網鶏舎、真冬でも朝8時過ぎには太陽の光が鶏舎内に差し込む。ふんだんに与えている野菜クズや雑草。メンドリの負担にならないように少食主義。問題があるとしたら唯一「少量の購入エサ」である。
 もし自分の飼っているニワトリが鳥インフルエンザの発生源になるとしたら、日本全国、どのような飼い方をしているニワトリも、より大きな危機に直面するだろう。自分のニワトリは他のどんなニワトリよりも抵抗力があると思う。ほとんどのニワトリは命である「口ばし」をデービークされているが、自分のニワトリは生まれた時の口ばしなので、硬いナンキンでも突付いて食べる。ヒヨコで購入して1年と半年がくるが、まだ1羽も死んでいない。青菜がたっぷりなので、羽がとてもきれいである。


 昨日、営業のことを書いたが、ワンパック宅配は顧客を獲得することがむずかしい。やっとの思いで獲得した顧客も長続きはしてくれません。でも考えて見れば、小学校3年生だった子供も10年たてば高校を卒業する年になります。10年という歳月は家族構成の変化をもたらします。家族が3~4人の時はワンパックを購入してくれても、家族が1~2人になると、同じように買ってくれるかどうか微妙です。だから、ワンパック宅配の場合は、永遠に営業の臨戦態勢をとり続けておく必要があります。一時期、顧客がいっぱいになっても、1年も経過しないうちに減ってきます。まあ、顧客がいっぱいになるという「うれしい悲鳴」は、たかだか50軒の顧客が目標だとしても、はっきり言って難しいです。


 ワンパック宅配は、野菜を作る上で無農薬という不安定を背負い、売る上でも顧客がいつも不安定という現実を背負うことになります。だからワンパック宅配を始めても、誰も長続きしないのです。ボクは岡山県下でワンパック宅配をしている人を10人も知りません。多分、現役世代でワンパック宅配をしている人は県下で20人もいないでしょう。農業を始める現役世代は岡山県では年間に100~150人ほどですから、ワンパックを始める人が今後ともそんなに増えることはないでしょう。ボクは16年ほどワンパック宅配だけをやってきましたが、この農業形態には否定的です。途中で必死に、この農業形態からの脱却を試みましたが、自分には能力的な壁がどうしても破れませんでした。ボクの農業人生は後10年ほどだと思うので、今の農業形態を続けていかざるをえません。なぜこの農業形態に否定的かというと、子供でもできる算数計算からです。農業を一人ですると、1回の出荷で8軒ほどしか送ることができません。1回に10軒送るのはちょっと肉体的にきついです。8軒とすると、月、水、金と週に3回送るとすると、1週間に24パック送る計算になります。月間では24×4週=96パック。つまり、月間で約100パック送れる計算になります。ワンパックの平均価格が送料込みで3200円とすると、3200円の中での自分の取り分は、送料とケース代合わせて800円(顧客負担だが立替払い)を引くと2400円。そのうち、野菜を作るための種代等の経費が3分の1かかる(少なく見積もって)とすると800円。2400円-800円=1600円。つまり、自分の正味取り分は1600円×100パック=16万円。3月、4月は野菜が最も少ない時期だから送れないとすると、年間10ヶ月の発送で、16万円×10ヶ月=160万円にしかならない。でもこの計算は、顧客が安定していて、1週間に24~25パックを安定的に送れるという仮定のもとでの計算です。160万円×8掛け=128万円。つまりワンパック宅配では、どんなにがんばってみたところで120~130万の世界なのです。この数字を頭に叩き込んでおいて欲しいのです。だからワンパック宅配では食べていけないのです。だからワンパック宅配を始めた人が、この農業形態からの脱出を試みるのです。「言い事は米櫃(とびつ)から」という言葉を昔の農家の人はよく使いましたが、言い争いは収入が少なくなった時に生じます。


 我が家の収入はあべこべです。ボクがパート収入、マルミさんが世帯主収入(たいした金額ではありませんが)といったところです。農業形態の変更ができなかったのは、この点に「甘えの構造」があったのかも知れません。マルミさんが定職を持っていなかったら、農業界からとっくに「淘汰」されていたはずです。


 ボクは野菜をそんなに安く売っているわけではありません。つい最近送ったワンパック3200円から送料800円を差し引いた2400円の内訳は、ピーマン350g(200円)、里芋1キロ(400円)、トウ立ちしたレタス2個(250円)、イタリアンパセリ100グラムとユズ2個(150円)、ニンジン1キロ(250円)、ネギ1株(100円)、シュンギク2株(200円)、サツマイモ普通種1キロ(300円)、サツマイモ紫種1キロ(300円)、ホウレンソウ450g(250円)、他にサービス品として小粒ジャガイモ少々とハーブティ用ハーブ2種類。以上の合計で2400円。


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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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