あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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倉敷のMさんを訪問

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 今日は倉敷のMさんを訪問した。2日連続の外出である。ちょっと疲れているんだと思う。無性に同じ農業仲間を訪問したくなった。この土日は天気予報で雨だったので、数日前に電話を入れておいた。雨で、家の中でぼう~っとしたり、パソコンをするのだけは避けようと思った。たまには日常から脱出した行動をしないと、心身が退化してしまう。1年に1回訪問するだけだが、いつもMさんからはパワーをもらえる。
 Mさんは、稲作を10ヘクタールとニワトリを300羽~400羽ほど飼っている。そのかたわら、もう10年間も「倉敷オンブズマンの会長」をしている。オンブズマンを10年も続けているという行動力には、本当に頭が下がる。新しい人が誰も加わって応援してくれないし、Mさん以外の8人は60才を越えていて、誰からも圧力のかからない立場の人らしい。サラリーマンだとオンブズマンにはなってもらえないという。
 ニワトリはあまり収入にはならないし、稲作も10ヘクタール作って、大卒の初任給ほどにしかならないと言われる。稲作を全然知らない人にとっては「10ヘクタール」という規模がどれくらいの規模かちょっと想像ができないかもしれませんが、生産者米価の値下がりで、稲作農家は壊滅的な打撃を受けていると思う。でもMさんは続けるだろう。誰もしなくなった地域の田んぼを一手に引き受けて稲作をしている。地域の人がタマゴを買いに来てくれるし、タマゴがあまった時には地域の人に無料であげると言われる。そして、家庭菜園をしている人で鶏糞が欲しいと言われる人にはいくらでも無料であげている。そうしたら農繁期などに地域の人が手伝いに来てくれるらしい。そんなよい関係が地域の人との間でできあがっている。これはMさんの人格のなせるわざである。稲作をしている人の誰もがMさんと同じようにできるわけではない。むしろ例外であろう。そして、秋のお月見や、年末の餅つきに地域の人を招待するらしい。人がなかなかできないことをしている。


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 Mさんも器用な人である。このログハウスはMさんの手作りである。以前、デザイン関係の仕事をされていたらしいが、ログハウスの隣の資材置き場のトタン板にも何やらペンキの絵がある。右の画像のログハウスの入り口には、「唯農塾」という看板がある。唯農という意味を今までに何回か聞いたことがあるのに思い出せない。ログハウスの斜め前が鶏舎である。これもMさんの手作りである。1列目の真ん中の画像にも、溶接して作ったと言われるニワトリやらロバなどの動物が、ニワトリのフェンスの上に置かれている。遊び心いっぱいの人である。乗用トラクタやコンバイン等を収納する倉庫も自分で作っているし、コンバイン等の簡単な修理ならできると言われる。世の中には才能豊かな人もいるものである。これらのことが全く不得意でも、ボクは自分を卑下したりしない。得意不得意は人それぞれの「個性」だと思うからである。いくら才能豊かでも、その才能はその人にだけ役立つものであり、他人に役立つことは全くない。だから他人の才能をうらやんだり、嫉妬してみたりしたところで、時間の無駄である。それよりもオンリーワンだけをめざした方がよいし、「一念自身をみるにしかず」という言葉を実践した方がよいのである。ボクはMさんをとても尊敬し、話を聞かせてもらい、いつも限りないパワーをもらっているが、それはMさんが「倉敷オンブズマン」の会長として絶えず戦い続けているからである。だから1年に1回はMさんに会いたいと思う。気分の沈んでいる時は特に・・・。毎日8時過ぎに寝て午前2時過ぎに起きて、早朝の3時間ほど、オンブズマン関係の書類を読んだり書き物をするという壮絶な生き様である。
 Mさんもあまり「金儲け」が得意ではない。それよりも「金儲け」にあまりこだわっていない。前職の方がはるかに収入はよいだろうが、それをあっさりとふって農業に転身している。農業に転身した年齢も農業キャリアも自分と全く同じである。今は廃刊になったが「百姓天国」という雑誌で知った。Mさんも長らく「松島遊楽園だより」というミニコミを出していた。始めて訪問した時はまだ、このログハウスは基礎の丸太が2~3本並べられていただけだった。

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 左の画面の前方に見えるのは川崎医療福祉大である。倉敷市街地に近いが、鶏舎の前方には、真ん中の画像のように田んぼが広がっている。右の画像はMさんの家庭菜園である。


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 左は乗用トラクタ、真ん中はコンバインと乾燥が終わったモミを保存する収納庫。収納庫はMさんが作ったらしい。見上げるような構築物である。出荷まじかの米袋。こんなにがんばっても大卒の初任給ほどにもならないとしたら、あなたはこの国の農業をどう思われますか。

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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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