あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

メタンガス発生装置

 「山村の個人でできる事はバイオマスの応用だと思いますが、家庭で使用できる器具はごみ処理器の堆肥作り以外、製品化したものは思いつきません。ほかにありましたらとりあげて見てください」
 こんなコメントを頂いたので、少し具体的に書かせて頂きます。

 10年ほど前から、現代農業という雑誌に「メタンガス発生装置」のことが時々取り上げられるようになった。バイオガスキャラバン隊の、確か、桑原さんという方が各地で指導されていたようです。
 
 自分がメタンガス発生装置のことを知ったのは、Kさんが独力で作り上げられたのを見てからです。そんなに難しい装置ではなく、比較的簡単に、あまり費用もかけずに作れるようです。

 台所でプロパンガスの代わりにメタンガスを使われています。プロパンガスは費用がかかりますが、メタンガスは自家発電なので費用はかかりません。ただ、メタン菌は冬場はほとんど活動してくれず、12月、1月、2月はメタンガスの出はかなり少なく、プロパンガスと併用されているようです。

 兵庫県朝来市和田山町朝日863−2 大森ケンタさん
 ☎079−670−2171
は、もっと簡易な方法でメタンガス発生装置を稼動されているようです。10年以上前に訪ねてから行っていないのですが、ミニコミに絵がのっていました。

 現在は、どこの県でも、何人かはこのメタンガス発生装置を作られていると思います。この装置は有機農業や自給自足的生活をされている方が主に利用しているので、もし興味があれば、日本有機農業研究会(リンク参照)の事務局(東京)に☎すれば、お近くの県の方を紹介してくれると思います。

 数多くのメタンガス発生装置を見て、よく話を聞いてから、気に入れば、作られたらよいと思います。

 自分の場合、家の近くで作るわけにはいかず、装置のシステムも何回聞いても理解できず(理科的センスゼロなので)、肥料としてのみ使っています。

 要するに、水、野菜クズ、雑草、人糞、動物糞、米ヌカ等を投入するとメタンガスが発生し、そのガスをプロパンガスの代用とし、残った廃液が肥料になります。

 自分の500リットルのタンクで、果たしてメタンガスがどれくらい発生しているかの知らないが、多分これでは、ほとんどガスは出ていないと思う。ガスとして逃げない分、肥料効果も高いのでは。

 Kさんを紹介できればいいのですが、名前も住所も出さないように言われているのでご理解下さい。

 別に新しいシステムではなく、プロパンガスが普及する前には、先進農家の間で、メタンガスが使われていたようです。

 中国やインドでは随分昔からすでに利用していて、最近のエネルギー問題から、急に脚光を浴びるようになり、急激に普及しているらしい。

 日本のような住宅事情では、田舎でもなかなかこのシステムは作れないように思う。人家のまばらな山村に適したシステムと思う。


 
 次は、家から出る生ゴミについてですが、自分は果樹の根元に捨てている。
(1)堆肥にはしていない。手間だから。
(2)10日ほどで、生ゴミのバケツがいっぱいになったら捨てる。
(3)ダイコンの頭やへた、ニンジンの頭やへた、キャベツの芯、お茶の出がらし等なので、ニワトリにやったりしない。
(4)炊飯器のご飯粒なども出るが、ファミリーフレッシュのような合成洗剤を使っているので、水でよく洗い流しても、流し場のものはニワトリに与えない。
(5)ニワトリに与えるのは、テーブルの上の食べ残りだけである。
(6)果樹の根元に捨てると、カラスのエサ場になるが、カラスが喜ぶ生ゴミはごく少量。
(7)カネを出して生ゴミ処理機など買わない。必要ないから。 
(8)メタン菌液肥を利用するようになってから、堆肥など作ったことがない。
(9)メタン菌液肥は、人にはあまり勧めない。臭うし、施す時に担ぐので、これがちょっと重労働。他人の最も良い方法が、自分にも最もよい方法であることは少ない。

 
 土着菌のことを少し勉強しかけたが、あまり身体が動いてくれなかった。土着菌は自分にとって、一部苦手な作業があった。

 メタン菌液肥を利用するようになってから、肥料に関しては卒業状態になっている。

 
 
 昨日の夕飯の画像で気付かれたかも知れませんが、デジカメが壊れた。湯気でくもるので、レンズをティッシュで拭いていたら傷がついたようである。
 
 毎日のようにデジカメを使うようになってまだ1年ほどであるが、結構ハードに使ったので、元は取れたと思う。フジフィルムのファインピックスF460という機種だったが、これを選んでくれた店員さんに心から感謝したいくらい、よく手に馴染んでくれた。生まれてこの方、カメラなるものを買ったのはデジカメが始めてだった。

 最近の生活はブログが最優先になっているので、さっそく今日買いに行った。メカに弱いので、買うのなら慣れた機種がいいと思い、同じフジフィルムのファインピックスZ100を買った。27800円也。ピクチャーカードが2980円したので、合計30780円。前回のファインピックスF460は23500円しているので、少しグレードアップ。
 
 ブログの更新も結構高くつく。デジカメ代、ピクチャーカード代、パソコン教室代、新聞3紙、ネタのための外出代。
 毎日使ったら、デジカメは1年ほどしか持たないのだろうか。

 よくなっているのはFC2ブログ。旧管理画面の時は、入力中に指が他のキーボードに触れて突然データが消えてしまうことが度々あったが、新管理画面になってからは、まだ一度もそれがなく、システムが安定しているように思う。プレビューの画面と公開の画面が同じになったのも、とても助かる。

 下の画像は今日買ったデジカメで写した。 

 
2008_01312008年1月31日0034

(今日の夕飯)
うどん・・・市販の天ぷら、ホウレンソウ
ハクサイ・・・卵とじ風



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エネルギーと食の自給

 今こそ、日本社会の土台となるエネルギーの枠組みを変えるときだ。大発電所だけを頼みの綱とする集中型のエネルギー供給を、少しずつでも分散型に切り替えていかなければならないという記事が朝日新聞の社説に載っていた。そして、
(1)屋根の太陽光発電
(2)バイオガス(メタンガス)発電
(3)風力発電
(4)水力発電
(5)地熱発電
(6)水素と酸素で発電する燃料電池
等が書いてあった。
 
 インドではバイオマスが400万近くあり、インド全体のエネルギー供給に占める比率は29%。
 
 中国では、全国でメタンガスを利用している農家は2006年までで2200万世帯に上がり、2010年までに 4000万世帯に増やす計画だ。
 
 ひるがえって、日本の場合はどうだろう。原子力発電を増やし、火力発電によるCO2排出を抑えようとしている。

 インドや中国は、より自然なやり方にして、かつ「個人レベルでの」エネルギーの自給自足をめざそうとしている。
 
 日本は逆に数箇所の原子力に集中させようとしている。新潟県中越沖地震の例もあるように、地震が多いので危険である。

 ニワトリでもそうである。鳥インフルエンザには、30羽養鶏(個人レベル)で防いだ方がよい(危険分散)と思うが、現在の日本では10万〜100万羽単位で飼育する企業養鶏が主体である。
 
 一箇所で10万羽飼っていて、1羽が鳥インフルエンザにかかると、全て屠殺処分になる。だから安全のために、抗菌剤や各種消毒剤がより多投されるようになる。

 エネルギーにしろ、ニワトリにしろ、個人レベルでの自給自足に戻した方がよい。ニワトリなら、家から出る生ゴミや野菜くずがニワトリのエサになり、卵と鶏肉を自給できる。

 二酸化炭素の排出削減は、昔帰り(過去帰り)である。現に日本はこれからの5年間、1990年比で、毎年6%減らすことが義務付けられている。

 エネルギーは個人レベルのメタンガス発生装置。ニワトリで卵と肉の自給。これが本当の意味での危険分散であり、脱温暖化の最善策である。地球温暖化を防ぐには、「エネルギー」と「食」を、個人個人の生活の位置にまで戻す必要がある。

 日本のように、一箇所集中型の原子力発電や10〜100万羽養鶏では、ますます温暖化を助長してしまうし、近未来の食糧危機に対応できない。個人のレベルで地球温暖化や飢餓を考えざるをえないような仕組みに持って行く必要がある。

 昔がえり、過去がえり、二酸化炭素も昔がえり。

 資本主義は、大規模化、機械化、分業化だった。それを、小規模、手作業、百姓(百の仕事をする、分業でなく多業)にカムバックしていく必要がある。

 50年前に戻すことは、後退ではなく前進である。

 
 
 JAの広報誌に、「農家の皆様へ」と言うパンフレットが入っていた。
『米の需給バランスが崩れ、過剰生産の状況が続き、その結果、米価が低下し、農家の経営が不安定となっています。農家の経営安定と水田農業の活性化のためには、米価の安定を図ることが重要です。そのため、20年度産米の生産においては、過剰作付を解消し、確実に生産調整を達成していくことが求められています。
 そこで、国では「地域水田農業活性化緊急対策」を実施して、生産調整をさらに拡大しようとする農家に対して交付金を交付することになりました。生産調整達成のため、是非活用下さい』

(1)米の値段が安すぎる。生産者米価が60キロ、1万2千円ほどの現在のような状態が続いたら、稲作農家が集落からなくなってしまう。
(2)地域から稲作風景が消えたら、田舎が田舎でなくなる。
(3)野菜なら、止めてもすぐにまた始めることができるが、稲作は、いったん手放すと復帰が難しいと思う。
(4)コンバインや田植え機など、次に買い替えの必要が迫られたら、もう新たな購入は止めて、稲作を止めようと考えている人が多い。
(5)用水路は、稲作をする人が多ければ多いほど、よく管理される。稲作をする人がいなくなったら、単なる排水路になる。
(6)野菜は輸入野菜との競合の場に立たせておいても仕方がないが、主食の稲作に関しては、生産者米価が60キロ、2万円を下回れば、差額は国が補償するくらいの補助があってもいいと思う。それくらい稲作は重要だと思う。

 
2008_01302008年1月30日0096

(今日の夕飯)
サトイモの煮物・・・シイタケ、アゲ
ホウレンソウのおひたし
魚(バリ)

 ホウレンソウのおひたしばっかり食べているが、不思議と飽きがこない。ポパイ?ブロッコリーの湯通しよりおいしい。
 サトイモの煮物も定番になっている。ダイコンの煮物、ハクサイの水炊き、サトイモの煮物を交互に作っている。というか、自分はこの3種類しか料理を知らない。この3種類も飽きがこない。

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ワンパック宅配の手取り収入は

2008_01292008年1月29日00182008_01292008年1月29日0052 

 雪がまた積もった。年に2回も積もることはほとんどなかったのに。
 お隣の中国でも、中南部で歴史的な寒波に襲われているらしい。
 地球温暖化の影響は、 豪雨になったり、干ばつになったり、夏は異常に暑く、冬は異常に寒いといった気象になるらしい。

 夢の架け橋(瀬戸大橋)20年
 思わぬ現実、開通前より衰退「なぜ」という記事が山陽新聞に載っていた。それによると与島では、開通前の1985年には570人いた人口が、20年を経た2005年には、142人に減った。小学校、中学校も廃校になったらしい。
 四国側の玄関口・坂出市の商店街の人通りは20年前の半分以下に減り、空き店舗が目立つ。一方、坂出市の対岸、倉敷市児島地区も人口の減り方が際立つと書いていた。

 夢の架け橋だったのに、どうしてこういうことになったのだろう。そういう自分も20年間でこの橋を利用したのは、列車で行った去年の祖谷温泉1回のみ。


 
 ブドウとかトマトを専門にやっている人を見ると、「農業は技術」と思う。こういう技術力のある人は、農業でも何とか食べていけるようである。

 自分は技術が弱い。そして、何年経過しても技術力が上がっていかない。家庭菜園レベルである。
 
 仮に技術力があっても、家庭菜園の人の、せいぜい1.2倍ほどの収量しか取れないから、余り差はない。差が出るのは上記のピオーネとかトマトのような作物である。
 
 有機農業は農薬をほとんど使わないのだから、仮に技術力のある有機農業者でも、害虫や病気の発生に遭遇すると、どうすることもできない。

 一般に技術力とは、農薬や化学肥料も使って、それなりの収量を上げる慣行農法の農業者のことをいう場合が多い。

 技術はほとんど上がらなかったが、楽しく農業ができていれば、それでいいのかなと思う。努力してもできないものはできない。すでに自分の場合は、得意な農作業だけで手がいっぱいであり、不得意なことをする時間的余裕はない。
 春夏秋冬の野菜の作付本数や荷姿は何度もシミュレーションができている。

春夏作          秋冬作

(1)タマネギ       (1)ハクサイ
(2)ジャガイモ     (2)キャベツ
              (3)ダイコン
(3)キュウリ      (4)カブ
(4)ナスビ
(5)ピーマン      (5)ニンジン
(6)オクラ        (6)サトイモ

(7)ナンキン      (7)ネギ
(8)ニガウリ      (8)シュンギク
(9)トウガン      (9)ホウレンソウ

(10)エンサイ     (10)秋ジャガイモ
(11)ツルムラサキ  (11)レタス→ブロッコリ
(12)青シソ      (12)サツマイモ→ヤーコン

ワンパック平均3200円
週に3回出荷、月、水、金
1日平均7パック→週平均20パック→月平均80パック
3200円−800円(運賃・箱代)=2400円
2400円×80パック×10ヶ月=192万円
192万円−約70万円(総経費)=122万円

 ワンパック宅配の農業形態では、よく稼げても122万円ほどである。しかし実際は手取り100万にもならない。理由は
(1)ワンパック3200円で送ろうと思えば、1種類も失敗できない。
(2)1週間に20パック送れるかどうかは不確実である。収穫できた野菜の量的な問題と、顧客の出入の問題。
(3)総経費が70万で納まるかどうかも不確実である。
(4)1日平均8パックを送るのは、労力的にきつい。

 ワンパック宅配の農業形態を選択すると、100万円ほどにしかならないということを覚えておいて下さい。こんなに少なくては生活できないと思えば、ワンパック宅配以外の農業形態を選択する必要がある。
(1)スタートする前、いろんな農業形態を考えたが、ワンパック宅配の農業形態しかできそうに思えなかった。
(2)少なくとも手取り150万くらいにはなるだろうと想像したが、それはかなり甘い予想だった。
(3)カネもなかったので、元手のかかる(初期投資の大きい)農業形態は選択できなかった。有機農業は最も元手が少なくてすむ。
(4)借金(借り入れ)すると、農業収入では払えないと思った。
(5)ワンパック宅配形態にするには、有機農業に近い形にする必要があった。
(6)有機農業は他の農業形態と比較して、能力が低くてもできる。理由は放任栽培だから。
(7)ワンパック宅配形態では、直接の顧客をつかむ営業力が必要になる。地元の顧客だけでなく、県外の顧客も並行して探した方がよい。
(8)地元は軽四で引き売りしながら顧客を探した。
(9)県外は、業務用は電話営業1本で攻め、個人客は親戚や友人、知人に紹介を依頼した。その後は口コミが頼りだった。
(10)朝市や道の駅へ出荷する場合、手数料としてたいてい15〜20%が取られる。同業者と競争になる場合もある。売れ残ったら処分せざるをえない。これよりワンパック宅配の方が有利だと思う。



2008_01292008年1月29日0062

(今日の夕飯)
ハクサイの水炊き・・・豆腐、シイタケ、鰯団子、豚肉少々



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農協とは

 時刻は7時半。すぐそばにストーブがあるが、あまり暖かくない。ホームコタツを机にしているから、コタツの下に敷物をして、コタツに覆いをして電源を入れれば暖かくなるのに、それができない。新聞や郵便物や雑誌が雑然と散らばっているので、これを片付けて、ちょっと掃除してなどと考えると、すぐに1〜2時間かかりそうで、そんな時間がとれない。多分、今のままで春がきてしまうだろう。

 ブログネタは新聞3紙から拾っている。3紙読むには1時間ほどかかる。ネタになりそうな記事は、蛍光ペンで印をつけたり、ハサミで切り抜きしたりしておく。

 それでも、日によっては新聞からネタが拾えないこともある。書くことが思い浮かばなくても、とにかくパソコン画面に向かって何か書き始める。
 全く知らなかった作家であるが、朝日新聞に「佐伯泰英」という作家が大きく取り上げられていた。その中に「あらかじめ頭の中にシナリオやコンテが無い時でも、とりあえず何か書いていく・・・書いていくうちに先が浮かんでくるんです」と書かれていて、それが大いに参考になった。

 

 農業新聞には、ほとんど毎日のように害獣に関する記事がある。昨日の新聞に、集落ぐるみでGPS機能付きの携帯電話でサルの侵入をなくした三重県亀山市の事例が紹介されていた。
 サル対策には「モンキードッグ」を導入している地域もあり、徳島県三好市では犬が活躍している。ただ、モンキードッグの育成には一匹あたり20万円近くかかるらしい。サル害対策は防護柵だけでは難しいと言われる。

 自分の場合、農業スタート時点の害獣はカラスとタヌキだけだった。大きな被害は、最初に導入したニワトリがハトほどの大きさの時、トリ小屋の地面の下から侵入され、一晩で36羽のニワトリが全滅した。スイカも30個ほどが全て割られた経験がある。
 
 トリ小屋は周囲の基礎をブロックでやり直してから被害を受けていない。スイカ(自給用)とトマト(自給用)はその後タヌキとカラスの防御をするようになった。トウモロコシ、キンウリ、イチゴは防御が手間で、作ることをまもなく止めた。

 その後、シカが出るようになったが、シカには大きな被害を受けていない。一昨年からイノシシが出るようになった。近所の家庭菜園のサツマイモがやられた翌日、電柵を設置して防いだ。今後ますますイノシシの被害が増えると想像すると、農業が継続できるだろうかと考えてしまう。


 
農協へは一度も出荷したことがない。
農協から一度も農業指導を受けたことが無い。
農協で農業資材を買うことはほとんどない。
農協では、コゴメがなくなったとき飼料を買うくらいである。
農協の火災保険や自動車保険に入っている。
農協の普通預金からの自動落ちも少しある。
農協とは他につきあいはない。


 農協へ出荷しようにも、一種類をたくさん作っていないので、農協の出荷基準に自分の野菜があわない。

 農協に全く出荷していないのに、農協から営農指導を受けるのは気がひけた。というよりも、指導を受けるなら、指導員ではなく、同じ農業者に尋ねようと思った。

 自分が農業を始めた頃、農協以外に、近くに農業資材を売る店が何軒もできた。値段を比較すると農協より安く思えたので、資材はほとんど農協では買わなかった。 ただ、ニワトリの飼料は、農協以外では近くに売っている店がなかった。

 火災保険や自動車保険は随分以前から農協の保険に入っているので、変えるのが面倒だった。

 普通預金の自動落ちの電気代、電話代、新聞代等は他の銀行預金から落ちるような手続きをとった。ただ、農協関連のものもあるので、農協の自動落ちを止めるわけにはいかなかった。

 思えばこの18年間、農協とほとんど付き合いをしてこなかった。ただ、農協はボクの存在はよく知っていたはずである。

 その後、役場の広報誌に載ったり、あめんぼ百姓塾を立ち上げた10年前には、かなり大きく山陽新聞に取り上げてもらったりもしたが、農協から、なんらかの声かけがあったことは1度も無い。 自分も農協職員と親しく話すようなことはなかった。そんな平行線のまま現在に至っている。


 新たな農業者がほとんど増えないのだから、農協もジリ貧である。

 地域にあった農協支所では、食料品や農業資材を売り、ガソリンスタンドも併設していたが、10年ほど前に閉鎖された。

 その後、農協が経営危機に陥り、組合員が各1万円の負担になった時、農協を脱退しようと大分考えたが、手続きが面倒くさくなり、そのままになっていた。その後、岡山市農協に合併された。

 農協が経営していたガソリンスタンドと車両整備は民間に変わった

 食料品などを売っていた店舗は閉鎖された

 残っているのは、農業資材、金融、保険である。

 地域農協の広報誌はJA岡山広報誌に変わった。広報誌には、
 通信販売のカタログ
 メガネのカタログ
 農協ふれあい旅行のカタログ
 シロアリ防除のカタログ
 墓石、掛軸のカタログ
 等、いつも通りの広告がはさげられてくる。

 ほとんど農協に依存していたのは父母の世代である。

 自分が農協に行くのは数ヶ月に1度、通帳の打ち込みだけである。

 農業は完全に衰退してしまった。

 復帰させようにも、復帰できないシステムの中に、今の日本農業はある。
 
 輸入がストップしたら、パニックが起こる。

 ある日突然パニックが起こるまで、農業の衰退に歯止めはかからない。

 パニックが起きてから、いっせいに農業に目が向くが、最短でも1年もしくは2年という復帰までの時間がかかる。

 食糧を半年〜1年も待つことはできない。

 農業によってささえられていた第2次、第3次産業は、農業パニックと同時に崩壊する。農業の復帰も困難を伴い、多くの犠牲が出る。

 戦後日本の農業に、農協が果たした役割は何だろうか。



2008_01282008年1月28日0010

(今日の夕飯)
ダイコンの煮物・・・鰯団子、野菜天、シイタケ
ホウレンソウのおひたし
ギョウザ・・・市販の惣菜


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輸入依存からの脱却は難しい

2008_01272008年1月27日00222008_01272008年1月27日0043
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 今日、集落総出の、池の土手の草刈があった。例年3月中頃までに行われる。

 土手まわりがきれいになったので、さっそくデジカメで写した。土手草は結束しやすい草はもらって、春夏野菜の敷き草に利用する。


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 土手のすぐ下にある梅の蕾が、大分ふくらんできた。


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 大寒でも、シイタケが生えている。

 
2008_01272008年1月27日00502008_01272008年1月27日0056

 集落のお墓も、3月のお彼岸までに草刈がある。籾殻(すくも)も、遅くとも3月のお彼岸までには、クン炭(焼きすくも)にする。


2008_01272008年1月27日0006

 今日は、土手の草刈機の音が、さぞ、うるさかっただろうと思う。



 「輸入依存の構造から脱却しなければならない」と言われ続けているが、脱却は難しい。
(1)野菜や飼料の輸入禁止はないから、輸入できる間はいつまでも輸入が続く。
(2)すでに国内だけの需要と供給のバランスではなく、国際的な需要と供給のバランスの中に日本の農業者は存在している。
(3)飼料など、輸入価格が2倍になったとしても、それでもまだ国産に比べたらかなり安いのだと思う。国産は極めて高くつくのだろう。
(4)養鶏と酪農は、飼料の高騰を卵や肉に価格転嫁できないなら、倒産や廃業に追い込まれる状況が多くなる。
(5)輸入が仮にできなくなっても、簡単には国産の増加はできない。害獣、異常気象、資材の高騰が主な理由である。できるにしても3ヶ月〜1年と言う生育期間がかかる。
(6)稲作や養鶏、酪農など、いったん手放すと、もう一度復帰することは、機械や施設の関係からほとんど無理。

 簡単に輸入依存から脱却できるのなら、すでにできているはずである。そして耕作放棄された田んぼは、元のような生産できる田んぼに戻すまでに少なくとも1年間という年月はかかる。食料パニックになると、その1年間が待てなくなる。人間は、1日でも食べずにはいられないから。

 輸入できる間は入り続けるので、ある日突然輸入ができなくなった時、パニックが起こる。輸入依存の構造から脱却しなければならないと、誰もが頭ではわかっているが、現実的に、それが不可能になっている。

 

 有機JASの認証を受ける農産物は、06年度で総生産量のわずか0.17%。認証を受けず、生産者と消費者との信頼で成り立つ有機農業も多いが、そうした部分も含めて有機農業はまだ少数派だ。現場重視で技術を組み立て、推進を確かなものにしたい(農業新聞)。

 有機農業は、その人の性格とか思想だと思う。そして、職業として農業をするというよりも、農的生き方を中心に据えている。だから、農業収入も少なく、時々アルバイトに出ている人もいる。

 有機農業には技術的に高度なものは何もないと思う。
(1)旬に忠実に
(2)少量多種類
(3)害虫や病気が発生しても、ただただ、傍観するだけ
(4)一部、あるいは半分、もしくは大部分を不耕起栽培にしている人が多い
(5)病害虫の多い作物は作付を減らす
(6)肥料切れ、水切れに注意して、生育途中で中休みをさせない

 こんなことが技術などと呼べるだろうか。

 完全無農薬、完全無化学肥料でなくても、それに近い作物なら、慣行農法のスーパー店頭価格の2倍以上の価格で売れないと、採算はほとんど合わない。しかし、スーパーの価格の2倍で売り抜くことは難しい。だから、有機農業は広がらない。



2008_01272008年1月27日0062

(今日の夕飯)
ハクサイの煮物
ギョウザ・・・市販の惣菜
味噌汁・・・朝の残り

 

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中国のエコ農家

 社会保険事務所から送られてきた年金の照合をしなければならないのに、ブログを優先していると、なかなか時間がまわせない。年金の方がはるかに大切なのに、自分の中では何よりもブログが優先になっている。
 
 ことわざ以上に転職して農業にたどりついたので、ちょっと照合も大変。昔の履歴書を引っぱり出して照合する必要がある。もちろんすべて「正規(本職)扱い」だった。臨時とか、期間雇いのような勤務形態は当時(20年ほど前まで)は考えられなかった。現在の企業は人間を使い捨て(消耗品)にしている。そうやって人件費を徹底して切り詰めて利益を出すようなやり方になっている。正社員は企業の4〜5割で十分なのだろう。この傾向はもっとひどくなるだろう。

 自治体の非正規職員(臨時職員)は、2006年で37万人もいて、平均年収は166万円らしい。こんな使い方も「あり」なんだ。ほとんど同じ仕事をして、あるいは臨時職員の方がレベルの高い仕事をしていても、給料は正規職員の3分の1にも満たない。なぜ、こういう仕組みができあがってしまったのだろう。
 嫌だったら止めたらいいのだろうが、他はもっと労働条件が劣悪なのだろう。こういう社会システムの中で、労働者はどう戦っていけばいいのだろうか。自己責任・・・では、あまりに残酷すぎる。


 
 総面積1811ヘクタールと広大な笠岡市の笠岡湾干拓地。干拓地には野菜や課物、花、畜産など約240の農家、企業が入植するが、外国産の安い作物との価格競争や原油高騰などにあえぎ、市から農地を差し押さえられた農家はこれまで8戸。県と市が共同運営する牧草栽培農地(約380ヘクタール)は、年間赤字が5千万〜6千万円発生。市の負担金は2億円を超える。さまざまな取り組みが動き始めた干拓地だが、その「動き」をいかに現状の課題打破に結びつけることができるかが知恵の絞りどころだ・・・(山陽新聞、1月21日)。

 全国の干拓地農業は今どうなっているのだろう。農業に夢を抱いて大金を投じて入植してきた人の現在は、夢の実現だろうか、それとも悲劇的結末だろうか。



エコ型社会目指す農村


2008_01262008年1月26日00242008_01262008年1月26日0019
 中国の遼寧省政府が主催した「エコ型社会展覧会」で、とりわけ注目されたのが「四点セット農家」の展示コーナーだったらしい。四点セット農家とは、
(1)温室
(2)家畜小屋
(3)トイレ
(4)メタンガスタンク
 が完備されたエコ農家のことだ。これらの農家では、人や家畜のし尿をタンクに集めて発酵し、メタンガスを発生させる。メタンガスは燃料として照明や暖房に、堆肥(液肥)は温室栽培に利用される。

 遼寧省農業局は2004年からエコ農家の普及をはかり、技術と設備を提供するほかに、メタンガスの利用技術に関する講座を開設してきた。その結果、2007年前半期までエコ農家は38万世帯にまで拡大した。

 
 メタンガスという代替燃料のおかげで278万2千トンの石炭が節約され、81.2万ヘクタールの森林を伐採せずにすんだ。現在遼寧省はエコ農家の普及率において全国首位の座を占めている。

 中国農業部によると、全国でメタンガスを利用している農家は2006年までで2200万世帯に上がり、2010年までに 4000万世帯に増やす計画だ。

 総人口の8割が農村に集中する中国にとって農村でのエネルギー転換は大きな意味を持つ。従来の薪やワラからメタンガスへとエネルギーの転換が進めば、森林保護と自然災害への回避が期待できる。

 
 壮大な中国、奥深い中国、大好きな中国、いつか行って見たい中国、シルクロードと万里の長城。
 
 日本と比較にならないくらい歴史が古く、環境事業ではとっくに日本を追い抜いている。野菜の残留農薬が問題になったが、それはごく一部の農家と認識している。

 師であるKさんはすでに10年前に、このメタンガス発生装置を独力で完成させていた。ネパールへ農業指導に行った時に見たメタンガス発生装置の改良を試みようと、ベトナム方式と中国方式の両方の利点を取り入れた装置を考え続けておられた。この装置の理屈はすぐにわかったらしい。55年ほど前の農協の「家の光」に、このメタンガス発生装置の説明が載っていたらしい。その後まもなくプロパンガスが登場して、メタンガスはほとんど省みられることがなくなったらしい。
 
 農業高校を出られてずっと農業をして来られたKさんは、シイタケ菌も独力で作り上げる才能の持ち主。自分はこのメタンガス発生装置の説明を何十回聞いても理解できなかった。

 結局、メタンガス発生装置は作らず、液肥だけを利用する方法を教えてもらったのが、現在利用している500リットルの液肥タンク2つである。液肥の種菌をもらってきて、米ヌカとナタネカスを5対1くらいの割合で補充して水を注ぐ。後は、半分使ったら米ぬかとナタネカスを補充して水を注ぐという繰り返しである。

 中国のエコ農家との違いは「家畜糞」でなく「ヌカとナタネカス」を利用している点である。Kさんは現在は家畜を飼われていないからである。ガスコンロはプロパンガスでなくメタンガスを使われている。

 冬場、温度が下がった時、中国ではどうしているのだろうか。メタン菌の最適活躍温度は35度だから、冬場はほとんど活動を停止して、ガスは出ないと思う。タンクのまわりを保温資材で囲んでいるのかもしれない。

 
 中国が環境大国になるだろうと考える大きな理由の一つが、「トイレ(人糞)」をメタンガス発生装置に投入して循環させ、作物の肥料と考えている点である。日本のように産業廃棄物と捉えて、田畑(土)への循環を拒否しているのとは大いに異なる。日本の場合は、水洗便所とか下水という発想である。
 
 メタンガス発生装置に投入(循環)させることで、中国では「水」も無駄になっていない。
 
 一つ問題になると思うのは「合成洗剤」であるが、多分中国は、合成洗剤を禁じて、水(川)をよごさない自然洗剤に移行するだろう。合成洗剤の水はメタン菌発生装置の中でメタン菌の活躍を阻害することも考えられる。メタン菌発生装置には、トイレ(人糞)だけでなく、風呂の落とし水や洗濯水や食器洗い水も投入されるはずだから、合成洗剤も早晩、環境問題に浮上してくるはずである。
 
 とにかく中国には、メタンガス発生装置を通して人糞も家庭排水も循環という発想が見える。
 
 環境的にははるかに中国方式の方がすぐれている。日本の水洗便所や下水道システムは近い将来、見直しを迫られるシステムだと思う。

 
2008_01262008年1月26日0014

(今日の夕飯)
カレー・・・ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、豚肉
ホウレンソウのおひたし


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資本主義難民

 いったん貧困状態に落ち込んだら、個人の努力で、その状態を抜け出すことは難しい

 実際にそう思う。たとえば、自分の場合、農業収入だけだったら、我が家は極貧状態である。配偶者に定職があるので、我が家の生活はまわっている。

 農業の収入は限られている。大きく収入アップすることは、18年も農業をしてくると、もうありえない。アップできるのなら、少なくとも7〜8年目までにできているはずである。
 自分の農業収入はすでに平行線、そして今後、年をかさねるごとに下降線をだどることはあきらかである。

 でも、農業をやめることは難しい。他に勤め口はない。もうじき55才が来る自分を使ってくれる企業などあるだろうか。手に職でもあれば使ってもらえるかも知れないが、やっていた経理の仕事もすでに20年ほど遠ざかっている。

 この年になって農業以外の職業につかざるをえないなら、それは惨めである。

 恵まれているのは、子供2人もすでに働いており、自分は現在の状態をキープすればよいような状態になっている。ただし、キープするだけでも、結構大変であリ甘くはない。

 農業のスタート時点で、夫婦で農業をしたら絶対に食えないと思ったので、2人で農業など考えもしなかった。マルミさんは農家の出であるが、農業の適性は少ないと、当時も今も思っている。

 自分は農業の適性がひょっとしてあるかもしれないとスタートする前に思った。やればやるほどおもしろくなり、適性もあったが、能力のなさも並行して感じるようになった。

 結局、スタート時点に選択したワンパック宅配型の農業から脱皮できなかった。途中何回も脱出を試みたが、他の農業形態はどれも、自分の不得意部分を意識させられた。

 もうこの農業形態からの変更はないし、作付品目の増減もほとんどないと思う。よくいえば安定期である。低き安定であっても、それは仕方がない。

 ただ、長く同じ農業形態を続けていると、手を抜ける個所とか時間の短縮ができるようになる。まるで稲作農家のように、農閑期を長く保持できるようになった。

 3月、4月・・・野菜はほとんどないので、出荷もない。
 春夏作・・・ジャガイモ以外は3月末からスタートする。
 秋冬作・・・8月15日、キャベツ類の種蒔きからスタートする。秋冬作は11月中旬のタマネギの定植でほぼ完了。12月、1月、2月の農作業は少なく、出荷作業だけ。

 要領もよくなり、40代前半の頃の作付量と同じくらいを、現在は軽くまわすことができている。野菜はかなり減ったが、その分、ハーブが増えているので、正味の作付量は40代前半と変わっていない。 


 
 貧困とは、カネがないゆえに、日々カネを使わないと生活が成立しないと言われている

 これもよくわかる。

 自分の場合、昼飯は、朝の味噌汁の残りや、昨晩の残りや、漬物や梅干しですませている。 
 
 朝食を買ったものですますと、昼も買わざるをえない。朝か夜にたくさん作っておけば、昼にもそれを食べれるが、作るには、
(1)料理を作る時間
(2)料理を作る能力
(3)食材を買うカネ
 3つの項目が必要である。ただ、
(1)食材を買って料理を作った方が得か、でき合いの惣菜を買ってすませた方が得か一概には判断できない場合もある。
(2)たくさん作ると、朝、昼、晩と同じものを食べることにもなる。

 
 我が家の場合、2品作って、1品は惣菜を買うパターンも多い。
(1)今の時期は、ワンパターンのホウレンソウのおひたしを1品
(2)ダイコンの煮物、ハクサイの煮物、サトイモの煮物で1品
(3)これに買った惣菜を1品加えると、(1)と(2)だけでは子供は嫌がって食べなくても、(3)のついでに(1)、(2)も少し食べる。

 買った惣菜は、
(1)作る時間がかからない
(2)目先が変わる
(3)マルミさんは帰りが遅くなると、たいてい惣菜を買って帰る

 一つ言えることは、家庭菜園で自給野菜だけを作るのであれば、
(1)種代
(2)水代、肥料代
(3)鍬、鎌、収穫ハサミ代
(4)軍手、農作業着代
(5)カラス等の防御網代
(6)車等の移動による油代
(7)手間代と時間代
 こんな金額を計上していたら、野菜を作ることは、スーパーの野菜を買うことに比べて3倍以上高くつく。

 

 カネがないという悪循環に陥ると、現在の社会システムでは、個人の努力だけでこの悪循環は断ち切れないと思う。
 
 カネがあること=幸福という等式も成り立たないが、必要最低限のカネがないと当人の精神世界も行動範囲も確実に縮小する。

 我が家では前の代から、経済をドンブリ勘定にしてはいない。それぞれが稼いだものはそれぞれのものである。

 ただ、50才を過ぎて、いわゆるサラリーマンという「はこもの」に納まっていなくて、独立自由業を謳歌していると、経済的には厳しいものがある。「はこもの」に納まっていた人は、退職後も年金という後ろ盾があるが、自由業の人はそうはならない。全ては自己責任である。得たものは大きいが、失ったものも大きい。
 
 問題なのは、20代の内にきちんとした「はこもの」に納まっていなければ、30代以降では難しいという現実であり、時代はますます硬直化してきている。経済的格差はのっぴきらない所まできていると思う。
 
 納まっていない人は「はこもの」の人と同じ土俵で、行動したり、考えたりしない方がいいと思う。全く違った土俵に立脚する必要がある。

 自分はまだ土俵に足がついたりつかなかったりのアップアップ状態である。



2008_01252008年1月25日0043

(きょうの夕飯)
焼きうどん・・・ニンジン、キャベツ、ロケット、豚肉
味噌汁・・・朝の残り
ラッキョ・・・一昨年漬けたラッキョ


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ハンセン病の島

2008_01242008年1月24日0001 

 ある人の紹介をえて、らい病(ハンセン病)の島、長島へ渡ることができた。
 我が家から25分もかからない島なのに、あまりに遠い島だった。これは、本土と長島にかかる長島大橋。昭和63年開通だから、まだ20年ほど。
 この橋は100メートルほどあるが、島と本土との距離は、最短で30メートルしか離れていないらしい。しかし、この海峡は潮の流れが速く、泳いで逃亡を試みて、命を落とした人もいるらしい。

 
2008_01242008年1月24日0006 

 橋の上からみた、ひなびた漁村、虫明港。なぜこの島がハンセン病の隔離島に選ばれたのか。
 日本で最初の国立ハンセン病療養所として、昭和5年に設立されている。


2008_01242008年1月24日00092008_01242008年1月24日0011

 橋を渡ってから「歴史館」まで行くのに、まだ車で3キロ余り走る必要があった。島の周囲が16キロもある、かなり大きな島である。

 
2008_01242008年1月24日00162008_01242008年1月24日0019

 左の画像の、ちょっと坂を上がった所に、今日訪問した「長島愛生園歴史館」がある。
 長島大橋を渡った所の管理棟に守衛さんがおられるので、「歴史館に行きたいのですが」と言えば通してくれます。なお、歴史館は事前予約が必要です。
 電話、0869−25−0321。開館日は火曜日、水曜日、木曜日の午後1時〜4時のようです。

 
 クレゾールの入った風呂に入れられ、使用目的を告げないで、裸の写真を男も女も撮られました。風呂から出ると縦じまの紺の服をもらって、その日の内に入園番号をもらいました。今から思えば囚人と同じ扱いでした。
 当時は懲戒検束権といって、園長に処罰権が与えられていました。「帰らせてほしい」と願い出るが、かなえられず逃走する人もいました。捕まると独房に入れられました。小さなくぐり戸を入ると、薄暗い中では今日が何日かわからないから暦のようなものも書かれ、家族のこと、何をしたくて逃走したかが、つらい叫びのように書かれていました。その間は、食事も満足に与えられず、外への散歩も治療もなかったそうです。家族に会いたいがための行動を、園としては島に隔離し逃走させないという理由で激しく処罰していました(長島愛生園、池内謙次郎さん)。

 
 ある日、重箱いっぱい食べ物をつめて両親が面会に来てくれました。園の夕食のさつまいもを握りしめ、巻寿司を食いあさるように食べるのを見た父は「雅男はそんなにさつまいもが好きか」と驚き、私は「これは僕の晩御飯だ」と答えたんです。のちに、父が亡くなって、母から「あの時から、お父さんはまともなご飯を食べなかった」と聞かされました。希望も前途もないすさんだ療養生活でしたが、自分を心配し、愛してくれる親の為にまっとうに生きていかなければと、そう思ったのが30才半ばでした(長島愛生園、石田雅男さん)。

 
 昭和23年、夫と10ヶ月の子供と一緒に療養所で診察を受けました。私だけが感染しているということで一人島に残りました。
 夫はまだ39才、早く再婚させたほうがいいと思い、離婚請求の手紙を出してまもなく、夫が面会に来ることがわかりました。イチジクが好きだったから、もらったイチジクを大切にとっておきました。私は浜辺に腰をおろし、夫に「すわったら」と言ったんですが、ずっと1メートルくらい離れて立ったままでした。「結婚生活7〜8年あったのに、この1メートルは何なんだろうか」と思いながら、イチジクを渡したら、腰をおろしてイチジクをむいて食べたんです。そのあと、「島で物を食べたと言ったら、母さんはなんていうだろうなあ」と、ぼそっと言ったんですよ。それを聞いた時、「ああ、もう帰るところはないんだなあ・・・」と思いました。それで、私からはっきりと離婚してくれと言いました。そして、ひとしれず浜辺で泣きました。人の一生の中には、自分ではどうしようもない運命があるんだと知りました(長島愛生園、双見美智子さん)。


 昭和18年の入所者数は2021人で、患者の数が最も多かったようです。昭和18〜21年は毎年300〜400人が亡くなられたようです。戦争前後は患者のほとんどが自分たちで自給自足的な生活をされていたようです。
 この島は、入所者が労働をして切り開かれたようです。「一朗道」と言う碑の説明には次のように書かれていました。
 「久保田一朗は昭和7年に入園し、土木部主任として園内の宅地造成や道路工事に大きく貢献しました。昭和13年、彼を中心に切り開かれた道路はその功績を称え「一朗道」と名付けられましたが、彼は激しい作業によって病状を悪化させてしまい、それを苦に自ら命を絶っています。
 これは開園当時、患者の作業により園の運営を行っていたことを示しており、本来の療養施設とはかけ離れていたことを物語っています」



2008_01242008年1月24日0025

(今日の夕飯)
ハクサイの煮物
アジのムニエル
ホウレンソウのおひたし

 

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自分の姿勢を崩さない

 農業新聞によると、ここ数年、食品販売の主力になっているのは、量目の小型化らしい。キュウリ、タマネギなどの野菜も、今や1個売りが当たり前という。 高齢・単身世帯の増加や平均世帯人員の減少が背景にあるらしい。
 買っても食べきれず、ごみとして捨ててしまうことへの抵抗感や、重いものを敬遠したり、必要なものを必要な量しか買わない消費者心理も働いているらしい。

 自分のワンパックはこれに逆行している。

キュウリ・・・・5本は入れる・・・・・・・・・・200円
タマネギ・・・・1キロ入れる(5個)・・・・・250円
ジャガイモ・・・1キロ入れる(7〜9個)・200円

ダイコン・・・2本入れる・・・・・・・・・・・・・250円
ニンジン・・・1キロ入れる(4〜5本)・・・250円
サトイモ・・・1キロ入れる ・・・・・・・・・・・400円

 しかし、これは安易に変更はできない。どれくらい入れると、箱がきちんと納まるということが、長年の経験でわかっているので、1〜2作物、入れる量を増減すると、箱がぎゅうぎゅうになったり、ぐすろいだりする。

 顧客に迎合したりしない。逆に顧客が生産者に合わせるべきだと思っている。つまり食べ方を工夫してほしいと思う。そういう消費者しか顧客として残らない。
 ワンパックの内容量を動かすのではなく、理解してくれる消費者との出会いを求め続けるしかない。

 最近はミニハクサイとかミニダイコンのような作物自体の小型物も出回っているようだが、これも、収穫の手間、出荷の手間が2倍かかるから論外。

 個人客でも業務用でも、しょせん、気に入ってもらえないと、継続して買ってはくれない。顧客は千差万別だから、顧客に合わせるのではなく、自分の姿勢を崩さないことが大事と思う。


  
 国内生産が拡大しない4つの理由を、多くの人に覚えておいてもらいたいと思います。
(1)異常気象(今後もっと増える)
(2)原油生産量の下降(輸送費や資材の高止まり)
(3)中国野菜との競争 (法人農業でも勝てない)
(4)害獣の増加(防御が難しい)

 仮に輸入が途絶えても、(1)、(2)、(4)の理由で、国内生産量を増やすことは簡単ではない。




 ニワトリの正しい飼い方
 
 ニワトリの飼料の50%以上を占めるトウモロコシの価格の高騰で、今、大規模養鶏は苦境に立たされている。飼料のほとんどを輸入にたよっているのだから、活路も見えない。卵価が上昇しなければ、今後は、大規模養鶏から倒産していくと思う。

 時代に逆行ではなく、本来の正しい飼い方である、エサが自給できる範囲の20〜30羽養鶏に戻して、卵と肉を自給自足するような根本的変化が必要である。鳥インフルエンザの危険分散の意味からも大規模養鶏は見直す必要がある。
 45年前まで・・・20〜30羽養鶏
 現在・・・・・・・・・10万〜50万羽養鶏
 今後・・・・・・・・・20〜30羽養鶏

 

 ハウスは雪の重みでも倒壊する。愛媛県東予地域を中心に20日から21日にかけて降った雪で、JA周桑によると、22日午後3時現在で、管内で36戸の80棟のハウスが被害にあい、69棟が全倒壊したと出ていた。
 ハウスは台風だけでなく雪にも弱い。



団塊向け島巡りツアー
(1月23日、山陽新聞記事)

 笠岡諸島の島民でつくるNPO法人・かさおか島づくり海社は、島への移住や観光振興を進めて活性化を図ろうと2月初旬、団塊世代を主なターゲットにした島巡りツアーを企画した。ツアーは笠岡市白石島をメーン舞台に、2月1日午後零時半から1泊2日の日程。初日は備中県民局井笠支局で田舎暮らしについて考えるシンポジウムに参加した後、島に移動して、都市部などから移住してきた人々と交流会。2日めは移住者宅や空き家物件を見学。島の食材を使った弁当・しまべんを味わいながら島民と語り合う。ツアーの参加費は1万5千円。定員30人で28日までに海社に申し込む。問い合わせは、海社。0865−68−3741


2008_01232008年1月23日0008

(今日の夕飯)
ダイコンの煮物・・・鰯団子、野菜天少々
ホウレンソウのおひたし
コロッケ・・・市販の惣菜


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インカ、マヤ、アステカ展

2008_01222008年1月22日0018

 インカ、マヤ、アステカ展、今日これに行ってきた。当日券は1200円したが、おもしろかったので、十分、元は取れたと思う。一巡してもう一巡したので2時間ほど費やした。
 アステカ文明とインカ文明が栄えたのは日本の室町時代〜戦国時代であるが、マヤ文明は弥生〜奈良時代らしかった。
 これらの文明では「人間のいけにえ」があったらしい。人間の生血を神にささげる儀式で、一時に1000人以上の捕虜がいけにえとなり、神殿が真っ赤な血で染まるようなこともあったと説明書きにあった。子供もいけにえの対象だったらしい。
 その他、インカの空中都市もすごかった。これはスペイン人に見つからなくて、破壊をまぬがれたらしい。断崖絶壁の空中都市。その場所へたどりつくのも大変なのに、石でたくさんの神殿を作り、多くの人が暮らしていた。
 
現代の観光客は、多分、飛行機で行くしか、この場所には行けないのではなかろうか。


2008_01222008年1月22日の30043

 その後、「日本棚田百選」を撮影された住吉英一さんの写真展に行った。住吉さんは4年6ヶ月の歳月をかけて、自家用車で、「棚田100選」を全て撮影されたらしい。棚田の美しさに魅了された一人なのだろう。
 自分も去年から棚田に魅了されている。 ふら〜っとドライブ したり、県境の村 を訪ねたり、山村の風景を写しに行ったりと、主にブログネタを求めて出歩いているうちに、棚田に出会い、棚田の美しさにはまってしまった。
 岡山県では4箇所も百選に選ばれている。
久米南町       上籾
久米南町       北庄
美咲町(旧旭町)   小山
美咲町(旧中央町) 大はが西

 百選には選ばれていないが、吉井川水系にも美しい棚田が3箇所ほどある。百選の棚田は補助金で景観が守られているのだと思う。農家のボランティア精神だけでは、棚田は維持できないと思う。ただ、棚田を支えているのは平均年齢70才くらいと思うので、景観保持のためにはどうしても30〜50代の若い世代の棚田後継者が育つ必要がある。

2008_01222008年1月22日0025 

 帰りに書店により「日本の10大新宗教」という本を買った。本は年に数冊しか買わないが、この本は720円と安く、農業新聞にも広告が出て、最近話題の本らしいので読もうと思った。
 創価学会・・・公称847万世帯の信者数?(実際は250万人程度)

 立正佼成会・・・創価学会のライバルで反・学会を明確に打ち出す新宗教のNO.2

 真如苑・・・信者90万人?数々の女優の入信で話題をさらった新宗教のNO.3

 PL教団・・・甲子園ならPL学園、12万発の花火大会も有名

 大本・・・高い評価を受ける教団は、高橋和己の小説「邪宗門」のモデルに

 天理教・・・街全体が宗教都市、奈良県天理市にそびえる巨大神殿と礼拝場

 以上は、本の帯に書かれていた。

 
 宗教は人間の弱みや悩みに付け込んでくる。

 
 我が家の宗教である金光教はというと、ほとんどこの本には取り上げられていなかったが、「おわりに」という項目で「言及できなかった新宗教」として、次のように書かれていた。

 「この本の企画が持ち上がってから、正直、私は随分と迷った。10個の新宗教教団を選ぶにはどうしたらいいのか。いくつかの案が浮かび、決めがたかったからである。半年は悩んだ。
 したがって、取り上げようとして、落としてしまった新宗教がいくつかある。その中で代表的なものが、金光教、善隣教、そして阿含宗である。10個を選ぶ基準を変えれば、この3つの教団が入ってくることは十分にあり得た。
 金光教は、すでに述べたように、天理教と同様、幕末維新期に生まれた新宗教で、戦前は教派神道の一派として公認されていた。穏健な教団で、弾圧を受けたり、事件を起こしたりしたことがない。PL教団のところで述べたように、最近、金光大阪という系列の高校が甲子園に出場して話題になった程度である」
 と書かれていた。

 我が家の近くには黒住教もあるが、まだ本を読んでいないので黒住教が載っているのかどうかわからない。


電車代・・・400円×2(往復)=800円
インカ、マヤ、アステカ展・・・・1200円
路面電車・・・・・・・・・・・・・・・・・・100円
昼飯(きつねうどん)・・・・・・・・・・500円
住吉英一写真展・・・・・・・・・・・・・無料
本(日本の10大新宗教)・・・・・・720円
駅の駐車料金・・・・・・・・・・・・・・・400円

合計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3720円


2008_01222008年1月22日0001

(今日の夕飯)
ゲタミンチと野菜の煮物・・・ニンジン、ハクサイ、ダイコン
茹でキャベツ
イカリング・・・市販の惣菜
 


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養鶏農協が消えた

2008_01212008年1月21日00162008_01212008年1月21日0002

 今朝は大雪だった。だから今日の出荷はできなかった。
午前中は軽四が通れないと思い、午後3時頃、ニワトリにエサをやりに行った。

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 左はネギ、真ん中はタマネギ、どちらも雪の上に元気に顔をのぞけていたが、ホウレンソウやロケットは雪に埋もれていた。

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 雪は風情。枯れたスイートバジルと、葉の落ちた柿の木がきれいだった。右は池の土手から写した。池の土手がまたイノシシにかなり掘り返されていた。雪が積もっているのにはっきりそれが見てとれた。野菜の被害はまだ今の所ない。


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 卵を8個産んでいた。この寒いのによく産んでくれる。産卵率は3割弱。数日前、もらっていた黒大豆のクズを圧力鍋で煮て与えたので、その効果があったかもしれない。最近のエサはコゴメと、変形ダイコンや変形ニンジン等の野菜クズである。

養鶏農協が消えた(日本農業新聞1月20日付)

 兵庫県最大の鶏卵産地、姫路市夢前町の養鶏農協が20日、50年を超す歴史の幕を閉じる。組合員1人を残して全戸が廃業したためだ。
 組合の誕生は1953年。ピーク時には約500戸の農家がいた。しかし、高齢化や後継者不足、卵価の低迷などを理由に組合員数は減少。これに飼料価格の高騰が追い打ちをかけ、ついに昨年末、残された3戸のうち2戸が廃業し、組合の解散が決まった。
 
 今、養鶏、酪農、稲作の人は本当に大変だと思う。

 野菜ももちろん甘くない。自分の場合、ニワトリは野菜クズのリサイクルが目的で飼っているし、野菜とハーブの規模は小さいし、稼ぎも少ないし、それほど設備投資もしていないので、いつでも廃業できそうだが、この年になっての転職はきびしい。

 
 世界の穀物市場の高騰のあおりを受け、しきりに食糧自給率の向上が叫ばれているが、農家は「笛吹けど踊らず」である。
 野菜に関しては、規模拡大や新たな設備投資や、新規参入は、危険極まりない冒険と思う。理由は
(1)地球温暖化による異常気象頻発と、今後増大の恐れ
(2)上記理由によるハウス設備等の破壊の恐れ
(3)原油価格の高止まりによる、農業資材の高騰
(4)イノシシ、シカ、サルの限りない増加
(5)中国野菜との競争

 仮に中国野菜が入らない(輸入できない)ことにでもなれば、逆に、農家はもっと困った状態に陥る。野菜の需要と供給のバランスが崩れ、完全な成長を待たずに、奪われて(盗まれて)しまうだろう。田畑はセキュリティの全くきかない空間である。中国野菜がいっぱい入ってくる現在の状態の方が農家は安泰なのである。

 いずれにしても、農家によい状態などめぐってこない。

 今、農家に必要なことは、現状維持だけを心がけ、中間業者を通さない直接の販路を確保することだと思う。



2008_01212008年1月21日0085

(今日の夕飯)
ハクサイの水炊き・・・豆腐、野菜天、鶏肉少々
ユズ酢醤油で食べた。
市販のチーズコロッケ


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認定農業者

 中国四国農政局によると、2006年度の管内農家の平均農業所得は、

(水田農家)
総売上1028000−経費972000=56000
(果樹農家)
総売上3522000−経費2157000=1365000
(露地野菜)
総売上2953000−経費1848000=1105000
(施設野菜)
総売上7231000−経費4248000=2983000

 この数字がどこまで、あてになるのかどうか知らないが、当人の人件費はもちろん経費に含まれていない。
 
 今のような米価が続けば、稲作農家は継続が困難になる。稲作農家に止められたら困る。
 風景が劣化する
 稲ワラがなくなる
 籾殻がもらえなくなる
 地域の水の管理者がいなくなる
 休耕田になって荒れると害虫の温床となる
 液肥の材料である「米ぬか」が出回らなくなると、それが最も困る

 当集落では、60才以下で稲作をしている人は1人もいない。


 「認定農業者のメリット紹介」という記事があり、それには、
 「農業機械の導入に対する助成や有利な制度資金など、認定農業者が国や県から受けられる支援制度を県職員らが説明。経営規模や、合理化への取り組みから、地域農業の中核的な担い手と市町村が判断した場合に認められ、申請に向けた個別相談もある・・・」と書かれていた。
 
 認定農業者など定めて、何を、どうしたいのだろう。農村風景は一部の大規模農家がささえているのではなく、家庭菜園や自分のような底辺の小規模農家によってささえられている。今後大切なのは、定年になったら、田舎在住の人には家庭菜園を始めてもらうことだと思う。一軒一軒の小さな家庭菜園が地域の環境や風土を維持してくれているのである。
 まあ、認定農業者の制度など、近いうちにまたなくなる。この国の農政は猫の目農政と言われていて、ころころ変わるから。



 「温暖化対策、日本は最低」と新聞に大きく取り上げられていた。総合評価は先進国中最低で、中国やインドよりも下だった。
 日本は環境より経済を優先していると思う。地球温暖化に対して「大きなうねり」のような鼓動が日常生活で全く伝わってこない。新聞に連日取り上げるとか、テレビで毎日のように放送する必要がある。

 温暖化に対しては、一人一人が、小さな生活圏で小さな行動を心がけるようにするしかない。
 小さな旅行
 小さな買い物
 小さな生活
 小さな自給
 小さな行動範囲
 小さな楽しみ
 小さな努力
 小さな農業
 小さな目標
 小さな交際

 

 今日の朝日新聞の国際欄に「映画で訴える人間の生命力」という一文があり、フィリピンの「トリブ」という映画が紹介されていた。感動した言葉を4つ紹介します。
 
 「トリブ」には映画という表現を知った少年たちの喜びがあふれる。貧困や暴力や抑圧、抜け出せない仕組みの中でもがきながら「どうだ、おれたちはそれでも生きている」という声が聞こえてくる。
 
 売れるかどうかではなく、伝えたいかどうか、その情熱が物語りを紡ぎ出す。
 
 物語が豊富であるということは、それだけ描くに足る生命力に満ちた生活があるということだろう。
 
 この映画祭には、メジャーな映画会社ではなく、独立系の監督の作品が集まる。07年は期間中、120本もの映画を上映。わずか36本だった05年の第1回から驚異的な伸びを示した。その理由は、若手監督たちが、巨額の資金を必要とする35ミリフィルムではなく、デジタル映画という安価な手段を得たことだ。

 どのフレーズも自分に当てはめて考えることができた。



2008_01202008年1月20日0010

(今日の夕飯)
山菜おこわ・・・近くに住む姉にもらった
ダイコンなます・・・ニンジン、カマボコ
シシャモ


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メタンガス・メタンガス発生装置

 ブドウのピオーネは、岡山県が全国一の生産量であるらしい。そして昨年の県内生産額は100億円を突破したらしい。
 2年間で360万の支援制度があるニューファーマーズは、このピオーネかトマトを目指す人が多い。

 
農業でサラリーマン並の収入を上げようと思ったら、ピオーネのような専門作物をきちんと作り上げる必要がある。自分はこんなことが、とことん弱い。
 
 ニューファーマーズはゼロからスタートする人が多いが、2ヶ月の体験研修期間の間に、これならできると判断したのだろう。その後2年間の実地研修に入り、指導と支援が受けれる。

 自分は今でもピオーネのような作物はできない。
棚が作れない
剪定がむずかしそう
簡易なポリを張るのがむずかしそう
害獣防御の囲いもいる
農薬もなしではすまないだろう
1年に1回しか収穫できない
果樹は台風の被害が大きいと思う
水の設備も必要
間引き作業や袋掛け作業が細かそう

 こういう作物は、やはり理科系の人の方が向いていると思う。果樹に限らず、自分は専門作物を究めるというやり方は極めて無能。

 
 
 カキ水揚げ量全国3位の岡山県。その主産地である日生町で「カキオコ(カキ入りお好み焼き)」が、B級グルメと呼ばれて人気らしい。日生町は小さな漁師町であり、しばしば行くことがあるが、「カキオコ」はまだ食べたことがない。グルメとペットはブログを見ての疑似体験だけで満足。農業もブログで疑似体験してもらえることを目標にしている。


 
 団塊の世代の帰農を促す記事がよく出ている。現在60才前後の人は、子供の時に農業を手伝った、あるいは身近で見てきているので、すっと農業に入れるように思う。ただ、年齢的には後10年ほどなので、家庭菜園程度でとどめる人が多いと思う。しかし例え10年だとしても、次の代へのつなぎの区間として団塊の世代の方の力を借りる必要がある。農業の原風景や体験が記憶の底に残っている最後の世代と思うから。

 
 
 シベリアの永久凍土の融解が、数年前から急激に進行しているらしい。凍土の融解により、閉じ込められていたメタンガスが出て、温暖化がさらに進む懸念もあると新聞に出ていた。日本の気候にも影響すると考えれら、観測強化が必要だと言う。

 
 牛や羊の「おなら」や「げっぷ」から放出されるメタンガスが温室効果ガス排出の一因として指摘される中、カンガルーのおならなどにはバクテリアの作用でメタンが含まれていないことにオーストラリアの研究者が注目、温暖化防止に役立てようと研究を進めている。

 
 農業比率の高いニュージーランドでは、約4千万頭もいる羊のげっぷが国全体の温室効果ガス排出量の50%を占めるらしい。

 
 メタンガスは、水田土壌のように酸素がない場所で微生物が有機物を分解する際に発生する。しかし、分解しにくい完熟堆肥を施用すると、稲ワラのすき込みに比べてメタンガスの発生が25%削減できる。

 
 北海道十勝地方の鹿追町で今年から、国内最大規模のバイオガスプラントが稼動を始めた。地域の酪農家から出る糞尿をまとめて処理。発生したメタンガスは燃焼装置で電気と熱のエネルギーに変換し施設内で利用。余った電気は電力会社に売電する。処理後の液体(メタン菌液肥)は、良質な肥料として農地に還元できる。

 
 インドでは農村の伝統技術に基づく自然エネルギー利用や多彩な環境対策が進んでいる。杯を伏せたような直径4メートルほどの鉄製タンクの奥からゴボゴボとガスが沸く音がする。農村に多い牛糞によるメタンガス製造設備で、発電や家庭用燃料に使う。インドでは、牛や水牛、ヤギ、羊が4億頭以上いる「家畜大国」。大量の排泄物は貴重な資源でもある。
 植物を使う方式も含め、「バイオマス」のガスや発電設備は400万近くあり、6億人以上の生活を支える。インド全体のエネルギー供給に占める比率は、石炭38%、バイオマス29%、石油24%の順だから、驚きだ。

 
 自分が使っているメタン菌液肥は、師であるKさんが、ネパールに農業指導に行かれた時に見たメタンガス発生装置の改良を試みて、9年ほど前に独力で装置を作られた。メタンガスは自宅のプロパンガスの代用として使われている。その廃液をもらってきて種菌にしている。自分はガスは利用せず、肥料としてだけ利用している。Kさんが作られているのは上記インドのやり方にそっくりな直径4メートルほどの半円型ドームであり、これくらい大きいと鶏糞や野菜残渣を投入できるが、自分の場合は小さな500リットルタンク二つなので、鶏糞や野菜残渣は入れず、ヌカとナタネカスだけを補充している。



2008_01192008年1月19日0006

(昨日の夕飯)
ハクサイの水炊き・・・豆腐、鰯団子、野菜天ぷら少々
ホウレンソウのおひたし



2008_01192008年1月19日0029

(今日の夕飯)
焼きうどん
サトイモの煮物

 

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肥料原料の急騰

 肥料原料の国際相場が急騰して、窒素、リン、カリを含むいずれの原料も、ここ1年で5割以上も値上がりしているらしい。

 カナダ郊外、氷点下15度の地表から1000メートル地下に降りた塩化カリ鉱石の採掘現場・・・カリ肥料の原料は、こんなところから採掘している。かなりびっくり。

 
 穀物価格の上昇から、世界各地で食糧増産に伴う肥料需要が大幅に伸びているが、塩化カリの生産量は頭打ちという。リン鉱石と尿素も事情は共通するらしい。

 
 飼料は自給の時代に入ったと思うが、肥料も自給の時代に入ったと思う。化学肥料は今後ますます値上がりするだろう。

 
 こんな時、45年前までのように「人糞」が見直されてもよいと思う。

 
 多くの人間は、口に入れる食べ物が安全かどうかを吟味するから、それに比例して出口の人糞も安全性が高い。

 
 ニワトリや牛は、安全性は吟味できず、与えられた物を食べる。だから、鶏糞や牛糞よりも人糞の方がはるかに「安全」と考えられる。

 
 しかし、人糞は一般的には不潔な物と思われている。

 
 現に自分も、我が家の鶏糞は全く汚いと思わないのに、我が家の人糞は汚いと思う。

 
 近世以前には、化学肥料というようなものはまだなかったし、ヌカが出回るようなこともなかったので、肥料といえば人間の糞尿が主体だった。

 
 江戸時代には売買されていたようである。栄養が足りていた武士の糞尿は高く、商人の糞尿は安かったらしい。

 
 そんな貴重な人糞だったのに、現在では産業廃棄物扱いである。水洗便所になっていると、もう人糞を利用することもできない。

 
 我が家はまだ水洗便所ではないので、肥料にしようと思えば我が家の人糞を利用できないことはない。

 
 しかし利用していない。理由は
(1)顧客が嫌う
(2)時間的、経済的に、業者に汲み取りを依頼した方がはるかに得。
(3)今のご時世に自分で汲み取りなどしていたら「世間体」が悪すぎる。
(4)仮に人糞を使うにしても、生で使うのはよくない。稲ワラや籾殻、落ち葉等と交互にサンドイッチ状にして堆肥にたて、1〜2回切り返して2〜3ヶ月経過してから使うようにした方がよい。

 
 地球環境という観点から考えれば、本来人糞は、鶏糞や牛糞と同じように、土に返す(戻す)という循環の思想が大切である。それがつい最近までの万国普遍の理念だった。人類数千年にわたる「とても有意義な肥料」が、たった45年ほどの間に「産業廃棄物」と考えられるようになった。

 
 水洗便所という反自然的なものを構築してしまったから、もう「有意義な肥料」として使うこともできなくなった。

 
 窒素、リン、カリの枯渇とともに、いずれ化学肥料は生産できなくなる。その時には、時代は逆戻りして、人糞、鶏糞、牛糞等の動物糞しか利用できなくなる。鶏糞や牛糞より、人糞の肥料効果ははるかに高い。それは肉類や魚類をたくさん食べるからである。そして図体も大きいので人糞生産量も多い。

 
 近い将来、水洗便所は、自然に敵対的、環境を悪化させる元凶とみなされて、取り壊されるかも知れない。

 
 常識的に考えてみても、土に戻してリサイクルしていた45年前までの処置の方がはるかに自然である。産業廃棄物と捉えるようになってから環境は急速に悪化した。

 
 人糞を化学処理した後の汚泥が田んぼに戻されている。その汚泥こそ、化学物質の混じった産業廃棄物であり、田畑に戻してはいけない。

 

 他の農業者がどんな肥料を使っているのか知らない。肥料には

化学肥料
市販の液肥
鶏糞
人糞
ストチュー(米酢、焼酎、竹酢液)
ヌカ
ナタネカス
牛糞堆肥
メタン菌液肥
土着菌堆肥
自分で作る堆肥
クン炭(焼きすくも)
苦土石灰
等がある。

 
 野菜の安全性は肥料で決まると思う。肥料は何度も変えてきたが、メタン菌液肥を使うようになってから、肥料について考えることはほとんどなくなった。この肥料をとても気に入っている。しかし、
(1)きれいな水がいつでも利用できる(近くにある)こと
(2)かなり臭いので、住宅の近くでは使えない
(3)天秤棒で肩に担ぐので、これがちょっと重労働かもしれない

 
 早く、自分に最も適した肥料を見つけることだと思う。

 
 無肥料栽培をする人もいるが、野菜は10年〜20年のスパンで考えるものでなく、せいぜい2ヶ月〜6ヶ月で収穫期になるから、初期(最初)に肥料を施し、収穫期にはその肥料を食いきって(消化して)いるような育て方がいいと思う。
 
 無肥料作りの野菜を食べたことがないので、味の比較はできないが、肥料が足らないと、しわかったり、固かったりすることが多いような気がする。生育途中で栄養失調気味の野菜は、病気や害虫の被害も多いのではなかろうか。

 
 メタン菌液肥は、最初に種菌をもらってくれば、その後は、ヌカ5に対してナタネカス1くらいの割合で補充していくだけである。

 
 ヌカは地域にいくらでもある。近くのコイン精米所に行けば、無料でもらえる。稲作農家がある限り、ヌカが手に入らなくなることはないと思う。

 
 ナタネカスの大半は輸入物だろう。そして遺伝子組み換え作物の可能性も考えられる。しかし、窒素分の補給には、ナタネカスくらいしか思い浮かばない。自分の場合は年間4〜5袋ほど購入している。

 
 山の落ち葉を集め、酪農家から牛糞をもらい、籾殻や稲ワラ等も利用して「堆肥」を作っていたこともあるが、あまりに重労働で2年ほどで止めてしまった。

 
 友人の鶏糞をもらいに行っていたこともあるが、物置においておくと、ネズミが食い散らかすので、この方法も長くは続かなかった。

 
 2トン車で積んできてくれる牛糞堆肥を購入していたこともあるが、これも保存に難点があり、長くは続かなかった。

 
 市販の鶏糞を購入していた時期もあった。これはすぐに安全性に疑問を感じて1年で止めた。

 
 以前、ホウレンソウに使っていた苦土石灰(酸性土を中和する)も、メタン菌液肥を使用するようになってから使わなくなった。

 
 家庭菜園をしている高齢者が主に化学肥料を使うのは、身体が楽で、使用効果も高いからだと思う。

 
 実際問題として、化学肥料を使わないなら、市販の袋入り鶏糞を購入するか、酪農家から牛糞堆肥を購入するくらいしか、他に方法がないと思う。高齢者は堆肥を作ったりするような重労働はしない。

 
 肥料ではないが、下記のような資材は、草防止や夏場の水分保持に役立つ。
 

稲ワラ
麦ワラ
土手草
山草
籾殻(すくも)
落ち葉

 
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阪神大震災

あめんぼ通信NO.56

 大きなゆれで親子4人同時に目が覚め、大急ぎで階下へ降りた。こんな激しいゆれは始めての経験だった。すぐにテレビをつけた。地震速報が流されたが岡山は震度4、京都は震度5、大阪は震度5、神戸はいつまでたっても震度が表示されなかった。
 震度4いうたらぼっこうゆれるもんじゃなあ・・・、せえでも震度5が最高じゃから、えろうたいしたことはなかったんじゃなあ・・・。しばらくたってから神戸に震度6が表示された。10分ほど地震関連のニュースを見てテレビを消した。まだ6時だったがもう一度寝床に入る気にもなれず、それぞれ朝の身支度を始めた。夕方までテレビはつけなかった。今回の地震が想像を絶するものだったということを知ったのは、妻が帰宅して「あんた神戸のお客さん大丈夫なん、もう800人も亡くなっとんよ」と声をはりあげてからだった。すぐにテレビをつけ、刻々と映し出される被災画面を見ながら連絡を取ることもできなかった。大火災が発生し、夜の10時頃からは死亡者名が放送されだした。長田区、須磨区、兵庫区の時は息をのんだ。新聞で毎朝死亡者名を確認したが、特定の名前でくぎづけになることは1度もなかった。土曜日になってから、全ての顧客の無事が確認できた。

 
 備前市、トラック運転手○○さん(35才)は、西宮市の阪神高速道路を通行中、高架橋落下で死亡した。備前市の実家で営まれた葬儀では、会社の同僚や友人らが突然の悲報に涙した。○○さんは10トントラックで耐火レンガなどを備前市から大阪へ運ぶ途中だった。妻○○さん(32才)は、「あの日は、午前2時半ごろ元気に家を出て行ったのに・・・」と言葉を詰まらせた。
 三面記事に載った小さな扱いの記事だった。高架橋の落下は500メートルの区間だから、時速90キロで走っていたとしても、たった20秒ほどの区間なのにと思った。どこかで缶コーヒーを飲むとか、小用に立ち寄るとかしていたら・・・。まるで運命に引き込まれたように、その20秒区間に突入していった。
 年齢が50才を超えていたら、こんなに印象には残らなかったと思う。子供さんのことは書かれていなかったが10才には満たないだろう。偶然にしてはあまりに重い現実を、奥さんの○○さんはどうやって背負っていくのだろう。肉親の突然の死に、泣いて・・・叫んで・・・それを一生背負って、それでも生きていかなければならないというこの女性の現実に対して、自分の家族はそうならないという不確かな仮定の上に成り立っている、ひと時の安定や幸せがまるで泡のように見える。

 
 今日でもう13年。生きておられたら備前市の○○さんは48才。 

 
 
 1月、2月は農作業はない。種を蒔いても発芽しないし、レタスを定植しても寒さで活着が悪い。
 急ぎの仕事はなくても、半日は身体をしっかり動かすようにしている。長く机について新聞などを読んでいると頭が痛くなる。ほてった頭を寒風にさらすと気持ちがいい。

 ブログは日々の生活にいい緊張感を与えてくれている。他に何も残せるものがないので、考えたり、困ったり、感動したりしたことを、メモ書きのような感じで残せたらいいと思う。だから、書くことが何も思い浮かばなくても、ノルマとして毎日少しは書こうと思う。たまったら書けないし、間隔をあけると、また始めるのが少し億劫になるし、毎日書いていると習慣になって、あまり負担でなくなる。

 
 毎朝、静謐な気持ちで新聞3紙に対峙している。山陽新聞、日本農業新聞、朝日新聞、今はもうどれも欠かせない。3紙読むのに1時間はかかる。しかし、他に何も勉強していないから、勉強のつもりで読んでいる。

 
 農業の専門書はあまり読んでいない。農業をスタートしてからこっち専門書の類はほとんど読んでいない。読む意義をあまり見出せなかった。専門書と言えるかどうかわからないが、毎月、種苗会社から送られてくる月刊誌に目を通していた程度である。ハーブの本も、ハーブの種類を覚える時に何ヶ月間か読んだ程度である。

多くは現場主義でやってきた。

技術的なことを細かく覚えても仕方がないような気がした。

放任栽培でも、肥料をきちんとやり、水が足りていれば、それだけで十分な収穫量はある。

2008_01172008年1月17日0069

 7時がまわってからトリ小屋へ行った。寒いので、止まり木には止まらず、入り口の左の隅で重なり合って寝ていると思い、その画像を撮りに行ったが、これくらいの寒さはまだどうもないのだろう。真夏と同じような寝方であるが、どうやって体温調整しているのだろう。

2008_01172008年1月17日0067 

 雨漏りしている場所をきちんと避けて寝ている。ニワトリはわかっているのだ。3月末までには新しいトタンに張り替える予定。

2008_01172008年1月17日0054 

 1羽だけ、だいぶ前からこの場所に寝ている。多分、同じニワトリと思う。

 
2008_01172008年1月17日0043

(今日の夕飯)
ハクサイの煮物・・・ダイコン、ニンジン、ジャガイモ、豚肉
ししゃも



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農業をすることは環境破壊

 出荷の帰りには、週1〜2回、近くの山陽マルナカ店で食料品の買い物をして帰る。今日は、

手あげ5枚        40円×5枚=200円
きぬ豆腐、3個      48円×3=144円
納豆3P、3個      68円×3=204円
野菜てんぷら、2個  198円×2=396円
鰯つくね(団子)    198円
合わせ味噌       310円
板コンニャク        48円
国産豚ばら肉2P    287円×2=574円
子持ちししゃも      258円
クリープ          418円
ビール500ミリリットル 256円
薄皮つぶあん      130円×2=260円
かたあげリンク      220円
食パン           158円
ロールパン        100円
その他パン3種類    394円
 合計で4138円。ちょっと買うとすぐにこれくらいかかる。農業をしているからといって、自給できるものは限りなく少ない。
 

手あげは、いつもは70円なのに今日は40円だったので5枚買った。

きぬ豆腐はいつもこの値段。たいてい3個買う。 

野菜てんぷらと鰯団子は煮物用。

肉は豚肉しか買わない。エサの大半は輸入物だから、国産、外国産に関係なく安い方を買う。牛肉はまず買わない。理由は高いから。鶏肉もあまり買わない。肉を使うことがあっても少量。

ビールはダイコンのビール漬け用。おいしかったのでまた作ろうと思う。

ビールから下はパン類。パン類だけでたいてい1000円ほどかかる。 大好きな薄皮つぶあん120円→130円に。かたあげリンク200円→220円にアップしている。原料の小麦の高騰が原因。

今日はクリープとビールが加わったから少し高くなった。

 日常の食生活の必需品は消費税はゼロにして欲しいが、最も消費税が稼げるのは、食生活の部分だろう。
 消費税のアップは低所得者層には被害が大きい。

 家から車で10分の所に、宅急便の営業所があり、そのすぐ近くに、スーパーがあり、作業着の店もあって便利である。少し方向は違うが、同じく家から10分でホームセンターや農業資材店、郵便局がある。高齢になっても、車さえ運転できれば、家から10分以内でたいていの用事が済ませれるのはありがたい状況である。

 一つだけ大きな誤算があったのは「イノシシの出現」である。18年前にはイノシシなど想像もできなかった。そして現在、イノシシの他にシカも度々出没している。天候の異変も大きく、これから農業をスタートしようとする人にとって、自分がスタートした18年前よりはるかに厳しいものになるだろう。

地球温暖化の原因と農業(ニシノ・ライス・マーケティング研究所所長・西野勝美さん)

食料の長距離輸送で大量のガソリンが消費される。

スーパー、レストラン、家庭の冷凍・冷蔵庫でエネルギーを消費。

温室での加温栽培が温室効果ガスの発生源。

米の乾燥や機械による耕作でも大量の化石燃料が消費される。

化学肥料の原料は石油、石炭、天然ガスであり、農業化学産業は確実な温室効果ガス発生産業である。

食肉生産→飼料の輸入(長距離輸送)→温室効果ガスの排出。

 私たちの食生活は、以前より増して遠距離からの食料に依存しており、これが地球温暖化を助長していると論じている。


 日本では農業は環境保全という考え方が多く、欧米では農業は環境破壊という考え方が多いと何かで読んだことがある。

 農業は環境破壊につながることの方が多いと思う。

大型機械を使わない農業
ハウス施設を持たない農業
できるだけ小規模の農業
ニワトリかヤギか牛を少数飼う
旬に徹底的に忠実な農業
露地放任栽培とする
水の要求量の多い作物は作付を減らす
農薬や化学肥料はできるだけ控える
黒マルチ、塩化ビニール等の資材は極力控える
専門作物を持たずに少量多種類生産をする

 黒マルチ以外は全てクリアーできている。しかしこれは、自分がそれを希望したわけではなく、能力不足で、したくてもできなかっただけである。こんな農業をやっていたら生活は成り立たない。

2008_01162008年1月16日0008

(今日の夕飯)
ダイコンの煮物・・・鰯団子、野菜天ぷら少々
市販の惣菜・・・ハムカツ
ホウレンソウのおひたし


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秋冬野菜の中間点

 1月中旬の今の時期は、秋冬野菜の出荷の中間点をちょっと過ぎたくらいである。つまり秋冬野菜は11月頃から出荷を始めて、12月中旬頃に成長のピークに達し、その後は、冷蔵庫のような戸外で、出荷されるのを待つ。11月、12月、1月、2月の4ヶ月間が秋冬野菜の出荷期間である。

ハクサイ      (150円)
キャベツ      (150円)
ダイコン      (2本で250円)
カブ・・・状態が悪く出荷していない