
今日は年末でもあり、日頃お伝えすることの少ない当集落の歴史を書きます。
田んぼのすぐ上にお墓があるのはご存知と思います。そのお墓に右の画像のような方も祭られています。これに刻まれた「正徳三年巳」というのが、いつの頃なのかわからなかったが、今日グーグルで検索すると、1713年であることがわかった。今からちょうど300年ほど前の時代だった。

お墓の入り口付近に「六地蔵」がある。これはどこの集落墓の入り口にもあるようです。死んだあと生まれ変わる人々を助ける六種の分身だそうです。
六地蔵のちょっと先に、右の画像のような水平な石が置かれています。これは23年ほど前まで、まだ「土葬」だった頃、集落から担がれてきたお棺が最後にこの石の上に置かれて拝まれた後、掘られた墓穴に埋められた。24年前に亡くなった祖父は土葬だったが、22年前に亡くなった母は火葬だった。

お墓の入り口のすぐ上に「牛神様」が祭られています。これはどこの集落にもあると思う。。今から45〜50年ほど前までは、たいていどこの家にも1頭の黒牛がいて、牛耕に用いられていた。牛はとても大切に扱われていて、家の玄関わきの、特等の場所で飼われていた。そこは家人の目がいつも行き届くような場所だった。
牛の無病息災を願って、このような牛神様が祭られたのだろう。 年末には、その年の集落の役員が掃除をして、新しいお飾りを供えている。

その牛神様のわきを通り抜け、30メートルほどゆるやかな坂道をあがると、ちょっとした峠のような場所に出ます。ここにも、何かが祭られた後があります。ここから今度はゆるやかな下りになり、隣の集落に通じる道になっています。今は車があるので、こんな道を通ることはありませんが、自転車もない、明治、大正時代には、ここがメインストリートだったと思います。


お墓の右側の低い山の頂上付近には巨岩があり、集落の春の農業祭と秋の農業祭は、この巨岩の前で神事がとりおこなわれます。お神酒と一口のご飯が出ます。その後は山を下りて公会堂で茶菓子の供宴があります。
こんな巨岩はここしかなく、古くから集落の祭り事がされてきたようだ。


巨岩の左の石段を上がると、その先に左の画像のようなものが祭られている。年号らしき物は何も書かれていないが、日向石神社と書いてある。
お墓から歩いて2分ほどのこの巨岩まで上って来るには、真ん中の画像のような急勾配の道を上がってくる。その上がり口には右の画像のようなものがあるが、何を意味するのか自分はよく知らない。
(今日の夕飯)
年越しそば・・・かまぼこ、かき揚げ、ニンジン、ネギ
ブリの照り焼き、ロケットのかか和え
ハム、ブロッコリー
今年1年、当ブログを訪問してくださった皆様、まことにありがとうございました。来年もこつこつ続けますので、同様のご支援をよろしくお願い致します。






田んぼのすぐ上に池があり、池の北側の山の中腹に10アールほどの畑がある。右の画像でそれがよくわかると思います。今から42年ほど前まで、この畑で「葉タバコ」を作っていた。水の便のいい田んぼは稲を作付するので、葉タバコはこんな山の斜面に作っていた。もちろんこんな畑は、1世代前の人が、トウグワ1本で開墾した畑である。
こんな開墾畑が現在、使い物にならないのは、トラクターが使えないことに加え、異常気象で雨の降り方がおかしくなったからである。
葉タバコを止めてからは、画像のようになったが、日雇いに出るようになってからも、父は1年に1回、草だけは刈っていたようである。だから自分も同じように冬の農閑期に草だけは刈っている。
刈った草は下の田んぼに下ろし、ナンキン等の敷き藁に利用している。刈っておけば、3月末〜4月中旬にワラビがたくさん生える。


山の中腹と言っても、池の土手から30メートルも歩けば、この畑にたどりつく。この30メートルの区間は、名づけて「哲学の小道」。たまにしか歩かないが、45年ほど前にすぐにタイムスリップできる道である。今日は「画像の森林セラピー」を目的にアップした。


その雑木林の中にシイタケの原木を少し置いている。夕飯の「水炊き」によく出てくるのは、このシイタケです。
毎日、山のそばの田んぼで農作業をしているので、自分の場合、森林はあまりセラピーにはならない。逆に、週末に大都会の繁華街を歩いたり、高層ホテルの一室に宿泊したりして、文化のギャップを全身で感じることがセラピーになると思う。つまり、大都会の空間と、雑木林の空間を行ったり来たりできることが最大のセラピーになる。
絶えず、田んぼや山の中だったり、
絶えず、大都会の一室だったり、
絶えず、グルメだったり、
絶えず、粗食だったりすることが、ストレスになる。

左は土手の上から写した田んぼ風景。土手の上は一つのデジカメポイントになっている。今日その土手に上がったら、土手の一画が、かなり掘り返されていた。明らかにイノシシの仕業である。イノシシの密度が高くなったら、自分は農業を続けられなくなるかも知れない。イノシシを防御するような作業(電柵とか囲い)は極めて不得意である。
(昨日の夕飯)
ハクサイの水炊き・・・鍋に水を入れて鶏肉少々とシイタケを入れ、沸騰したらハクサイを入れ、ハクサイが煮えてきたらシュンギクを入れて出来上がり。10分もかからないのでよく作る。
いつもはユズ酢醤油で食べるが、昨日は「青しそドレッシング」。このドレッシングは安くておいしい。これとコンビの「中華ごまドレッシング」もあり、我が家の定番です。
数日前に漬けたビール漬けをちょっと食べてみた。少し味が薄い。ダイコンから水が出て、漬物石の中ほどまで上がってきたので、2日後に水をかなり捨てた。少し乾かしたダイコンを使った方がよかったかも知れない。
右のブロッコリーはホウレンソウと日替わりのようになっています。
(今日の夕飯)
すき焼き・・・ハクサイ、ダイコン、ネギ、フ、アゲ、糸コンニャク、牛肉少々。
牡蠣フライ・・・近くに住む姉にもらった。



金光教を知っておられますか。金光教は広島県境に近い、岡山県浅口市金光町に本部があります。全国的に信者がいるのかどうか知りませんが、3月に四国の祖谷温泉に行った時、その道中で金光教の看板を見て、こんな所にも信者がいるんだなあと思った。その昔、まだ瀬戸大橋がない頃、船で布教活動に行ったのだろう。
我が家は代々、熱心な金光教信者だった。その反動か、自分は全く信心していない。特に父親は金光教が趣味というくらい入れあげていたので、逆に自分は否定的である。
でも一応、世間的には信者ということになっている。だから、父親が亡くなると隣村の教会の先生から「正月のしめ縄作りに来てもらえんかな」という声がかかった。行かざるをえないだろうと思った。12月28日はそのしめ縄作りの日である。だから、1年に1回だけ、金光教の行事に参加している。
年末には出荷も終わっているので、さほど忙しくはなく、参加するのは一向にさしつかえないが、自分はしめ縄作りのような作業が大変苦手である。稲ワラを使って手で細い縄を編んだりすることが、何回教えてもらってもうまくできない。だからこのしめ縄作りも、作業をする人にワラを手渡す役目である。ところが、このしめ縄作りも高齢化していて、自分が一番年下で、60代が一人、70代が二人、80代が一人である。80代の一人は別の作業をされるので、実質4人でしめ縄作りをする。要(かなめ)の人、要の人の左右に二人、そして左右の二人に稲ワラを渡す人が一人。つまり菱形のような格好で作業をする。要の一人が大事で、要の人の指図で左右の人がワラを編んでいく。
常々、メンバーを見渡しながら、この要の人が来れなくなったら、このしめ縄は作れなくなるのでは・・・と感じていた。
現在の金光教は布教活動など聞いたことがないし、どこかの巨大宗教集団のように若い人を勧誘する話なども聞かない。だから自分のように、親は熱心でも子供は全く無関心のこともあるし、サラリーマンだと28日はたいてい仕事納めの日で休めない。
去年も一昨年も、しめ縄作りのメンバー不足の危機感を強く感じていた。だから、数日前に、教会所の先生の息子さんに次のようなメールを出した。
○○様
ごぶさたしております。
もうお正月ですね。28日には、お金光様の「しめ縄作り」があります。 毎年行かせてもらっているのですが、実はそのことで○○さんにお伝えしておきたいことがあります。
以前は「しめ縄作り」に6〜8人ほど来られていたのですが、現在は私を含めて4人になっています。一人は義兄の○○ですが、あと2人の方の名前をよく知らないのですが、どちらも山田の方です。その山田の方のお一人は73歳くらいの方ですが、その方が中心になってしてくれています。
その方がずっと来て頂けるなら問題ないのですが、その方が病気等で来られなくなったら、ちょっと問題です。というのは、私がしめ縄作りに参加 させてもらうようになったのは、父が亡くなった翌年からですから、もう13年ほどになります。13年もすぐそばで手伝っていながら、縄一つ編むことができません。つまり私は、こういうしめ縄作りは「極度に苦手作業」なのです。いくらでも補助作業はできますが、中心の位置で作ることはできません。これは自分の怠慢ではなく、単に、こういう手先の仕事が極めて苦手な次第です。
私のブログを時々見てくださっている○○さんですから、私が「超不器用」ということは、理解いただけると思います。農作業でも10年1日のごとく、全く上達してくれない農作業もあります。それと同じことが、このしめ縄作りです。
先生がこのことをちょっと理解されてなくて、73歳の方の後継者は私のように思われている節がありますが、補助作業はいくらでもできますが、要の位置でしめ縄作りをすることは、私にはちょっとできそうにありません。今、中心(要)になってしてくれている73歳の方も、もうそんなに若くないので、誰かそれを引き継いでくれるような人が来てくださればと思います。私ができればすぐにその役を、お引き受けするのですが、家の小さなお飾り作りもしていなくてスーパーのお飾りを購入しているくらいですから、ご理解頂けると思います。
今日、メールをさせてもらったのは、もし28日に休みが取れるようでしたら、一度○○さんにしめ縄作りのやり方を見て欲しいと思ったからです。 以前に頂いたメールから、器用な方だとお見受けしております。
いつも中心になってしてくださる方が、今年も来てくださると思いますが、やはり、もう一人は要の位置でできる人が必要と思います。
先生に、私が「要の位置でのしめ縄作りはできない」ということを理解してもらうのは難しく、もし28日に時間が取れるようでしたら、○○さんにしめ縄作りを覚えて頂きたいと思った次第です。 なにとぞよろしくお願い致します。
このメールの効果は絶大だった。今日は新メンバーが一人来られた。自分と同世代の方である。そしてすぐに、この人は次の「要の位置」を引き継いでくれる人だとわかった。先生の息子さんが即座に手をうってくれたようだ。このメールを1年後に先送りしなくてよかった。
以下、しめ縄作りの手順を画像でアップします。 






農業という仕事で、1ヶ月、差引15万円の収入になるなら、300万人ほど新規就農が期待できると思うが、1ヶ月、差引5万円稼ぐのも難しいから、現役世代は農業をすることができない。
ホームレスの人やニートやフリーターの人に「農業という逃げ場」があれば、どんなにいいだろうと思う。
しかし、現代の人間は、田舎でも都会でも「土に触れることさえできない状態である。 都会では土も見えない 。田舎では土は見えるが、土に触れる仕事では生活ができない。
例えば自分がしているような、1人でする小規模なワンパック宅配を考えてみよう。
(1)農作業もあるので、毎日は出荷できない。月、水、金と週3回出荷している人が多い。
(2)1回の出荷につき、7〜8パックが労力的に限度である。9パックはしんどい。
(3)ワンパックは3000〜3200円が世間相場だと思う。家族構成も2〜3人が主体だろうから、野菜だけで3200円を超えるワンパックは送りづらい。
(4)1週間に平均20パック送付すると、1ヶ月では80パック。
(5)80パック×3200円=256000円。
(6)冬から春にかけての2ヶ月は野菜が切れるので、年間では、256000円×10ヶ月=256万円。これは総売上である。
(7)ワンパックの送料が運賃と箱代で800円とすると、年間では、80パック×10ヶ月×800円=64万円。
(8)送料以外の経費が、少なく見積もっても年間に60〜70万はかかる。
(9)だから、256万円−64万円−70万円=122万円である。
(10)つまり、手取り122万円にするには、1ヶ月、80パック送る必要がある。
(11)ボクが常々、100万の攻防をしているという意味がわかると思います。
(12)農業仲間に話すと、100万も稼げたら上出来と言う。
10アール(1反)あたりの水稲所得は、3万円ほどらしい。これだと、1ヘクタール作っても30万円。10ヘクタールでも300万円の所得にしかならない。安すぎる。
それでも稲作を続けているのは、
(1)稲作でもしなかったら、他にすることがない。
(2)農機具がまだ新しく、今止めるともったいない。
(3)稲を作付せずに遊ばせておくと草が生える。草防止に何回も耕運するのも手間である。
(4)長くやってきたから、なかば習慣的に続けている。
(5)年金も入るし、別に儲からなくてもよい。赤字さえ出なければ。
(6)多分、いくら入って、いくら出ていったか、稲作の損得計算を細かくしていない。だから、得しているのか損しているのかよくわからない。
(7)減価償却費という「からくり」で、購入時の大きな出費のない年は、儲かっているように「錯覚」する。
(8)単純に稲作りが好き。米くらいは自給したい。


有機農業を自認しているが、この黒マルチだけ、反自然的である。かなりの作物に黒マルチを使っている。
(1)無マルチにくらべて10項目以上のメリットがある。
(2)自分の場合は、メタン菌液肥とセットになっている。
(3)右の画像のように、草や、稲ワラや、麦ワラや、土手草や、山草等を黒マルチ代わりに敷くのは、労力的に大変。
(4)トウモロコシを原料にした「土に戻るマルチ」は、現在ではまだ、普通マルチの4倍ほどの価格である。
(5)原油が高騰し、原油が原料の黒マルチも高騰しているが、従来の2倍くらいまでなら、まだメリットの方が多い。
(6)黒マルチを使った方が、自分の身体が楽で、作物の出来もかなりよく、後作の草の生える量が少ない。
この農閑期にも、産業廃棄物業者に黒マルチを有料で引き取ってもらうので、黒マルチがその後、どういう経過をたどるのか、よく聞いてこよう。まだ30代前半と思える、親切でていねいな業者だから、具体的に教えてくれると思う。
黒マルチの使用を減らすには、唯一「作付面積の縮小」であるが、将来、自給用の野菜だけを作るようになったら、この黒マルチの使用を止めるだろうか。止めれないような気がする。
農業は環境によいこともしているが、環境に悪いこともかなりしているので、相殺されて、プラスマイナス、ゼロである。
(今日の夕飯)
野菜炒め・・・キャベツ、ニンジン、ホウレンソウ、豚肉少々
クリームコロッケ・・・市販の惣菜を買った
ホウレンソウのおひたし


朝から2時半頃までずっと、農業新聞を読んでいた
ニワトリにエサをやりに行かなければならない。最近はエサの時間が不規則で、ニワトリが怒っているだろう。
田んぼに行く前に、昨日仕込んだダイコンのビール漬けの状態を見た。水がすでに漬物石の上まであがってきていた。漬物石を出して、天地返しするようにかき混ぜてまた漬物石を戻した。
田んぼに着くと、物置小屋に置いてあるコゴメを鍋に2杯ほど与えた。昨日は朝9時半頃に与えたので、今日はそれより5時間も遅い。食べきれずにころがっていたサツマイモのクズもきれいに無くなっていた。 


卵を10個産んでいた。年末の贈答品に助かる。水を入れ替え、カブのクズや病気のキャベツを収穫してトリ小屋にばらまく。
田んぼに出る頃、今日の更新の題名は「冬の一日」にしようと思ったので、それに見合った田んぼ写真をデジカメで50枚ほど写した。


年が明ける頃には、シュンギクは寒さで傷んでくるので、左の画像のネギに比重がかかってくる。
今年はダイコンがよくできた。右の画像のように、ハクサイとカブはかなり虫害を受けているが、ハクサイは何枚も外葉を取り除き出荷している。カブは葉をつけないので、これも何とか出荷できている。


ロケットは、イタリアンパセリとキャベツをコンビにして「生食サラダ用」として2月末まで出荷する。
ホウレンソウは青ホウレンソウと赤ホウレンソウ。赤色は主に業務用に出荷している。
右のニンジンも状態がよい。他の野菜が少なくなれば、×2倍出荷をする。
帰る前に今日の夕飯をイメージしながらブロッコリーだけ収穫した。
たいして何もしていないのに、早1時間近く時間が経過して、時刻は3時半をまわっている。
長靴にはきかえて、門先の簡易水道で、よごれていたコンテナ(黄色の野菜収穫容器)を洗った。
台所の洗い物をしてから、夕飯のサトイモの皮をむいた。大きいのは出荷にまわし、家に持ち帰るのは小さなクズ芋だから、皮むきにかなり時間がかかった。
シイタケ(自給用に少しある)を刻み、鰯団子を入れ、醤油、砂糖、酒、みりん、ダシを目分量で入れて火にかける。沸騰したら弱火にして15分ほどで煮える。
その後、ブロッコリーを湯がして、ハムを焼いた。
今日は家人は遅いので一人食べた。子供はサトイモを嫌って食べないので、マルミさんが帰ってから、別に何か作るだろう。
夕食後、いつものようにインスタントコーヒーを作り、パソコンの前に座ると、長い夜の始まり。
正月が近くなったが、正月に備えて準備することは、取り立ててはない。
数日前、ホームセンターに行った時に980円のお飾りを1個買ってきた。31日に玄関にこれを取り付ければ迎春準備完了。
今日もまた1日が過ぎ去ろうとしている。
秋冬作
(1)ハクサイ (200〜250円)
(2)キャベツ (150円)
(3)ダイコン (2本で250円)
(4)カブ (150〜200円)
(5)ニンジン (1キロで250円)
(6)サトイモ (1キロで400円)
(7)ネギ(ネギとシュンギクで250円)
(8)シュンギク
(9)ホウレンソウ(550グラムほどで250円)
(10)秋ジャガイモ(毎年、あまりよくない)
(11)レタス→ミズナ(150円)
(12)サツマイモ→ヤーコン・山芋(300円)
(13)ブロッコリー(2個で200円、わき芽も200円)
(13)ロケット・イタリアンパセリ(合わせて300円)
送料は運賃と箱代で800円負担してもらっている。
内容物2400円と送料800円の合計で3200円(上限)。
ワンパック3000〜3200円。
春夏作、秋冬作ともに120サイズの箱で送っている。
箱はダンボール会社に250枚単位で注文している。
120サイズは1枚120円。
100サイズは1枚92円(数年に1度注文)。
運賃は送る数が多くなれば段階的に安くなる。
メリークリスマス、といっても何もない。昨晩、ケーキとフライドチキンを1日早く食べているのでそれで終わり。
「今日は上の画像」といっても、自分は酒類を飲まない。「ダイコンのビール漬け」を作るために買ってきた。農業新聞に作り方が出ていたのでそれを見て作った。
ダイコン 5キロ(5〜6本)
塩 1カップ
酢 1カップ
砂糖 1キロ
ビール 500ミリリットル
ダイコンを3等分ほどに輪切りにして、それを縦半分に割り、漬物樽に入れ、上記の調味料を入れてかき混ぜて、7キロほどの重しを載せると4〜5日で食べれるようになると書いてあった。簡単そうだったので作る気になった。下の画像がそれ。
ビールは飲まないので値段がわからない。このキリン一番絞り500ミリリットルは1本が256円だった。食べ終えたらまた作ろうと思い2本買った。買う前に店員さんに、ビール漬けを作りたいんですが、どんなビールがよいかと尋ねたら、ビールにしてくださいね、ビールだったら何でもよいと思いますと言われた。発泡酒ではいけないという意味だった。
酒好きな人はこんなビールを毎日1本ほど飲んでいるのだろうと思う。農業者は酒を飲まない。毎日、酒が飲めるほど稼げないと思う。自分が付き合っている農業者は誰も皆、酒もタバコもやらない。それでも自分のように365日、全く口にしない者は少ないかも知れない。父親も全く酒類は口にしなかったし、体質に合わないのかも知れない。我が家は親子ともに女の方が酒をたしなむ。
タバコはヘビースモーカーだったが、農業を始める2年前に肺炎がきっかけで運良く止めれた。その当時でも1ヶ月1万円ほどかかっていたので、タバコ代が節約できるようになっていたことは農業をする上で大助かりだった。
晩に酒を飲む習慣があったら、ちょっとブログは書けないと思う。 逆に甘い物が好きで、この悪癖も困る。それを少しセーブする意味で、シーズンには下の画像のものをよく作る。
ふかし芋。サツマイモが掘れるようになる9月中旬頃から年内いっぱいの3ヵ月半ほど、台所のテーブルの上にはたいていこれが置いてある。3〜4日かけて食べるが、なくなったらすぐにまたふかしておく。これを食べると少し甘いもの(アンパン)が控えれるし、ブログの合い間の9時〜9時半頃に食べるふかし芋は腹にもたれなくてよい。この時間帯に甘いものを食べると胃にこたえる。
ふかし芋には、たいてい細い芋を使うが、残り少なくなって、細い芋がなく、太い芋を半分に切ってふかした。ふかし芋を毎日たらふく食べれることは、ささやかな、「農家であることのぜいたく」だと思う。
漬物のような農産加工品がたらふく食べれることも、「農家であることのぜいたく」である。
梅漬け
らっきょ漬け
ダイコンの漬物
ハクサイの漬物
カブの酢漬け
他にユズ茶
果樹では
柿・・・10月中旬〜12月上旬
キーウイ・・・11月中旬〜2月下旬
ハッサク・・・1月下旬〜3月中旬
スイカ・・・7月上旬〜8月上旬
その他、イチジク、スモモ等、カラスと競争になりながら少し口に入る。
(今日の夕飯)
お寿司・・・近くに住む姉にもらった
ホウレンソウのおひたし
ハム
お歳暮でもらったハムが毎年この時期には登場する。手抜き料理にとても便利。それと、毎年12月になると頻度多く登場するのが、ホウレンソウのおひたしとブロッコリーの湯通し。これも手抜き料理に最適なので、3月頃まで2〜3日おきに食べ続ける。ブロッコリーは下の画像のように、中心の大きい蕾を収穫すると、今度は次々に小さな蕾のわき芽が伸長して、このわき芽は3月のお彼岸頃まで収穫し続けることができる。
ホウレンソウのおひたしとブロッコリーの湯通しが毎日のように食べれることも、ささやかな「農家であることのぜいたく」と思う。ささやかどころか、何事にも代えがたい、ぜいたくである。




ハーブは難しいというイメージがあったが、野菜よりはるかに簡単だった。そして必要なハーブはたった12種類だった。多くのハーブの本は、多種類のハーブを列挙して、わざとわかりづらくしている。
ハーブティ用ハーブ 6種類
料理用ハーブ 6種類
ハーブを作り始めたのは8年目に入ってからだった。野菜の個人客の出入りが激しく、野菜以外に何か手を広げなければと思い、イベント収入や、ドラムカン炭焼き、百姓塾、ハーブに手を広げた。
収入につながったのは結局ハーブだけだった。
イベント・・・広告を入れたが、あまり人が来なかった。
ドラムカン炭焼き・・・苦手作業が多く、長く続かなかった。
百姓塾・・・これで稼ごうと思い、トータルで10万円ほど広告を出したが、生徒はほとんど集まらなかった。
ハーブも趣味では続かないと思い、どこか売り先はないかと考え続けたが、イタリア料理店かフランス料理店しか思い浮かばなかった。そして電話営業を思いついた。神戸、大阪の職業別電話帳から、イタリア料理店に電話をかけまくった。
今はイタリア料理店からは、ちょっと引き気味。理由は、
(1)よく閉店する
(2)継続して買い続けてくれない
これからハーブを売ろうとする人へ
(1)営業に遅すぎるということは一切ない。安くて鮮度がよければ、すぐに変わってくれる。
(2)とにかく、1本の電話を入れなければ何も始まらない。
(3)取引が始まってからも、なかなか先方からは注文の電話をもらえない。2週間に1度くらいのペースで定期的に電話を入れ、注文をもらう。
(4)個人客はこちら都合の野菜を送れるが、業務用の場合は注文を受けた品を送る。ここが個人客と業務用の決定的違い
(5)送り状、納品書、振込用紙記入、この事務処理に結構時間がかかる。
(6)職業別電話帳でもよいし、インターネットの料理、飲食店ブログ等からでも、各ジャンル別にいくらでも探せる。
(7)口コミの紹介も期待できる。個人客より業務用の方が横のつながりは広い。
ハーブティ用ハーブ


左からレモンバーム、レモンバーベナ、レモングラス。これらは春夏作のハーブなので、霜とともに出荷は終わる。
レモンバームは寒さには強いので、このまま越冬。春先に枯れた枝を刈り取る。
レモンバーベナは、株元に籾殻を敷いて少し防寒している。春先に枯れた枝を株元から切り捨てる。
レモングラスは画像のようにして防寒している。青々とした部分が残っていれば越冬成功。当地ではレモングラスの冬越しは難しい。

左の画像はスペアミントとブラックミント。
右の画像は、レモンタイム、コモンタイム、セイジ。
ミント類、タイム類、セイジは、ハーブティと料理、兼用である。
料理用ハーブ

左から、ローズマリー、イタリアンパセリ、スイートバジル。
このローズマリーは植えてから10年近くになる。ただ、両側は他所の田んぼであり、田んぼの境になる「畦」もなく、どちらの方も除草剤を使われるので主に冬だけ出荷している。他に3箇所、ローズマリーを植えているのでそれを春〜秋出荷している。
イタリアンパセリは周年収穫ができるが、植え場所によっては「青枯れ病」が多発する。
スイートバジルは春夏作のハーブなので、初霜の到来とともに終わる。枯れてもバジルはきれい。


左からロケット、ディル、チャービル。
ロケットはホウレンソウとそっくり。出荷する時、間違えないように注意する。耐寒性もホウレンソウなみ。
ディルはニンジンの葉に似ている。秋冬作のハーブであるが、大寒の頃には寒さで茶枯れして出荷しづらくなる。
チャービルも秋冬作のハーブであるが、今年は失敗。グルメのパセリと呼ばれている。寒さには強く、大寒でも傷んだりしない。ディルとチャービルは直播がよい。そして混み合った所を間引いてそれを定植する。
その他のハーブ 

左からジャーマンカモミール、ルバーブ、ラベンダー。
カモミールはタマネギとのコンパニオンプランツなので、タマネギの畝間に植えるが、これは植えたのではなく自生。前年カモミールを植えていた場所には、こぼれ種から大量に生えてくるので、それを定植すればよい。
ルバーブはジャム専用のハーブ。5月の1ヶ月間だけ出荷しているが、秋が深くなるとまた元気になるので、11月中旬〜12月上旬にも出荷できる。業務用の注文はないので個人用に少しだけ作っている。
ラベンダーは個人用のワンパックに、6月の花期にサービス品として入れている。
(今日の夕飯)
ヒラ
ホウレンソウのおひたし・・・昨日の残り
味噌汁・・・朝の残り+卵




一昔前の自給自足システムが資本主義によって破壊されてから、農業で生活をすることが難しくなった。農業は「儲ける」というより、百種類の仕事(百姓)をして自給するという生き方が本来だから、「農業で儲ける必要性」が出てくると、農業がストレスになる場合も多い。
農業を見て、
(1)よくああいう仕事をやるなあと、半ばあきれ気味に見ている人
(2)ああいう仕事を自分もしてみたいと、願望としてみている人
二通りあると思う。しかし昔と違って、農業に転身することは相当のエネルギーがいるようになった。これは都会出身者でも農家の跡取りでも同じである。企業も容易には参入できない、かなり危険な産業である。
(1)地球的規模での気象異変
(2)地球温暖化による病害虫の増加
(3)資本主義は弱肉強食の世界だから、中国野菜より安く作れなければ、企業は農業に新規参入できない。
大規模農業で国内の農家は簡単に凌駕できても、中国の農家に単価で負けまいと思ったら並大抵のことではない。農作物は地球的規模で回転しているから、国内の農家に勝てても、国外の農家に勝てなければ、企業は農業に参入できないという仕組みである。
日本の個人農家が生き残るには、野菜でも米でも果樹でも「顧客との直販」に活路を見出していく場合だろう。
農業は負の要素だけでなく、風景セラピー、地下足袋から伝わってくる大地のセラピー、ハーブセラピー、ニワトリセラピーなどいろんなセラピーの恩恵を受けるので、経済だけでは比較できない職業である。
本(小冊子)だったら、80冊で8万円ほどかかるが、自費出版で80冊さばくのは大変である。よくさばけても60冊ほどだと思う。
ブログもパソコン代やデジカメ代やパソコン教室等で、平均すると毎年小冊子を出すくらい費用がかかるが、ブログの方が人の目に触れる機会は圧倒的に多い。
自分の場合、商業出版の完全な挫折が、ブログに対してわらをもつかむような気持ちになった。ブログの存在を1年早く知ってもいけなかったし、1年遅く知ってもいけなかった。運命的なタイミングだった。
小冊子にしていた時も、2000字ほどの短文を50項目ほど寄せ集めるという方法だったので、元々、本よりもブログ的だった。
去年の8月末、当地に始めてイノシシが出てから、サツマイモは採算が合わなくなった。
(1)電柵を動かす手間、電柵を張る手間
(2)電柵の周囲の草刈に2倍手間がかかるようになった
(3)電柵に草や芋ずるが伸びていないか、しばしばチェックする手間
(4)黒マルチを張る手間、黒マルチをはがす手間
(5)収穫にも時間がかかる
(6)野ネズミの被害が多い
(7)クズ芋もかなり出る。
(8)出荷時の選別に手間取る
(9)年内に出荷を終えないと、年が明けると寒さで腐敗が多くなる
(10)挿し木なので直射日光に弱く、水やりしてすぐに黒い寒冷紗をかぶせる手間。
イノシシは電柵を張るという自分の苦手なところを突付いてくる。電柵を張る必要があるのは今の所、サツマイモだけであるが、これが、ナンキン、ジャガイモ、ニンジンにまで被害が広がったら、農業を続ける気持ちが後退していくかも知れない。当地はまだイノシシの密度が低い。
(今日の夕飯)
ハクサイの水炊き・・・シイタケ、豚肉、鰯団子、シュンギク
ユズ酢醤油で食べた
最近、自分が作ることが多い。水炊きは簡単で便利。
昨日の画像をうっかり消してしまったが、昨日はダイコンの煮物だった。これも簡単なのでよく作る。材料は、シイタケ、鰯団子、平天。これにダイコンを入れて火をつけ、醤油、砂糖、酒、みりん、ダシを適量加えて、沸騰したら弱火にして15分ほど煮ると出来上がり。たいてい翌朝、翌昼も食べる。




自分は果樹のような「気の長い作物」は、あまり向かない。1年後もしくは2年後を見越して、枝をどのように伸ばしていくかとか、この枝は将来こっちの方向に伸ばそうとかいう悠長な遠大な農作業をする果樹農家は、そういう農作業をすることによって「先を見通すように」なり、段々と頭がよくなっていくような気がする。そういう点では、野菜は2〜6ヶ月でくるくる変わるので、行き当たりばったりの農作業でもまわっていく。
つまり果樹は、 1年後、2年後、3年後を見越した作業が多い。野菜にはそんな農作業はない。長くて半年後である。
果樹をやっている人を見ると、いつも「ようやるなあ」と感心する。それは自分にはとてもできそうにない作物だからである。果樹は
(1)初期投資の金額が比較的大きい。
(2)苗木を植えてから成り始めるまで、2〜3年待たなければならない。
(3)野菜と違って、技術系の人の仕事だと思う。
(4)棚作りとか、雨避けのビニール張りとか、誘引作業等、かなり器用さも要求されると思う。
(5)1年に1度だけの収穫であり、野菜のように1つ失敗しても他の野菜があるというわけではないので、1年1作、必ず成功に導く必要がある。
50代前半の人が脱サラして果樹を始めるとすると、70才まで元気に働けると仮定しても15回(15年)ほどしか収穫できない。そして果樹も
(1)カラスやタヌキ、イノシシ、シカ、サルの被害が大きい
(2)場合によっては台風でその年の収穫が激減することもある
(3)水をどうするか、水の問題が大きい。果樹産地ではたいてい「畑潅水設備」が整っているようだが、最近の異常気象のもとでは、果樹のような「単作」は、影響が大きいのではなかろうか。
(4)果樹でも大規模に少量多品種栽培、減農薬でされている人を知っているが、野菜の少量多品種栽培、無農薬より、数段難しいのではなかろうか。
(5)軌道にのれば、農繁期と農閑期が稲作と同じような形で取れるので、野菜のハウス栽培のように1年中忙しいということはない。
(6)東北のリンゴ農家では顧客への「直販」だけですべてのリンゴをさばいている人もおられるようである。果樹のような嗜好品は野菜のワンパックと比較して、案外、直販の顧客がインターネット等で見つけやすいような気がする。野菜のように、特定の野菜の量が多いとか少ないとか、家族構成が変化して食べきれないとかの問題は果樹のワンパックでは少ないように思う。
(7)ブドウならブドウだけに集中すれば、野菜に比べて技術の上達が早いと思う。
(8)一代で終わるなら、果樹は大きな投資になる。最近では、高齢の果樹農家の施設をまるごと引き継いで「賃借」のような形で新規就農されている人もおられる。
(9)植えた幼木が成り始める2年後、もしくは3年後までの期間が、ある意味、勝負になると言われる。生活をいかに維持していくか。
近くの集落にブドウを始めた人がだんだんおられるが、真似をしたくても、自分は果樹のような作物は到底無理。一口に農業といっても、いろんな形態の農業やいろんな作物がある。誰もがその中の自分にできそうな小さな一点でがんばっているのだと思う。
ただ、農具や施設に合計で300万円以上の投資をするのは、かなり勇気がいると思う。いったん投資すると、引き返せなくなる。
過去にいい投資を見たことがない。
(1)稲作に投資しても、米価の低迷。
(2)47年前、豚が大ブームになり、集落の人がこぞって豚小屋を立て、豚を飼い始めたが、豚は6〜7年の内に集落から全く姿を消した。後には投資した豚小屋だけが残った。
(3)葉タバコに投資して、葉タバコの乾燥庫(建築)だけが残った。
(4)大型台風で何度も倒壊しているハウス 。
(5)水に関わる投資は金額が張る。
(6)ハウスのビニール、ポリ、マルチ等、原油価格高騰による農業資材の高騰。廃棄処分料もばかにならない。
(7)動物飼育なら、飼料の自給ができる範囲内で。
その他、 2本足の害獣も頻繁に出没。農機具の盗難、作物の盗難が毎年のように新聞に出る。