リンクさせてもらっている「38歳からの百姓志願」の藤田さんも、藤田さんがリンクしている「くらぶち日記」の方も、どちらの方も就農2年目であるが、二人とも技術力がすごい。ブログの画像をみればその農業者の大体のことは伝わってくる。自分は18年目であるが、2年目の彼らの技術力には到底及ばない。というか、自分には今からでも真似ができない。
人は誰でも自分がイメージできた農業しか、田んぼに表現できないのではないかと思う。そして、その人の農業人生のほとんどが、スタート時点の2〜4年のうちに表現されてしまうと思う。
自分の場合もスタート時点の2〜4年の間に、現在やっていることの8割ほどは田んぼに出尽くしていた。逆に言えば、その状態から、技術的にはほとんど進歩していないと言える。
スタートする前から、毎年いろんな方の田んぼを見せてもらってきたが、真似をする能力が自分に備わっていなかった。真似はできなかったが、転身した農業には心を洗われるような気がして、夢中になってやってきた。スタート時点の2〜3年の我流が、自分の農業技術の大半だったように思う。悲しいくらい、あれから進歩していない。
それぞれの農業人生が大きくても小さくても、稼げても稼げなくても、それぞれの農業をしていくしか、仕方がないのではなかろうか。
ハーブは12種類だけ作れば、注文の95%は賄えると思う。12種類でも、野菜と両方なので、なかなか手がまわらず、いつもハーブが草山になる。黒マルチをしていても、通路の草がハーブに覆いかぶさってくる。
ハーブティ用ハーブ3種類

レモンバーム・・・12株ほどしか作っていない。いくらでも伸びる。伸びすぎたら、根元から刈り取って捨てれば、夏場なら1ヶ月ほどで再生する。収穫期5月上旬〜11月中旬

レモンバーベナ・・・11月上旬か、3月春分の日頃に株分けするか、6月に挿し木をして増やす。毎年、株を更新した方が状態がよい。収穫期5月下旬〜11月中旬

レモングラス・・・4月に40株ほどに株分けしたのに、活着したのは、たった4株。レモングラスは高温性なので、5月末頃に株分けした方がよかったかも知れない。収穫期6月中旬〜11月中旬。当地では株の冬越しが難しい。
個人の顧客には、ハーブティ用ハーブを2〜3種類入れてあげると喜ばれる。雑草みたいなものなので、各6〜8株作っておけば春、夏、秋と収穫が連続的に続くので、とても重宝。
ハーブティ用、料理用、兼用ハーブ3種類

コモンタイム・・・タイムは、コモンタイムとレモンタイムの2種類作っている。タイムも毎年株分けして更新した方がいいと思う。状態が悪くなったら、根元から切り戻しておけば、1〜2ヶ月ほどでまたフレッシュな状態で収穫できる。常緑草であり、収穫期間は1年中であるが、冬期間はあまり伸びない。

左からスペアミント、ブラックミント、アップルミント・・・スペアミントの注文が最も多く、これがメイン。アップルミントは捨てていたのが畔岸で根付き、以後畔岸で育てている。葉が大きくなったら商品価値がないので、定期的に草刈機で根元から刈り飛ばしておけば、1ヶ月ほどでまた収穫できるサイズになる。常緑草であるが、霜に弱いので、冬期間は薄い毛布のようなべた掛け資材で覆う。

セイジ・・・少ししか作っていないのに、ハーブ全般に手が回らず、セイジも草山である。
料理用ハーブ6種類
スイートバジル・・・時に害虫に食害されるが、収穫して捨てれば、すぐにまた、きれいなバジルが収穫できる。収穫期は11月上中旬頃まで。

ローズマリー・・・これも草に覆われている。この場所のローズマリーはかなり大株。4箇所に15本ほどずつ植えている。左は近所の田んぼ。
イタリアンパセリ・・・春は5月上旬頃に定植しているが、春作に病気等が多かった場合は秋にもう一度定植している。これは、仮植していた春の苗の残りを定植した。

ロケット・・・秋冬作でしか作っていない。ロケットは地床育苗。地床で問題ないものはすべて地床で苗作りをし、地床よりポット育苗の方がいいものはポット育苗にしている。

ディル・・・秋冬作でしか作っていない。育苗→定植にすると、どうも移植に弱い。できれば直蒔きして育てた方がよいと思う。これは2回めの育苗。1回めの定植は高温で2割ほどしか育っていない。
チャービル・・・秋冬作でしか作っていない。画像がないのは、育苗で失敗したから。順次3回まいたが、全て失敗。チャービルはどうも発芽が難しい。市販にはあまり売ってなく、タキイの通信販売では届くまでに期間がかかり、もう時期的に蒔き直しは無理。結構注文の多いハーブだが、仕方がない。




「インターネット百姓塾」ができるだろうか。今日はそのことを意識しながら、画像とその説明文を書いてみた。未経験者でも理解してもらえるだろうか。
技術的なことはやはり、現場の土の上で学ばないと、理解できないだろうか。
自分の農業は家庭菜園型であり、規模的にも、作付は30アールほどと小さい。少量多種類であり、少羽数のニワトリ、12種類のハーブ、ドラムカン炭焼きも多少は説明できる。だから百姓塾向きの農業形態ではある。
肥料に関しては、メタン菌液肥は臭うので、これ以外の肥料を説明する必要がありそうである。たとえば「ヌカボカシ」のような肥料。一度作ったヌカボカシを種菌にして、何年も何十年も繰り返し作れるものが望ましい。メタン菌液肥はその点が理想的である。
農業をしていない人に農業の疑似体験をしてもらえるようなインターネット百姓塾。
インターネット上には、数多くの農業ブログがある。その多くは、趣味や、定年帰農者のブログである。その中から、自分にとって最もわかりやすい農業ブログを見つけるのが、疑似体験には最短距離かもしれない。
まず自分が他の農業ブログから学ぶ必要がありそうである。

今日、ホウレンソウの種を蒔いた。144穴の発砲スチロールの連結ポット(穴直径3センチ)に蒔いている。
普通のホウレンソウ→2ケース→ネーキッド種子4粒蒔き
サラダホウレンソウ(赤茎)→2ケース→普通種子5粒蒔き
ホウレンソウは普通、直播であるが、何年やっても、直播して間引きという方法が上手にできなかったので、ポット育苗して定植という方法に変更した。
第1回目→9月27日(木曜日)→4ケース
第2回目→10月2日(火曜日)→4ケース
第3回目→10月4日(木曜日)→4ケース
普通のホウレンソウを6ケース、赤茎ホウレンソウを6ケース蒔く。合計12ケース×144穴=1728株。1箇所2〜3本立ちとして、大株にする。この方が出荷が楽である。
イタリア料理店は、赤茎の注文が多い。
ポット育苗→定植という方法は、12ケースが限度である。これ以上になると、移植栽培は手間がかかりすぎる。

ロケットの4回目を今日蒔いた。これで種蒔きは完了。
第1回目→9月11日
第2回目→9月14日
第3回目→9月23日
第4回目→9月27日
4日おきに、9月14日、18日、22日、26日に蒔く予定だったが、ちょっと前後した。
9月15日以降の種蒔きは、1日の種蒔きの遅れが、収穫で3〜4日の遅れとなる。
早すぎると、収穫適期幅が短く、遅すぎると、大きくなるのが遅い。だから1〜2日のことが微妙。

秋ジャガイモの定植をした。秋ジャガイモは、「仮伏せ」をして芽出しをして定植という段取りにしないと、春のように直接伏せると、高温で種芋が腐ってしまう。
秋作の収量は春作の半分、手間は3倍ほど。だから、自給用程度しか作らない。秋作も決まって病気が発生する。
昨日、載せていなかったハヤトウリ。つる性だから、下部は草に覆われても、まあ大丈夫。

「いじめ(突付き)」を怖がって、朝、エサを持って入っても、止まり木から下りてこなかった3羽が、最近は、いつ入っても、全部入り口に集まってくる。やっと元の群に復帰してくれたようだ。2ヶ月余りかかったような気がする。
ヒヨコからまだ1羽も死んでいないのが、少し自慢である。2年と4ヶ月が過ぎた。残りのニワトリ人生は2年と8ヶ月である。ヒヨコで導入してから5年間飼うことにしている。


配られてきた「農協だより」をみていたら、ブドウ農家の画像が目に付いた。ボクはブドウのような作物は大の苦手である。農業をしているのだから、農業全般のことをそつなくこなすだろうというのは大間違いで、自分の場合は、あれもできない、これもできそうにないという思いが強い。
農業スタート時には、果樹農家など想像することもなかった。義兄のような大規模栽培も、とてもじゃないが自分には無理だと思った。ハウスで花を考えたこともあるが、見学させてもらって即あきらめた。
多くの農業ジャンルの内で、ワンパック宅配しか自分はできない。多分、他の農業者も、現在している農業形態しかできないのだと思う。30〜40種類ほどの農業形態があるとすれば、誰でも、そのうちの3〜4種類の農業形態しかやってのけることはできないだろう。だから、途中から農業形態の変更ができる人は、農業人としてはかなり優秀な人である。自分が見てきた範囲において、それができた人は現在、安定した農業を営んでいる。
有機農業に特別のこだわりがあったり、不耕起栽培に特別の執着があったり、環境問題から、特別の農法でしか栽培しない人もいたりと、農業者も千差万別である。
自分は、経済的に儲かる農法を第一義と考える。しかしそれらの農法が自分には難しすぎるから、現在の(当初からの)農業形態を続けている。
自分の農業収入では、配偶者に定期収入がなかったら、農業を続けることはできなかっただろうと思う。
背水の陣があれば、収入アップにつながる農業形態に変更できただろうか・・・。
(1)農業形態の変更にはかなりの投資がいる。その元手がないとできない。
(2)投資のために借り入れすると払えなくなる恐れがある。
(3)成功するかどうかは、未知数である。
(4)軌道に載るまでの2年間ほどの生活費の予備も必要である。
(5)仮に不成功に終わった場合、簡単に元の農業形態に戻れるだろうか。もう戻れないと思う。
(6)農業は商工業の起業と同じである。農業形態の変更も一つの起業である。
自分の職業生活はすでにカウントダウンが始まろうとしているので、現在の農業形態を続けていくだけである。稼げる金額もしれている。だからよく、ホームレスの人を想像する。彼らにはもうホームレスの状態をキープするしか生きる方法がない。そんな社会である。そして50代半ばの自分も、現在をキープするしかない。60代半ばからは農業収入程度の年金(厚生年金も10年ほど入っているし、国民年金もずっと払っている)は多分もらえるだろう・・・。

9月24日の夕方から深夜にかけて降った雨は、とてもありがたい雨だった。その雨で、彼岸花が一気に伸びた。
雨の後、夜が随分涼しくなり、それまで窓を開けて寝ていたのに、昨晩は窓を閉めて寝ても、毛布1枚では寒いくらいだった。

黒マルチは、土に適度な湿り気があるうちにする必要がある。火曜日の午前中に8列(17メートル×8列)、黒マルチをした。ホウレンソウとロケットの定植予定地である。

液肥も、土に適度な湿り気がある時にした方がよい。土が乾きすぎている時は、液肥が濃すぎて、あたることがある。左はハクサイ、右はキャベツ。

左はダイコン、右はカブ。アブラナ科四天王(ハクサイ、キャベツ、ダイコン、カブ)は同時進行にした方が作業がやりやすい。これにも同時に液肥を施した。
土が湿っている間に、ニンジンにも液肥を施した。ニンジンは畝幅が狭いので、ニンジンとニンジンの株間に施すとき、水で2倍ほどに薄め、施す量も少しにした。液肥が直接、根に触れると枯れ死する。葉が伸びている先まで根はきているらしいので、液肥を施す場所は、作物の葉より外側にする。

端境期の10月のワンパックの一角を埋めてくれるのが、画像のレタスと、上記画像のニンジンの右にあるツルナシインゲン、それにハヤトウリの3種類である。ハヤトウリは液肥があたり、6本の内、2本しか育っていない。草に覆われて、あまりにみっともないので、画像にアップしていない。

今日のご馳走はエンサイ。夕方、フゴに一杯の青菜を投げ込んでおいても、翌朝には青菜はほとんど残っていない。サツマイモを掘り始めてからは、芋ヅルを投げ入れておくが、かなり大量でも、よく平らげている。
ボクとの決闘で怪我をした足の出血が止まってから、またしてもオンドリが凶暴になってきた。向かってきた時はやっぱり「蹴り」が出てしまう。その蹴りも、一瞬、タイミングをはずす時間差攻撃の蹴りを入れるが、何と、オンドリも時間差の蹴りで応戦してくる。闘鶏の本能があるので手ごわい。
応戦後は殺気だっているのがよくわかる。やたらとメンドリに、のっかったり(交尾したり)、遠吠え(コッケコッコー)の鳴き声を発する。
ただ、また怪我をされると自分が落ち込むので、できるだけオンドリを刺激しないように、エサやり、水代え、集卵をしている。




近年、市街地まで進出してきて、とどまる事を知らない害獣の被害・・・。米、野菜、果樹で経済活動をする我々農家にとって、防御はかなりの時間と手間とカネがかかる。だから「駆除」してもらう必要がある。それなのに、
(1)捕まえたイノシシを山奥に逃がしたり・・・
(2)ため池に落ちたシカを、わざわざ県の職員が出動して、救出作戦を展開して、それを人里離れた山中に放すという税金の無駄遣いをしたり・・・
(3)民間非営利団体(NPO)の、日本ツキノワグマ研究所(広島県)が広島県庁を訪れ、捕獲したクマを山奥に返す「奥山放獣」を進めるなど、必要以上の駆除を行わないよう求めた・・・



同じく、秋の彼岸の風物である彼岸花はまだ、ちらほらしか咲いていない。この場所は、あまり日当たりのよくない涼しい場所。咲かずに終わることはないはずだから、今年の暑さは記録的。だんだんと身体にこたえだした。

野に咲く花。野菊とムラサキツユクサ。水不足であまり元気がない。

野菜のキクイモの花。この芋は雑草のようにはびこり、野草化する。芋はでこぼこしていて、出荷はしずらい。ニワトリのエサにでもと思っている。黄色の小菊のような花がきれいである。今日は彼岸であり、他に花がなかったので、この花を切ってお墓に供えた。

タマネギ(早生1袋、中晩生2袋)と、ロケットの3回目を蒔いた。あまり暑いので,タマネギは2日ほど遅らそうと思ったが、今日蒔いた。クワとヨツメで畝の表面をならし、その後、板切れなどを使って、畝の表面をより水平にする。種を蒔いたら、ジブ(フルイ)を使って、細かい土で覆土する。その後、たっぷりクン炭(焼きスクモ)をかけて、夕立にたたかれるのを防止したり、日除けにする。
タマネギは55日間育苗して、11月中旬に1本1本定植する。
サツマイモを掘り始めたが、早生品種のベニアズマは毎年どうも外観がよくない。逆にムラサキ芋は外観がよい。
味の方は、当地の土質がサツマイモに向かないのか、あまりおいしくない。田んぼで作る芋だから、山や丘陵地のような場所で作るサツマイモに比べて、どうしても味が劣る。肥料は、ナタネカスの少ないメタン菌液肥(窒素分が多いと、ツルばかり茂るツルボケを起こす)を少量施しているだけである。
晩生品種の高系14号という品種は、ムラサキ芋のように外観がよく、味の方も、土質にかかわらずおいしいので、1ヶ月出荷が遅れても、来年はベニアズマを止めて、普通種は高系14号だけでもいいかなと思う。

今年は暑いので、今の時期でもオクラがすぐに大きくなる。ただ、水分不足で、茎や葉が伸びない。

左がカブ、中央がダイコン。右の画像の畔岸にあるホースを使って、2日に1度、エンジンポンプで井戸水を散水している。
午前中、私用で日生(ひなせ)に行った。日生は海の町である。岡山ブルーラインという道ができてから、日生が随分近くなった。家から25分ほどで行ける。
上の画像は岡山ブルーラインの片上大橋から写した日生の海である。片上大橋を渡ると、瀬戸内市から備前市、日生町になる。
日生は牡蠣(カキ)で有名である。画像は牡蠣イカダ。




日生は小さな漁村である。左の船に乗ると、鹿久居島、頭島、大多府島という、日生諸島の島に渡れる。子供が小学生だった頃は、夏休みに1泊2日で頭島の民宿に泊まり海水浴に行っていた。そして、ボクが子供の頃には、集落で行く子供の海水浴があり、ずっと大多府島に行っていた。だから、日生諸島は思い出の多い海である。
アブラナ科野菜の害虫、ダイコンサルハムシの被害を免れたと思ったら、モグラの被害にあい、そして今は、モグラよりも、降らない雨に気をもんでいる。次から次に諸事情に遭遇する今年の秋である。
トウモロコシがバイオ燃料に利用されだしてから、ニワトリの飼料の価格が高騰しているらしい。最近はずっと買っていないから、価格の変動がわからないが、買わなくてすむのは、3人の方から「コゴメ」をもらっているからである。73才、76才、82才の方の稲作の籾摺り後のコゴメである。いつまでもらえるだろう、というか、いつまで稲作を続けられるだろう。
ワンパック宅配は10〜12種類をセットにして、顧客に直接届ける方法であるが、1種類でも失敗すると、セットがとても組みづらい。例えば、春夏作においては、
タマネギ、ジャガイモ、キュウリ、ナスビ、ピーマン、オクラ、ナンキン、ニガウリ、トウガン、エンサイ、ツルムラサキ、青シソ。
この内、タマネギ、ジャガイモは必ず入れたいし、キュウリも必需品である。エンサイやツルムラサキは、箱の上部の「ぐすぐす」をなくして、箱をきちんといっぱいにするには、もってこいの葉物であるし、ナスビのない8月(更新中のため)には、その代用としてトウガンが活躍してくれる。失敗しても余りこたえないと思えそうなのが、オクラとニガウリであるが、やはりどちらも失敗はできない一品である。
特定の作物を失敗すると、ある野菜を×2倍にして対応しているが、タマネギやジャガイモやナンキンを×2倍にはしづらい。葉物は根菜に比べて日持ちがしないので、エンサイやツルムラサキを×2倍はちょっと考えられない。×2倍でも許容範囲なのは、キュウリ、ナスビ、オクラの3種類だけである。実際に自分は、この3種類しか×2倍を入れないことにしている。
でもやはり、失敗しないにこしたことはない。失敗は他の野菜に負担がかかることになる。送る箱を一杯にしようと思えば、箱の中で収まる位置が、それぞれの野菜で決まっている。箱がぐすぐすでは、箱の中で野菜がでんぐり返るし、届いた時の見た目が悪い。
つまり、ワンパック宅配というセット野菜でも、たった1品目も失敗はできないのである。しかし、12〜14種類を作るのだから、どうしても注意が散漫になってしまう。これがスペシャリスト型の1作物だけなら、エネルギーも注意も、身も心も、その1作物に集中できるが、多種類作ると、どうしてもそれができない。個々の作物の技術力が上がっていかないのも、こういう点にありそうな気がする。
スペシャリスト型でも、かなり大量のその作物すべてを「直販」で売りぬいている人が、稲作農家や果樹の専業農家に多い。今はインターネット販売ができるので、スペシャリスト型で全て「直販」で売りぬけるなら、1セット、10〜12種類が必要なワンパック宅配より、はるかに、作る上でのメリットは大きい。
要は「売る力」であり、稲作農家や果樹農家の「インターネットを利用した直販」には、めざましいものがあるらしい。セット野菜はこの点が弱いと思う。


作文は頭でなく足で書くと言われる。パソコンの前に座るのは夜だけで、日中は田んぼで足をよく動かしているが、40アールほどの狭い範囲内の歩行である。毎日、同じようなことの繰り返しなので、さほど変化があるわけではない。やはり、出かけないことには新鮮な感動に出会えない。
(1)出かけること→自分の場合は田んぼ見学
(2)農業関連の本や農業新聞に目を通すこと→全然していない。
(3)農作業とは違った身体の動かし方をして、身体の疲労をとる。つまり、背筋を伸ばすような運動をすること→毎日、猫背の運動はたるほどしている。
(4)たまには、ぼう〜っとする半日を確保すること→性格なのか、貧乏性なのか、これができない。
上記のようなことを習慣的に取り入れていかないと、ブログが老化してしまうような気がする。
秋冬作の植え付けをする9月、10月は、週に半日の自由時間がなかなか取れないが、11月になるのを楽しみに、毎日の農作業に精を出している。

足音の地響きでわかるのか、トリ小屋まで15メートルほどのところに来ると、入り口に集まってきているのが、ざわめきでわかる。
午後6時18分。デジカメを持って入ると全部のニワトリが入り口に集まってきた。でも、エサでないのがわかると、すぐにまた止まり木に上がり始めた。6時18分はもう薄暗い。梯子も置いているが、ほとんど梯子を利用することはなく、地面から1メートルほどの止まり木に飛び上がる。一羽は巣箱の上に、一羽は巣箱の中に寝ているが、他は止まり木に止まっている。
いじめられていた3羽の内、巣箱の中で寝ている一羽はまだ群の中に復帰できないが、他の2羽は群に復帰しつつある。朝のエサやりの時は、3羽とも地面に下りてくるようになった。3羽だけ別途、他のメンドリからガードしながら巣箱の上や止まり木でエサを与えていたが、この5〜7分が面倒になり、止めてしまったら、いつのまにか、3羽とも地面に下りてくるようになった。生きるためには、とにかく食わねばならない。
いじめられた時、かわいそうなので、通常は隔離するようであるが、隔離すると、群に戻す時にすんなり復帰できるのだろうか。

インゲンの花が咲いた。右側のニンジンと同じ日に蒔いたが、インゲンはすでにこんな大きさである。今日やっと時間が取れて、インゲンを追い越そうとしていた草を抜いた。
竹の棒で混ぜる手間は1〜2分だし、液肥の進行具合を見るのも楽しみで、、朝、夕、2回混ぜている。日曜日に仕込んでまだ4日目であるが、もう使えそうである。お彼岸が近いのにこの暑さだから、メタン菌もよく動いているのだろう。
今は、肥料作りが楽しみになっている。作付面積が30アール余りあるので、担ぐのが大変であるが、10年後、自給用の家庭菜園だけになることを今から楽しみにしている。家庭菜園なら5アールもいらないから、現在の6分の1以下の面積で足りる。そして、農作業の半分を占める出荷作業がないのだから、1日、1〜2時間の農作業だけで十分である。
家庭菜園だけになると、下記、5作物を止めるかもしれない。
(1)ハヤトウリ
(2)ニガウリ
(3)トウガン
(4)ヤーコン
(5)5月収穫のコマツナとソラマメ
しかし(2)〜(4)はいずれも思い出深い作物であり、少量を作り続けるような気もする。(1)と(5)は止めるだろう。
ハーブはハーブティ用ハーブの6種類だけを少量ずつ作るようになるだろう。
家庭菜園になって、逆に現在より作物数が増えることはありえない。

画像はレタス2品種。左の畝にはアブラナ科野菜を植えているが、今年はまだ害虫のダイコンサルハムシがきていない。あまりに高温すぎるせいだろうか。
害虫の被害はまだないが、地中をモグラが走り回って、これに弱っている。

田んぼのあぜで、今朝初めて、彼岸花を見つけた。昨日は目に入らなかったので、一晩で20センチほど伸びたのだと思う。今日は18日だから、例年より6日ほど遅れている。それだけ世間が暑いのだろう。今日も、盛夏のような1日だった。

ダイコンにまだ害虫がきていない。今日でちょうど1週間経過。第1関門は突破。蒔き直しにはならなかった。
今日、ハクサイを定植した。予備苗としてもらっていた義兄の苗を定植した。自分が育てている苗もあるが、まだ少し小さいので、それを予備苗にした。
ロケットはきれいに発芽した。ロケットの育苗期間は大体1ヶ月であり、10月7日頃の定植予定である。

今日初めて、サツマイモを掘った。左がベニアズマ、右がムラサキ芋である。外観が悪いし、野ネズミに食われている箇所もある。サツマイモは地上からはイノシシやシカが、地下からは野ネズミが狙う。堀り上げや選別にも時間がかかり、採算の悪い作物であるが、ワンパックには必須である。

左は管理機(ミニトラクター)、右は鍬である。鍬代わりになってくれるのが、管理機である。農業をスタートした年に買ったが、故障のほとんどない農具である。今日は畝上げをしたので、耕運爪のかわりに、畝上げ器をつけている。





このヘビは全然怖くない。近づくと逃げる。怖いのはハミ(マムシ)だが、当地にはあまりハミはいない。

ダイコンにもカブにも、ダイコンサルハムシはまだきていない。朝、夕、確認している。
ニンジンはまだ、こんなにか細い。19日で種蒔き後1ヶ月がくる。初期成育はゆっくりだが、ここから急に大きくなる。今月中に2〜3回間引いて、追肥の液肥を1回施すと、ニンジンに関する世話は完了。11月上旬から出荷。

今日は、右の画像の田んぼに16荷、担いだ。16荷(1荷は18リットルほど×2=36リットル)も担ぐとさすがにえらい。でも、昼から待望の雨が降り始め、心地よい雨音を聞きながら、4時過ぎまで昼寝をした。
直、施肥量は、150センチ幅、16〜17メートルの長さの畝に2荷を基準にしている。
肥料は難しい問題である。自分の場合も、仕込みはごく簡単であるが、施す時がかなり重労働である。1回に4荷ほどだったら楽しく担げるが、それ以上になるとかなりしんどい。
近所の家庭菜園の人は100パーセント、化成肥料を使っている。化成肥料は軽いので、施す時が、とにかく楽なのである。年がいくと、重い物を持ち運んだり、重労働になることは敬遠する。液肥を担ぐなどは論外である。有機質肥料なども重いので使わない。
加えて、近所の家庭菜園の人は100パーセント、除草剤を使っている。黒マルチを張る重労働を思えば、除草剤の方がはるかに簡単だと思っている。黒マルチを使っているのはサツマイモくらいである。
加えて、近所の家庭菜園の人は100パーセント、農薬を使っている。当集落で、農薬を使わない家庭菜園をしている人を、たったの一人も知らない。「家庭菜園だから安全志向だろう」というのは一面的な見方である。何を安全と感じるかは、実に個人差が大きい。年配の方は特に、農薬を使われる方が多いように思う。

途中で、右の画像のようにタゴが壊れた。この部分がよく壊れて、2年に1度はタゴを買っている。1荷で36リットル(18リットル×2)ほど担ぐのだから、この部分の強度をもう少し増して欲しいと思うが、何の補強もはいっていない。

液肥タンクが半分になるまで使ったら、ヌカとナタネカスを4対1、もしくは5対1くらいの割合で補充して、その後、井戸水をポンプアップして8分目ほどまで入れる。

上の画像のように8分目ほどでとどめるのは、ヌカが上にはみ出てくるからである。多分、メタンガスが発生して、ヌカを押し上げているのだと思う。よく混ぜて完了。