あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

6月末の果樹

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 果樹を写そうと、なにげなくブラックベリーに近づいたら、6組のビービー(コガネムシ)が、揃い踏みで交尾中だった。ちょっとびっくり。ビービーの交尾はよく見かけるが、6組揃ってというのは貴重な一瞬。

 もちろん害虫であるが、この害虫に特に困ったと言う経験はない。場合によっては手でとって地面に落とし、足で踏み潰すが、こういう場面ではそれはできない。大体、少々つかまえて踏み潰しても自然界の体勢に影響はないと思う。


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 上記のビービーがいたのはブラックベリー。ビービーは、モロヘイヤ、ブラックベリー、ナスビ等が好きなようである。
 
 このブラックベリーは鈴なりであるが、雨に弱く、自分の口に少し入る程度である。熟すと黒くなるのでブラックベリーというが、熟しても酸っぱいので、甘みが少ないように思う。ブラックベリーが売られているのを見たことはないが、出荷農家は多分、ハウスで作っているのだと思う。

 鳥はあまり食べないが、ワンパックに入れるほど収穫できない。収穫後の日持ちもしない。



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 イチジクにいたカミキリ虫。頭のハサミで髪も切るから「カミキリ」と呼ばれているのだと思う。イチジクにはよくカミキリ虫がいる。これはまだ小さいから子供のカミキリ虫。イチジクの木の樹液を好むようである。幼木だと、木が枯れるくらいの害虫であるが、このイチジクはすでに成木なので、カミキリムシに手を出さなかった。



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 ビワは適期に袋掛けをしないと、口に入れることはできないらしい。うっかり忘れていた。ビワは「ビワの葉茶」も知られているが、まだ飲んだことはない。

 果樹はそれぞれ1〜3本植えているだけである。特定の果樹をたくさん植えても、次の代には無用の長物である。放任栽培でも口に入る物を主体に植えている。
 
 次の代が続けて世話をする(下草刈り、及び施肥)だろうとは、あまり考えられない。 



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 11月中下旬が収穫期のキーウイだが、すでにこんなサイズに生育している。雨の少ない夏場に水分要求量が多い。水分が少ないと葉を落としてまで、自身を守るようである。



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 昨日、スイカの防御をした。毎年のことなので、だいぶ慣れた。下からはタヌキが上からはカラスが狙う。農業をスタートした年、大きなスイカが全部割られた。



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 トマトもスイカと同様である。下からはタヌキが上からはカラスが狙う。今年は雨が少ないので、まだ病気がきていない。家庭菜園では、トマトの上に雨よけのポリを被せているのをよく見かけるが、自分は害獣の防御だけで精一杯で、雨よけのポリは難しすぎてできない。風で吹っ飛びそうな気がする。 
 
 トマトは害獣防御の関係で18本しか植えないので、せいぜい食べ量くらいで、出荷する所まではいかない。自分はスタートした年から、トマトを一度も出荷したことがない。トマトを出荷するにはハウスが不可欠と思う。



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 サツマイモは左の列から順番に挿し木をしている。黒マルチをしていない部分にかなり草が生えているので、草抜きを急ぐ必要がある。充電式の電柵のバッテリーが切れて、今、電柵の効果がない。早くしようと思いながら、得意でないことはいつも「後まわし」「後まわし」になる。こういう状態になってすでに半年が来る。去年は7月中旬頃、シカに葉をたくさん食われたので、それまでにはバッテリーを元通りにセットする必要がある。スイカやトマトの防御のように、慣れるまでに、自分の場合は何年もかかってしまうのだろう。こんなことまでしても、作らないわけにはいかない。

 スイカ、トマト→タヌキ、カラスの防御

 サツマイモ→シカ、イノシシの防御

 害獣が自分の弱点を突付いてくる。


 
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 すでにここ何年も御用済みの簡易トイレ。ハーブティやドラムカン炭焼き(炭焼き及び鑑賞炭)のイベントをしなくなったので、もう5年ほど、一度も使っていない。換気口から入った雨水でタンクは一杯である。空にすると台風の時に倒れやすくなるのでそのままにしている。
 
 平成11年5月に4万円で買った仮設トイレであるが、投資効果はほとんどゼロ。何のための投資だったのか。でもその時にはどうしても必要だった。また必要な時期が来るだろうか。
 


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 トイレのそばに、もらった花を植えている。確か「ノカンゾウ」の一種。「困った時のグーグル頼み」で検索してみたが、「ノカンゾウ」のようだった。



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農業の総括

 なんとか17年間続いてきた自分の農業の総括をしなければならないと思っている。農業を止めるための総括ではない。止めることはできない。ただの少しでも収入になる道は確保しておく必要がある。


 農業に定年はないが、出荷農業は、がんばれても65才くらいまでではなかろうか。自給農業なら、75〜80才くらいでも、身体が動けばできる。


 出荷農業が65才くらいまでだと考えると、後10年ほどしかない。自分の場合はもう、今後の10年に新しい農業展開はありえない。今までやってきたワンパターンを繰り返すだけだろう。自分の農業はすでに「自分のレベルでは」完成域なのである。重複をおそれずに、今後2年ほどで、今までやってきた全てのことをブログで公開しようと思う。でも2年以上はできないと思う。それ以上続けると、ブログの訪問者さんに失礼な重複になる。


 大切なことは「期限付きでがんばる」ことだと思う。ブログを続かそうと思ったら、その時に脱皮する必要がある。数年後は、田んぼ訪問(他人の農業を書かせて頂く)一本にしぼるつもりである。週に2回を「田んぼ訪問の日」にあてて、ブログの更新頻度を週に2〜3回にして続けるようになるだろう。
 今は週に1回を「田んぼ訪問の日」にあてている。


 
 
農業は1年のある特定の時期に、1回しか経験できない。もう1度経験しようと思えばまた12ヶ月待つ必要がある。その時に、

(1)天候が問題だったのか

(2)自分のやり方のどこが誤っていたのか

 よく把握しておく必要がある。これが把握できていないと、経験が翌年に生かされない。

(1)1回で学習すること

(2)1回で懲りること

(3)同じ誤りを何度も繰り返さないこと。
 
 自分の場合は1回で学習できず、3〜4回同じ失敗を繰り返して、始めて懲りると言うパターンだった。1回で懲りずに同じ誤りをしつこいほど繰り返してしまった。こういうタイプは農業の進展がとても遅れる。
 
 性格的なことをのけても、農業で一通りのことを覚えるのは時間がかかる。3年、4年とかかってしまう。特にワンパック宅配の場合は、多種類なのでなおのことである。そして顧客を獲得するための営業活動も並行してする必要がある。


 多種類というのも性根が入らなかった原因であるかもしれない。たとえば、トマトとかピオーネの一作物だけだったら、それが失敗すれば全てパーになるから、どうしても集中せざるを得なくなり、その時の状態を丹念に記録に取ると言うことも当然考えられるが、自分の場合は、1種類失敗しても・・・他にたくさんと言う、甘い考えが常にあったのだと思う。スペシャリスト型の人が失敗しない原因はこういう所にあるのかも知れない。


 自分は特定作物のスペシャリストの道がどうもフィットせず、多種類作る方を選択したが、多種類作っても、十種競技みたいに、それぞれの作物のスペシャリストになる必要がある。1作物も失敗はできない。


 
 6月は1年中で最も忙しい月である。目先の農作業に追い立てられて、秋冬作のことまで頭がまわらないのが現実だが、8月のお盆過ぎから始まる秋冬作の第1弾の準備は今頃からする必要がある。自分の場合は、8月のお盆明けに、ニンジン、インゲンの種蒔き、レタス類の種蒔き、ディル、チャービルの種蒔き、秋ジャガイモの仮植(自給用)、ネギの定植等に、1枚の田んぼを早めに耕して準備しておく必要がある。後45日しかない。2週間おきに2〜3回耕運する。


 
 一群から外れてしまった2羽のメンドリを手放そうと思う。ヒヨコからまだ1羽も死んでいないので残念であるが、群れの中に戻れそうな気配がない。1羽の方は、こうなってすでに何週間にもなるし、このまま怯えるままにしておくのもかわいそうである。
 
 1日の大半は巣箱の中にいるようだが、朝、エサやりに入ると、1度は地面に降りてくる。しかし夕方は降りてこない。今日、また様子をみようと、夕方にもコゴメを少しばら蒔いたが、画像の2羽は降りてこなかった。


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野つぼ

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 ほんの数分のことだから、1日1回は混ぜる。ちょっと人糞臭い香り。45年前までは、人糞は田んぼのよい肥料だったので、こういう臭いには余り抵抗はない。でも、一般には受け入れられない臭い。
 
 
 一昔前までは「野つぼ」というのがあった。人糞はそのまますぐに施すのではなく、一定期間「野つぼ」で寝かせて、発酵させて肥料効果を高めてから施していたようである。

 
 この液肥タンクも言うなれば「野つぼ」の現代版である。45年前まではヌカは動物のエサやヌカ漬け等に利用する貴重品だったので、今のように産業廃棄物として世間に出回ることはなかった。
 
 
 現在はヌカが無料もしくは安価にいつでも手に入る時代なので、これを肥料に利用しない手はない。ただし、ヌカを生で田んぼに入れない方がよい。堆肥に利用したり、このような液肥タンクで一定期間寝かせてから施した方がよい。


 この液肥タンクを「野つぼ」と同じような状態に近づけるには、定期的に、自然界の強い菌(菌にくわしくない。ちょっと調べる必要有り)をとってきて、このタンクに入れてやる必要がある。



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 キュウリの現在。キュウリは病気に弱い。地這いキュウリに早くも病気がきている。




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 春夏作のニンジンは、煮ても、秋冬作のニンジンほど柔らかくならない。3月31日蒔き。出荷は6月中下旬〜7月末の1ヶ月半。



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 ツルムラサキ。発芽がそろわず、何回も蒔き直したが、最初の頃に定植できたのが、まもなく収穫期に入る。



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 青シソ。今までは葉を1枚1枚収穫していたが、かなり大きくなったので、今後は茎から収穫する。こうなると収穫スピードが上がる。欠かさずワンパックに入れている。



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 インゲン。収穫に時間がかかるので、他の作物との兼ね合いも考えて、作付量を決める。自分の場合は1袋(60ミリリットル)蒔くだけ(16メートルほど)である。1種類の収穫時間が平均10分とすると、12種類で120分。つまり2時間かかってしまう。自分の場合は野菜6〜7種類、ハーブ7〜8種類を収穫する。



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 オクラも発芽がそろわず、何回も蒔き直した。これは種苗会社のf1種ではなく、ホームセンターで買った種なので、節間が長い。節、節に全てオクラが実をつけるので、節間が短い方がたくさん収穫できる。


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 今はまだナスビの状態はよいが、後1ヶ月もしないうちに、テントウムシダマシが大発生して、見るも無残な状態になる。これは確実。毎年そうなるから。


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 ナスビを休ませる7月25日〜9月5日頃の40日ほどの間は、代わりにトウガンやニガウリが出荷できるようにしているが、発芽に失敗して蒔き直したので、トウガンが少し遅れている。ニガウリも失敗。ニガウリの定植はこれから。



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 スイカの実がついた。1日も早く防御ネットを張る必要がある。





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 収穫期に入ったナンキン。果梗部(茎との付け根)がコルク化したら収穫できる。



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 ナンキンを植えていない箇所の雑草が伸び放題になった。以前に読んだ本で、梅雨から夏場にかけては、何も緑肥(ソルゴー等)を蒔かなくても、雑草を伸ばして田んぼの有機質の補給にしたらよいと書いていたが、そんな状態になりつつある。
 畦草雑草より田んぼ雑草の方がニワトリが喜ぶので、今この草は、ニワトリの青菜の草刈場にしている。



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備前市のKさんを訪問

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 今日は備前市のkさんの田んぼを訪問させてもらった。kさんのこだわりの稲である。機械植えでなく手植えである。除草も、除草剤は一切使用せず、人力で除草器を押して、水田雑草が根付かないようにしている。水田面積は2枚、7アールほどである。
 
 収穫の秋も、手刈り、はざかけして天日乾燥をされている。


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 草の中で育っていたキャベツ。黒マルチなどの産業廃棄物は全く使われていない。


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 ナスビとトマト。トマトは草の中でも元気に育っていたが、ナスビの葉が少し害虫(ビービー、正しくはコガネムシ)にやられていた。



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 つるありインゲンの右の畝にトウモロコシが育っていた。



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 つるありインゲンの左の畝にゴボウ。
 自分は、ゴボウ、トウモロコシ、エダマメ(大豆)、つるありインゲンは作っていない。


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 ナンキン。ナンキンの隣の小さいのがヤーコン。ヤーコンの植付けは4月上旬頃、早めに植えた方がよいようである。


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 稲の苗代(地床苗)。機械植えは苗箱で苗を育てる。



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 今年から、左のブドウ園の管理を委託されたそうである。ブドウは、剪定とか棚(竹で補強をしている)とか、棚の下の草刈とか、害虫等をネットで防御とか、なかなか大変だと思う。もちろんブドウも農薬は一切使わずにされるそうである。右のブドウ園は、まだ苗木を植えられたばかりである。




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 kさんが熱心なのは雑穀(リンク「雑穀を中心にした有機農業」参照)であり、画像はアワとキビ。脱穀が問題であるらしい。




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 これもkさんこだわりのニワトリ。かなり広い果樹園を竹とネットで囲い、その中に20羽ほどのニワトリを放し飼いにしている。ニワトリ王国というか、ニワトリ天国である。果樹園の中に小さな手作りのトリ小屋がある。勢いあまって、外に飛び出しているニワトリも数羽いた。自分でミミズなどの地中の虫や雑草をたるほど食べている栄養満点のニワトリである。エサも、雑穀類やヌカを中心にした、全て自給エサ。



 神戸
出身で、50代の後半に備前市に来られた。土地家屋を購入されたのは、それより5年以上早く、将来は田舎暮らしをしようと、30代の頃から、着々と準備を始められたようである。
 

 田んぼの管理を委託されたりして、毎年面積が広がり、現在は稲作、野菜、果樹を合わせて5反(50アール)ほどの耕作地になっているらしい。今日はその全部を案内してもらった。


 小さな面積で自給自足の家庭菜園を楽しむというより、かなり広範囲にわたる農業展開である。ワンパック宅配もされている。


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32羽のニワトリ、32人の教室

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 今日のワンパック

タマネギ        300円
ジャガイモ       200円
キュウリ  2単位  400円
ナスビ   2単位  500円
ピーマン        200円
レタス          100円
エンサイ        150円
インゲン        300円
ニンジン        150円
サービス品(青シソ、ニンニク、ハーブティ3種類)
送料           800円
合計          3100円


 今週になってやっと野菜の種類が揃いだした。種類が少ないと、ワンパックを組む時に困る。
 
 このところの雨で、やっとキュウリがよく成りだしたのと、インゲン、エンサイの収穫が始まったことで、今日のワンパックは比較的楽だった。
 
 たくさん収穫できれば、上記のように2単位になる場合もある。3単位にはしないようにしている。


 都会の顧客にワンパック野菜として送る場合、3200円前後というのが適当ではないかと思う。月2回で6400円である。


 多種類作っているから、1種類くらい失敗しても構わないというわけにはいかない。全部成功させないと、他の野菜に負担がかかってしまう。
 
 7月〜9月の3ヶ月間の基本的12種類

1類  タマネギ ジャガイモ          (在庫物)

2類  キュウリ ナスビ ピーマン オクラ (成り物)

3類  ナンキン トウガン ニガウリ     (ウリ類)

4類  エンサイ ツルムラサキ 青シソ   (葉物)



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 仲間から外れてしまった1羽のメンドリが、なかなか元の仲間の中に復帰できない。1日の大半を巣箱の中で過ごしているようだ。巣箱の中が唯一安全な場所なのである。
 
 朝、エサやりに入った時は、一度は下(地面)に降りてくる。生きていくにはとにかく「少しでも食べなければならない」から。でもすぐに、他のメンドリに頭を突付かれて、結局、たいしてエサを口に入れることなく、止まり木に上がってしまう。
 
 だから、エサを床にばらまいた後、少しだけ碗に残し、この一羽のメンドリの口元に持っていってやる。3〜4分も時間はとれないが、2分ほどだったら、その間だけ待つことはできる。
 
 
 朝1回しかエサはやらないが、コゴメを床にばらまくと、たった5分ほどの間に競って食べてしまう。後は青菜だけだから、残りの23時間と55分は、コゴメはない状態である。これで腹がすかないのかなあと思われるかも知れません。自分も、これだけでいいのだろうかと思ったりもするが、3割の産卵率(1日9個)があれば、あえて、これ以上のエサはやらないようにしている。ヒヨコを導入してから丸5年間飼うわけだから、産卵率を5割にしたら、母体が5年も持たないような気がする。2割5分、1日7個くらいがちょうどいい産卵率ではないかと思う。


 ビタミンや各種ミネラルは、全て、旬の雑草や野菜くずから吸収しているのだろうと思う。もらったコゴメがたくさんあるので、エサは久しく購入していない。


 31羽のメンドリ(購入時、おまけが1羽入っていた)の内、いじめられているのは1羽だけだったが、もう1羽が瀬戸際の状態である。
 
 いじめられだすと、極度に他のニワトリを恐れる。エサをやりに入っても、一度は降りてくるが、すぐに止まり木に上がってしまう。これが重症になると、決闘で負けたオンドリのように、いくら腹が減っていても、怖がって、床(地面)に降りることもできなくなる。


 どうしてこうなるのかなあと考えても原因は思い浮かばない。長年飼っていると、半年に1羽くらいはこういうニワトリが出てくる。仲間の中に復帰できることもあるが、復帰できない場合は死んでいく。ある日突然死んでいることもあるが、よってたかって突付かれて、残酷な死に方をする場合もある。残酷なクラスの、自分は先生である。何か人間社会の縮図のようでもある。学校のクラスでそういう経験をすると、実社会に出て、サラリーマンという組織に入っても、うまく渡っていくのは難しいのではなかろうか。でも、生きていく手段として現在は組織人(サラリーマン)として生きるしか他に生きる場所がない。農業も含めて独立自営業など、夢の世界である。


 45年前だったら、こういうニワトリはすぐに「肉」になった。肉はとても高価だったので、庶民の口にはなかなか入らなかった。だから、飼っているニワトリをつぶして(絞めて)食べるしか肉にはありつけなかったのである。


 45年前の人は、ニワトリが肉にも見えたのだと思う。自分はどうしてもニワトリが肉には見えない。だから、仲間から外れた1羽のメンドリをどうするか、自分の中でまだ決着がついていない。

(1)1羽だけ隔離するのは、エサ、水、青菜がとても面倒。

(2)隔離するにしても、いつまで隔離するのか。

(3)このまま、いじめられるままに放っておくか。

(4)仲間に戻るのを待つか、死ぬのを待つか。

(5)隔離しないなら、2分間ほど、このニワトリだけのためにエサやりの時間を費やす必要がある。

 本当に学校のクラスによく似ているなあと思う。どうしていいのかわからない。


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雨上がりの風情

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 ラベンダーの花は梅雨の真っ只中が盛りになる。ちょっと惜しい。ラベンダーの花の香りに誘われてやってきたミツバチ。デジカメを5センチほどに近づけたのに、花に夢中で逃げようとしなかった。


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 サトイモの葉の水滴。まんまるくなるのは表面張力?。サトイモの葉を動かすと、水滴がころころところがる。



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 水を好むエンサイ。太い茎は中が空洞になっている。だから、空芯菜(クウシンサイ)とも言う。茎の太い所は硬くて食べれません。先っぽの細い部分や葉や葉軸を食べます。ホウレンソウができだす11月中旬頃まで、「おひたし」にしてしょっちゅう食べます。
 
 挿し木が超簡単。コップにさしておけば、根が出るはず。根が出たものをプランターに植えるとよい。
 
 ツルムラサキもエンサイと同様な方法で簡単に挿し木ができる。


 


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 ナスビの葉を食害しているビービー。右の画像は交尾中。でもビービーはたいした害虫ではありません。以前作っていたモロヘイヤにも、このビービーがよく来ていた。

  

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 ナスビの花とナスビ



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 ピーマンの花とピーマン

 葉色が悪く、液肥が足らなかったかなと思ったが、そんなことはなかった。温度が低くて、なかなか活着しなかったようだ。




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 ミョウガがこんなに大きくなった。後7〜10日ほどで、薄暗い地際に、ミョウガの花芽が顔をのぞけるはず。



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 キュウリの2番蒔き。2番蒔きは、エンドウの支柱を利用して登らせます。1番蒔きと4番蒔きは地這いにして、エンドウ類が終わってから定植する2番蒔き、3番蒔きは登らせます。4番蒔きは台風シーズンに遭遇するので地這いにします。

 1番蒔き(4月1日)、2番蒔き(5月20日)、3番蒔き(6月20日)、4番蒔き(7月20日)。成り始めるまでに、1番蒔きは65〜70日、2番蒔きは50日、3番蒔き、4番蒔きは45日で成り始めます。
 
 各13〜14本しか定植しませんが、1番蒔きと2番蒔き、2番蒔きと3番蒔き、3番蒔きと4番蒔きは、成り終わりと成り初めが重なり合うので、これで間に合います。

 ピーマン22本、ナスビ44本、キュウリ14本×4回=56本定植。キュウリは手間がかかる。そして採算が悪い。

 昨日、オクラ→エンドウ→キュウリにしていた黒マルチを破り、液肥を施した。



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 今日、6月24日。サツマイモの最後の挿し木をした。当地では最終7月3日頃まで間に合うが、6月27日頃までに終わらせた方がよい。今後は、苗床に液肥を施してツルを茂らせ、ニワトリの青菜に利用する。



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 バジルは雨に弱いが、比較的、害虫は少ない。害虫がきたら、収穫して捨てれば、10日ほどでまた元通りに茂る。何回もくるようだったら、それを何回か繰り返す。害虫が来るのは曇天が続く梅雨時分だけで、梅雨明けすれば、害虫にやられることはほとんどない。毎年400本定植している。定植は少なすぎても多すぎても困る。


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 花の命は短くて・・・後1週間ほどで終わる。だからまた写した。左がクチナシの花、右がドクダミの花。
 
 昨日、近所の家にドクダミをたくさん天日乾燥させていた。ドクダミ茶を飲まれるのだろう。


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 6月23日〜7月上旬の10日間ほどが食べ頃の野草の実。グイイチゴ、またはグイチゴと呼んでいたが、今の子供はこの時期のこんな野草の果実は知らないと思う。というか、45軒ほどの当集落でも、子供の姿を見ることがほとんどない。小学生の子供はいたかなあ〜?。
 
 グイイチゴは、グイの木に成るからグイイチゴと言う。改良されたのがラズベリー。葉がよく似ている。


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 雨上がりの風情。



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自分流、ブログの更新方法

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 今朝、田んぼに行ったら、エンサイのマルチが画像のように破られて、大きな足後がついていた。昨晩、タヌキかイノシシが荒らしたようである。まあこれくらいなら仕方がない。その隣のトマトは、周囲に画像のような網をめぐらしていたので、無事だった。



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 池のヒが抜かれて、今日で8日目。当地の田植えもそろそろ終わりである。



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 この農家は、3ヘクタールほど作られているので、まだ終わっていない。苗も残り少ないから、後2日ほどで終わるだろう。



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 今年から野菜を作るから教えてくれと言われて、肥料にメタン菌液肥を勧めた。今日、田んぼをのぞいてみたら、メタン菌液肥に「ソーラーシステム」を導入していた。メタン菌は35度の時、最も活動的になると言ったら、早、こんな装置を設置していた。職業は大工さんであり、とても器用な方だから、こういうことは朝飯前である。右の画像は、雨水を集める装置である。
 
 自分は、このソーラーシステムが、どこと、どうつながって、どういう仕組みになっているのか、全く理解できなかった。農場主がおられて、詳しく説明してもらっても、自分には理解できないだろう。


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 でも田んぼの方は草山だった。忙しくて、手が回らないのだろう。サツマイモの挿し木が全部枯れたと聞いたので、サツマイモは挿し木の根が出るまで、1週間ほど藁を被せておかないと干からびてしまうと話したら、画像のようにたっぷり藁を被せてあった。
 ナスビやミニトマトが草の中で育っていた。



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 その隣の農場主は、ネットで囲んだ中に柿を植えていた。イチジクやサクランボやブドウもそうだが、果樹はかなり大掛かりな投資を伴うように思う。金額も金額だが、自分でこれを設置できなければ、果樹に手を出すことはできない。


 自分流、ブログの更新方法

(1)2〜3日に1度更新するより、日々更新の方が、かえってリズムができるし、あまり肩肘張らずに書ける。

(2)自分の田んぼばかりは書けない。1週間に1度は出歩かないと、書くことが途絶える。

(3)昼間にしっかり足を動かして農作業をした方が、晩に、キーボードに載せた手がよく動いてくれる。つまり、手で書くのではなく足で書くように心がけている。

(4)目が痛くなったり、頭が痛くなったりするので、パソコンの前に座るのは、1日3〜4時間が限度。

(5)今日のことは今日書いておかないと、翌日になるともう、記憶や感動が半減して、キーボードの手が動いてくれない。

(6)四六時中、ブログ、ブログと思い続けている。寝ても覚めても立ち居につけても。そうしないと言葉が出てこない。

(7)テーマを思いついたら、忘れないうちに軽四に走り、紙にメモ書きしておく。

(8)その日に起こった出来事の総まとめみたいな感じで、楽しく、ブログの白いキャンバスに向かいたいが、まだそこまでには至らない。大体11時頃をめどにして、その時間までにアップロードできた画像や書けた分量で「打ち止め」にして、後は、画像と言葉の配置のレイアウトに費やすようにしている。

(9)書きたいことがたくさん出てきたら、半分は翌日にまわすのではなく、今日書いて済ます。頭の中を空っぽにしておいた方が、翌日また新しい何かが生じてくれる。残すと、それに依存してしまうので、翌日、次の新しい言葉が生じてこない。まるで井戸水と同じである。井戸水はたくさん使っても、あまり使わなくても、24時間が経過すればまた同じ水位になっている。

(10)自分の「思い」を書くのではなく、描写的なことを中心に書くと、指がよく動いてくれる。

(11)とにかく、一行の断片が書けたらよいと思うようにしている。支離滅裂な一行であっても、それが20項目集まれば、20行になるという風に考えると、気持ちが楽である。

(12)仕事がらみでないエッセイは続けることが困難と思う。自分の場合は、半分は「農業教室」、「農業塾」みたいなことを書いているので、書くことが思い浮かばない時に「逃げ場」がある。

(13)農業以外のことは書かないようにしている。というよりも、他の事では、自分より数段上手で、数段面白く、数段的確に書く人がいくらでもいる。そんな土俵に一緒に上がらない。書くことに関しても、勝負できそうなのは、農業のことを書く1点のみ。

(14)ブログに自分の画像も他人の画像も、極力入れないようにしている。顔で判断されたり、どんな人だろうと、イメージを膨らませてくれないから。だから、「田んぼ訪問」でも、入れるのは、田んぼ風景と自分の言葉だけ。顔を入れれば単なる写真になってしまう。生意気ですが、田んぼ風景や言葉から人物のイメージや想像を膨らませて欲しいと思います。


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中庸の精神、中途半端農法

 ニワトリは45年前、ほとんどの農家の庭先で15〜20羽ほどが、ちょろちょろしていた。それが45年後は、ニワトリ工場のような場所で、地面から離され、ケージという身動きできない狭い牢獄で飼われるようになった。


 人間もニワトリもこの45年ほどの間に土から離されてしまった。大部分のニワトリはもう土の上には戻れない。大部分の人間ももう土の上には戻れない。

 「土着性」という根源的欲望から切り離された人間は、どこに拠り所を求めて生きていくのだろう。


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  昨日、赤くなりかけたスモモを10個ほど収穫した。木がまだ余り大きくないし、害虫の予防も、きちんとした剪定も、何もしない放任栽培だから、少ししか成らない。
 季節のものは、ほんの少し口に入ればよい。でも口に入れようと思ったらカラスに負けないようにする必要がある。だからまだ青い、ちょっと色づいたくらいで収穫してしまう。1日のことでカラスにやられる。スイカやトマトは比較的防御しやすいが、大きな果樹は防御がしにくい。それでもスモモは酸っぱいせいか、カラスの好物ではない。ちょっとかじっては落としている。




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 一昨日、ナスビとピーマンは「小低木」と書いたが、「仕立て方」によっては背が高くなる。自分の場合は、
(1)風で倒れやすいから、高くしない。

(2)剪定技術の細かいことは知らず、盆栽仕立てに、丸っこく仕立てる。こうすると風で倒れにくい。

(3)上記のように剪定するので、120センチのポール支柱1本を支えにして、紐で結んでおけばよい。背を高く仕立てると、支柱が難しくなる。

(4)もう少し茂ってくれば、もう1本のポール支柱を十字にして支えにし、紐で結ぶ。

(5)こんな支柱だから、台風がくると比較的簡単に倒れてしまう。

(6)しかし、倒れることによって、突っ立っていることより、傷みが少なく、台風が過ぎ去った後に起こしてやれば、また元通りに復帰してくれる。

(7)ナスビ44本、ピーマン22本という本数だから、起こすにも手間がかからない。

(8)つまり、全ては複合的につながっている。
 簡易な支柱→台風ですぐに倒れる→倒れるから致命的被害を逃れる→本数が少ないからすぐに起こせる

(9)ナスビは7月下旬に半分に切り戻し、葉は全部落として害虫対策をするので、自分の場合、剪定の技術など覚えてもあまり意味がない。

(10)ナスビとピーマンは基本的な剪定だけはするが、その後は盆栽仕立てにする。
 最初の基本的剪定はどんな本にも出ている。つまり、
ナスビ→一番花のついた中心枝と、そのすぐ下のわき芽2本を残し、それから下のわき芽は全て取り除く。
ピーマン→一番花がついた箇所で、きれいに3本に枝分かれするので、一番花より下のわき芽は全て取り除く。


 ナスビ、ピーマン、トマト、ジャガイモの4作物は「ナス科」です。ナス科野菜は3年ほどの輪作が必要です。覚えやすい4種類ですから暗記しましょう。




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 池の下から、多少の段々畑になっています。圃場整備された長方形や正方形の整然とした田んぼより、猫の額ほどの、曲がりくねった、小さい田んぼは、輪作には便利であり、また違った味わいがあります。


 小さい田んぼは乗用トラクタでは耕運しづらいので、こういう田んぼこそ「不耕起栽培」がいいのですが、当方の田んぼの場合、不耕起栽培にすると、畦岸から、強い笹の根が侵入してくるので、畦岸の畝は、1年に1度は耕起して、笹の根を取り除く必要がある。




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 クチナシの花も6月の花である。渡哲也の歌で始めてこの花の名前を知ったが、名前を知らなかっただけで、この花は子供の頃からよく見かけていた。「風車の花」と思っていた。
 いい香りのする花なのに、花の名前がよくない。「クチナシ」とはどこから由来したのだろう。


 朝、田んぼに着くと、これといった仕事をしなくても、すぐに30分ほど過ぎてしまう。

(1)ニワトリのエサやり、水換え、集卵、青菜の投げ込み
(2)苗物の水遣り、挿し木の水遣り
(3)苗物やサツマイモのポリの開閉
(4)液肥の撹拌
(5)定植物の見回り、植え次、水遣り
 
 これに最近はデジカメ撮影が20分ほど加わっている。日々の変化は少なくても2〜3日に1度は写している。うまく写ったのをピックアップして、1枚の画像からイメージを膨らませて書いているが、説明が行き届かなくても画像があると伝わるような気がする。


 ちょっとここで、春夏作と秋冬作の違いを書いておきます。

 
 春夏作は、ナスビやピーマンのように次々と成る果菜類や、青シソやツルムラサキのように、次々とわき芽が伸びてくる葉野菜が主体であり、収穫期に達していれば、出荷のいかんにかかわらず、全て収穫しておく必要があります。放っておくと、植物体に負担がかかり、次の成りや伸びが悪くなります。だから、定植本数を誤ると、育成ロス、収穫ロス、出荷ロスにつながります。

 
 秋冬作は、次々と成ったり、次々と伸びる葉野菜は少なく、ハクサイやキャベツ、ニンジン、サトイモ、ホウレンソウ、ネギのように一度収穫するとそれで終わりの野菜がほとんどです。秋冬作は戸外が冷蔵庫のようなものなので、収穫せずに田んぼに放置しておいても、あまり劣化せず、11月から2月下旬頃まで4ヶ月間にわたって、必要な時に必要量を収穫すればよいわけです。そのため、春夏作のように収穫適期の物を全て収穫する必要はないので、収穫ロス、出荷ロスは春夏作に比べれば少ないです。

 
 農薬や肥料に関して自分が理想としていることは、大半は無農薬で作り、無農薬が難しいもの(アブラナ科野菜)は適度に農薬を使う。そして大半は有機質肥料(ヌカ、稲ワラ、籾殻、麦藁、土手や山の草、落ち葉、自分の所で飼っている動物糞)を使い、多少は化学肥料も使うという農法です。
 
 
 これを名づけて「中途半端農法」です。でも中途半端に見えて、実はこの方がはるかに環境保全的であり、自分の身体にも楽です。
 
 
 「完全無農薬」とか「完全無化学肥料」というのは、矛盾や無理が生じてくると思います。安全とは、農薬と化学肥料の二つだけで一面的に見る(考える)のではなく、
(1)水の問題
(2)田んぼの周囲の環境の問題
(3)動物糞を使うなら、飼料の問題
(4)ナタネカスの安全性の問題
(5)ポリやハウスのビニール、黒マルチの使用の問題
等がトータルで論じられる必要がある。

 
 「完全」を筆頭に付けると、何か、肉体的にしんどい物を感じるし、完全ほど矛盾の多いものはないと思います。


 「中庸の精神」、野菜や稲作や果樹の全てにこのような考え方が浸透して欲しいと思うが、こういう考え方は、最も受け入れられないのが現実です。
 
 
 稲作においては、減農薬、最低限の除草剤や化学肥料というのは、一定の位置を確保しているようです。

 
 無農薬とか無化学肥料で作っていれば、何かよいことをしているようなイメージがあるが、それは単なる個人の趣味だと思っています。趣味でなければ「顧客を得るためのレッテル」です。自分もそうです。


 大多数の人類が飢えないようにするためには、大規模、大量生産にはつきものの、農薬や化学肥料は必要だと思います。


 中途半端農法が「最も大切な方向」だと思う、自分のような考え方は、ほとんど支持を得ることができません。


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Nさんの田んぼを訪問 (3)

 6月7日の続きです。


 トマトを作る場合、自分でハウスくらい立てれないと、トマトは作れない。ブドウを作る場合、自分でブドウ棚が作れないとブドウを選択することはできない。ニワトリを飼う場合、自分でトリ小屋が建てれないと、ニワトリは増やせない。だから、同じ農業をするにしても、自分には何ができるか、何ができないか、どういうことがしたいかを、はっきりと見極める必要がある。
 

 農業をスタートする前には、自分の適性とか能力とか興味とかが、はっきりと認識できないかもしれないが、準備段階で、いろんな形態の農業者を訪問したり、図書館で本を読んだり、農協や行政の担当者に相談したりして、準備段階の1〜2年の内に、自分の進む方向を決める必要がある。
 

 自分が転身したいと思った職業なら、何か一つくらいは、できそうに思える農業形態があるはずである。


 農業の世界は能力差の大きい、もしくは、能力のはっきり現れてしまう世界だから、他人の真似をしようとしても、とてもできない。参考にする程度である。


 早く、自分にもできそうなことを見つけて、その方向で努力できるように持っていくことである。


 大規模にやろうと、自給自足型でやろうと、スペシャリスト型をめざそうと、少量多種類をめざそうと、人それぞれの個性であり、そういう面では他の農業者との比較は生じない。農業満足度と稼いでいる金額は違った観点のものである。


 
都会から農業をめざして、田舎に移住してくる人は、30代の方が多いから、その年になれば、自分の得意、不得意、できると思えること、できそうにないことが、すでにわかっている年齢である。


 他人の田んぼを訪問して、2時間ほど、話を聞いたり、圃場を案内してもらえば、自分にできそうかどうかくらいは、大体はわかると思う。何か違う世界のように感じたら、その農業形態はあなたには向いていないと思う。いろんな農業形態があるから、数箇所の圃場見学くらいで結論づけてしまわなくてもよい。


 自分が付き合っている農業人は、農業だけでは食べていけてない人がほとんどである。自分がそうだから、そういう人に共感を覚えるのかも知れない。というか、自分にはできそうもないことをされていると、あまり参考にならないので、見せてもらっても、仕方がないなあと言う気持ちが先に立つ。


 農業研修を受けようとする場合、自分が目指している方向や規模が同じ農場で研修を受けることが特に大切である。


 八塔寺のNさんのことは、自分がまた農業をスタートする前、週末には図書館通いをして、いろんな農業書を読んでいた時に「百姓になるための手引き」と言う本で知った。


 20代の半ばで農業を始めているので、スタートが、人より10年早い。大阪の能勢町で「通い農業」をしている時に、入植地として、この八塔寺を選んだらしい。32歳の時に当地に入植して、すでに20年が過ぎている。干拓地などの広大な農地に入植するのではなく、人が放棄した廃村を入植地に選んだ。


 入植した時すでに、大阪で6〜7年ほどの農業歴があったので、農業のシミュレーションがかなりできたのではなかろうか。


 自分で試行錯誤しながら進めて、わからない所は、その都度、誰かれとなく教えてもらいながら、後は自分で努力して、農業力を伸ばしていったのだと思う。


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(1)画像はNさんの稲田である。訪問した時にはすでに田植えが終わっていた。3箇所ともかなり離れた場所にあり、画像のように全て、トタンや電柵や網で、シカやイノシシの防御をしている。電柵等の設置は苦にならないらしい。

 現在、山村に入植するには、害獣防御力が不可欠である。これが苦手な人は、第1の関所が通過できない。


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(2)ハウスを立てるのがうまい。一昨年からトマトは止めているが、トマトをしていた時には、この育苗ハウスとは別に4棟のハウスがあった。そして、ハウスの設置場所をしばしば変えていた。



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(3)簡単な機械の修理ができる。



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(4)4棟のトリ小屋をほとんど自分だけの力で建てた。



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(5)稲作と野菜は、異なる能力が要求されると思うが、どちらもハイレベルでこなしている。


 稲作1ヘクタール、ピーマン1200本、キュウリ1400本の定植。キュウリの後作にモロッコインゲン。秋冬作はホウレンソウ。そしてニワトリ1700羽。これを夫婦2人でやっている。同業者ならわかる桁違いの能力である。しかし世間は広い。Nさんのような能力を持った人が、有機農業の世界にも、ニューファーマーズの世界にも、稲作の世界にも、一般の市場出荷の世界にも、見受けられる。


 人口の少ない農業の世界でもこれだけの開きがある。ただし、案ずるには及ばない。人は人である。どんな農業形態であっても、きちんとした自分の農業世界を形づくれた人が、自分の農業を貫徹できる。


 Nさんは有機JASの認証を早くから取り、ビオマーケット(ポラン)に、タマゴと野菜を出荷している。


 6年ほど前までは、自分と同じワンパック宅配もしていた。並行して、タマゴとトマトとキュウリとインゲンとピーマンとホウレンソウの専門作物をビオマーケットに出荷していた。
 始めてこの地を訪問した19年前には小さなトリ小屋にニワトリが40羽ほどいただけだった。
 変身を繰り返していった人である。

 
 自分は17年前と、ほとんど変わっていない。変えようと何度も試みたが、変えることができなかった。でも、ワンパックという農業形態を選択することによって副次的に生じた産物(通信)が、その後、ブログに進展し、そのブログが、自分の農業をオンリーワンの形にしてくれようとしている。





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現在の田んぼ状況

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 にょろにょろ、ヘビさん。あまり気持ちのいい動物ではありませんが、当方の田んぼでは、1日1回は見かけます。ハミ(マムシ)は少ないので助かっています。頭が三角で、比較的短いのがハミの特徴です。



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 ちょっと前に定植したのに、すでに収穫期に入ったエンサイ。11月上旬頃まで、何回も何回も摘み取り収穫ができる。夏場のホウレンソウと言われる。おひたしや炒め物に。



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 液肥を施したサトイモ。これで後は、1〜2回土寄せをして、敷き藁をして作業は完了。
(1)夏場に水の要求量が多い。
(2)1株で1キロほどしか入らない。
(3)1キロ400円では採算は合わない。
(4)収穫も選別も手間なので、現在は150株しか植えていない。



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 ラベンダーといえば、梅雨のない北海道、富良野のラベンダーが有名。ハーブのコレクションとして10株ほど植えている。6月20日〜6月末頃が最盛期。普通なら梅雨の真っ只中。今年は雨が少ない。稲も困る。野菜もちょっと困る。自分の身体も休まらない。



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 ドクダミという薬草を、農業を始めるまで知らなかった。見たことは何回もあったが、名称を知らなかった。半日陰を好む臭い草花。花が咲く今頃の時期に収穫するのが最も効果がある。ドクダミ茶も有名だが、飲んだことはない。



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 家庭菜園では作っていない家も多いオクラ。キュウリ、ナスビ、ピーマン、ナンキンの4種類があれば、オクラはあってもなくてもよい。我が家の食卓にオクラが登場したのは、自分が農業を始めてからのことである。
 
 今はまだこれくらいのサイズであるが、8月上旬頃には背丈くらいになる。収穫末期は10月10日頃。11月10日頃に、オクラの株間にエンドウ類を蒔くので、その前に、大木になったオクラを鋸で切り倒す。



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 つるなしインゲン。

4月23日蒔き→6月21日〜7月5日の2週間が収穫期。

8月17日蒔き→10月17日〜10月31日の2週間が収穫期
 
 収穫期間が短いので、春夏作主要12品目、秋冬作主要12品目にも入れていない。



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 青シソ。これを刻んで、冷えたトーフにのせて食べるのが好き。自分が好きな物は顧客も好むと思っている。だから、春夏作主要12品目の一つ。収穫期間は9月上旬頃までの約3ヶ月間。


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 スイートバジル。このハーブで注文がもらえるように、値段を安く設定している。150g=150円。業者は、送料込みの値段で、他の市販品と比較して考える。送る箱のサイズ、送る地域にかかわらず、送料は一律800円。



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 イタリアンパセリを仮植した。ここは、エンドウを植えていた場所である。黒マルチをはがして、液肥を振り、水で薄めて、翌日に植えた。


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ナスビとピーマンは小低木といった感じである。植物と言うより短期間で「木」のようになる。木にぶらさがって、次々に休みなく成り続けるのがナスビとピーマン。
 お得な作物?・・・サトイモなんかに比べたらはるかにお得。



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 左から、ツルムラサキ第2弾、第3弾、第4弾。何回も蒔きなおした。懲りずに蒔く。遅れたが、無しではすませれない野菜。
  
  


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 ナンキンの現在。現在はまだ「ウドンコ病」はきていない。理由は雨が少ないから。
 ありがたいような、ありがたくないような・・・。



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 液肥を施したトウガン。ニワトリも大好物のトウガン。
 
 ソウメンナンキンよりトウガンの方が病気が少ないし、料理のレパートリーが広いし、硬くないので、包丁を入れやすい。大型なので、ちょっと野菜が少ない時に便利。ナンキンより長期保存が可能。だから冬瓜(トウガン)。
 
 夏の瓜類は、ナンキン、トウガン、ニガウリで決まり。




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 液肥と出会えてから、農業がより楽しくなった。肥料にカネをかけないこと。ナタネカスを年間5〜6袋購入。1袋700円ほど。


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 11月に収穫期を迎える柿が、すでにかわいらしい実をつけている。右は、柿の葉に止まっていた名前を知らない昆虫。


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 今日のニワトリ。
  


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オンドリの変化

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 6月に入った頃から、オンドリの様子がちょっと変わってきた。オンドリ同士は激しく決闘をしたが、ボクに対してはどちらもやさしいオンドリだった。ところが、3月21日の決闘で、立場が180度逆転し、結局、負けたオンドリを追い出すことにつながり、ハーレムを築いてからは、何か、微妙に以前とは違ってきたなあと感じていた。それでも2ヶ月が過ぎた5月下旬頃までは、様子に大きな違いはなかった。でも、こころなしか、自分に向かってきていることは感じていた。だから、油断してはいけないと思い始めていた。


 
 小さい時から「エサやりのつど羽にさわる」と言うスキンシップをとり、2羽のオンドリには、強い方にも弱い方にもわけへだてなく接してきたが、1羽になってから、少し変わってきたようだ。とうとう昨日、初めての決闘になってしまった。足を突付かれて、それが痛かったので、ちょっと蹴っ飛ばしたら、羽を逆立てて向かってきた。ここでもう一回蹴っ飛ばしたらいけないと、足を棒のようにして動かさなかったら、オンドリの方も怒りが納まったらしく、離れていった。

 
 「蹴っ飛ばす、怒らす、蹴っ飛ばす、怒らすの悪循環」をオンドリが覚えてしまったらいけないと思い、努めて、オンドリの矛先が自分の足に向かないようにした。

 
 でも、始めてオンドリを蹴っ飛ばしてしまった、その前に、何回も「伏線」があった。ここ1週間ほど、デジカメを持ってトリ小屋に入ると、それが気に入らないらしく、いつの間にか自分の足元に近づいて突付くのである。メンドリに突付かれても全然痛くないし、メンドリは攻撃的に突付くのではなく、食べれる物かどうか突付いて確認するという感じであるのに対して、オンドリは、明らかに強く突付くのである。少々痛いのはいいが、農作業ズボンが破れたのではないかと思えるくらい突付くのである。そんなことが何回か続いて、とうとう「蹴っ飛ばし」が出てしまったのである。

 
 相手はニワトリなのに、本気で怒っても仕方がない。先代、先先代のニワトリのように、オンドリと敵対的になってはいけないと思った。今回はヒヨコ時代から「スキンシップ作戦」をして、それが功を奏したかに見えたのに、今になって、それを覆すようなことをしてはいけないと、少しまた冷静になった。
 自分は冷静になったのに、オンドリが、強気になったと言うか、トリ小屋にボクが入ることに排他的になってきた。エサを持ってはいる時は、そんなそぶりは全くないのに、エサでなくデジカメの時には、表す態度が何か違うのである。


 オンドリの様子が急に変わったのではなく、少しずつ変わってきた。自分にもそれがわかったから、油断はできないと感じていた。だから、
(1)オンドリが向かってくる方向に歩を進めない。
(2)オンドリと同じ目線で足を動かさない。
(3)むやみに羽に触れない。
 
 
 以前はスキンシップのつもりで、羽にしばしばさわっていたが、決闘で勝ってからは、触れられるのを嫌うようなそぶりを見せていた。そして、尻尾をつかんだりすると、向かってくるような仕草を見せ始めた。こういうことが積み重なって、油断するとやられると意識し始めていた。決闘で勝つ以前の負けていた時は、ボクに頼るような仕草をたびたび見せていたのに、大きな変化である。決闘で、それまでの立場が逆転したことが、変化をもたらしたようだ。

 
 勝ってしばらくは、交尾活動がすさまじかったのも印象的だった。いままではゆずっていたが、これからは全部俺がというように誇示しているように見えた。勝って数日は「荒ぶるオンドリ」といった風情でとても殺気立って興奮して見えた。負けたオンドリは、その後一度も鶏舎の地面に降り立つことはなかった。エサを持って入っても巣箱の上から降りようとしなかった。地面に下りるのは、巣箱の上に勝ったニワトリが上がってきた時だった。その時はすぐに止まり木に逃げ、追われると今度は地面に下りて逃げ、また追われると、止まり木に飛び上がるという状態だった。
 それまで1年3ヶ月ほど負けていた怨念でもあるかのように、執拗に攻め立てるのだった。

 
 最初の決闘はメンドリがタマゴを産み始めた頃であり、その決闘で優劣の勝負がついてからは、3月21日の新たな決闘まで、順位は変わっていなかったのである。

 
 3月21日の決闘が突然生じたのではなく、これも伏線があった。その前に何回か、小さな「小競り合い」をしていたのである。それはトサカについた血でわかっていた。小さな小競り合いでも、トリ小屋にはいると、なんとなくざわついていて、殺気だった雰囲気が自分にもわかるのである。2度目の優劣がついた3月21日の決闘は、それはすさまじい光景だった。闘鶏とはこういうのを言うんだろうと思った。トリ小屋がとてもざわついて、いつも以上に殺気だっているのがわかった。そして、どちらのオンドリも血みどろだったが、強い方のオンドリが今回の決闘で負けたというのは、巣箱の上を見てすぐにわかった。とても怯えていた。ボクがトリ小屋に入ると、すがるような視線をおくってきた。盛者必衰。

 
 負けたオンドリを和気町のNさんに引き取ってもらったのは4月11日だった。5月末にこのオンドリが亡くなったという電話をもらった。ヒヨコから満2年の誕生日を過ぎた頃だった。決闘で負けた時、こういう形で死を迎える運命だったと言えるかも知れない。


 女性が集卵する場合、棒を持って入ると言うくらいだから、オンドリの凶暴性がわかると思う。ただ、自分は今後、必要以上に刺激しないようにするつもりでいる。デジカメで写す時は、オンドリの動向に絶えず注意を払いながらになるだろう。かといって、メンドリだけにするつもりはない。それではつまらなすぎる。


 今回の2羽のオンドリはいろんなことを教えてくれた。ブログをしていなかったら、自分の記憶の中だけでとどまり、年月の経過とともに記憶は風化してしまったかもしれない。でもブログがそれを形に残してくれた。
 

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普通の人の田んぼ (2)

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 土曜日(16日)にまた、お金光様の先生の田んぼを見せてもらった。第2回目です。
 田んぼの傍らに植えているクリの木の花が満開だった。クリになるとは思えないような、薄い黄色の派手な花である。



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 先生の田んぼは耕さず、畝立てもせず、草は野菜の周囲の草をちょっと刈る程度で、草との共生栽培である。
 画像は草の中のサニーレタス。結構、いいサニーレタスが育っていた。



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 草の中のニンジン。草との共生栽培は、ニンジンは困難だと思う。間引きも困難。いずれ、草にまかれる運命?。



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 トマト。敷き藁をしている。トマトは案外、草の中でも平気である。去年は、草むらの中で、ミニトマトが鈴なりだった。



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 草の中のナスビ。ナスビ畑に行く時は肥タゴを担いで行けというくらい「肥食いの野菜」だから、肥料が少ないと、たくさん成らないと思う。肥料は、時々、ヌカや草木灰をふりまくだけである。



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 左はニンジンの花。ニンジンは「セリ科」の野菜である。セリ科の花は画像のような花が咲くものが多い。
 右は、ゴボウの花が咲くちょっと前の状態。こんな巨木になる。




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 キャベツ。アブラナ科野菜は、どういう農法でも虫害が多い。



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 コマツナ。これは明らかに肥料切れ。黄色っぽくなっている。



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 別の畑のダイコン。これはよくできている。春のダイコンはダイコンおろしくらいで、料理方は少ない。



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  別の畑のキャベツ。この畑のキャベツも虫害が多い。



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 草の中のカンピョウ。



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 軒下につるしているタマネギ。草に埋もれていたが、普通のタマネギができている。



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 近くの田んぼの花菖蒲。これは近所の人の田んぼ。花菖蒲の季節は今の時期の3週間ほどだけであり、1年の内の大半は、人目をひくこともない。


 
 先生がいつ頃から、こういう農法に切り替えられたのか、お聞きするのを忘れた。若いときは葉タバコ栽培もされていたので、その時は、普通の栽培だったのだろうと思う。
 化学肥料や農薬の使用が闊歩していた時代に、ずっとそれに疑念を抱いていたから、ある日、こういう農法に切り替えられたのだと思う。


 ちょっと見ると、まるで手を入れていないように見えるが、野菜の周りの草刈にしろ、敷き藁にしろ、通常栽培よりも、こういう農法の方が手間がかかるように思う。
 かけた労働に見合うだけの収量は、かなり少ないのではなかろうか。それでも、自給用だからこれでいいのかも知れない。


 肥料はほとんどヌカだけというのは、自分とさほど変わらない。ただ、生ヌカを降るのはあまり効果がないのでなかろうか。液肥にするとか、もう一手間加えた方が肥料効果が出ると思う。
 
 
 出荷するとなると、やはり畝立てをして、整然と並べて、ある程度の量を作った方が何かと便利である。


 80歳が過ぎた今はあまりボクの田んぼには来られなくなったが、5年ほど前までは自転車で時々見学に来られていた。自転車でも10分とかからない距離である。


 まだ稲も作っておられる。父が亡くなって稲作を止めた時、コンバインをどうしようかと思って、最初に声をかけたのが先生だった。もう10年以上前のことだし、コンバインはその時すでにかなり古かったので、とっくに処分されているのだろう。
 今は、田植えも稲刈りもどちらも人に委託して、途中の管理だけを自分でされている。管理といっても水まわりだけで、肥料も農薬も除草剤も使わない稲作である。
 今まで畑は時々みせてもらうことがあっても、稲の田んぼは見せてもらうことはなかった。今年は要チェックにしようと思う。まさか草山では・・・。
 先生はしばしば、もみすり後の「コゴメ」を、ニワトリのエサにくださる。これが大いに助かっている。今年はいろんな人からコゴメをたくさんもらったので、ここ数ヶ月、市販の飼料は買わず、エサはコゴメと青菜だけである。


 いろんな農法の人がおられるし、自分の周囲には、個性的な農法をされている方も多いので、先生の農法も、そのうちの一つと思っている。でも、出荷とか、ビジネスとして考えると、

(1)ある程度はマニュアルがあって
(2)一定量以上の収量が上がって
(3)農作業や収穫の手間があまりかからない方法

 でないと、人があまり真似をしようと思わないし、参考にならない。いくら環境にいい農法であっても、それが全くビジネスにならないような農法なら、それは個人の趣味と言える。


 自分の場合は、第一線を退いて、自給用だけを作るようになったとしても、多分、今現在している農法を踏襲していくと思う。そう考えると、農法はそれぞれの個人の性格的なものが大きいかも知れない。


 人によっては、現在はビジネス路線に沿った農法を選択しているが、一線を退いたら、それとは逆の農法を選択しようと考えているかも知れない。


 いろんな人の農法を提示することに意義があると思っている。どう思われるかは、訪問者さんそれぞれだと思います。


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田んぼのかたづけ

 今日は午前中の半日をかけて、田んぼの「かたづけ」をした。黒マルチは団子の状態で、畦岸のあちこちに放置され、黒マルチの風押さえに使っていた竹や瓦もあちこちにころがっている。ポリのトンネルに使った支柱や、苗物を入れていた苗箱やポット、保温用のべた掛け資材、透明のポリ、こんな資材が乱雑に散らばっている。これ以上放っておくと、草むらの中に埋没してしまい、探し出すのに余計に手間がかかり、草刈の時にも困る。
 どこにでも放置しておくと、その場所で固定化してしまう。

 
草取り(草抜き)でも、害獣防御でも、かたづけでも、今日の日を逃したら、とんどもないことになるという、ぎりぎりの瀬戸際まで、身体が動いてくれない。



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 春夏作を作付していない田んぼの一角で、サトイモとトーガンが芽を出しているのを見つけた。サトイモは植えたわけではなく、トーガンは種を蒔いたわけではない。去年の冬に「くず芋」や「腐れ」の捨て場にしていた場所だった。春に2回ほど乗用トラクタで耕運したのに、それでも、この2種類が育っていた。実際に植えたサトイモや、蒔いたトーガンと同じくらいの大きさである。
 
 作物の力はこれくらい強いのに、きちんと植えつけたり、ポットに種を蒔いたりすると、逆に、欠株が出たり、芽がでなかったりする。こういうことはよくあるので、どうしてだろうと思う。特によい例が「青シソ」である。まだ農業を始めてまもない頃、青シソの種を買って蒔いたことがあるが、全く芽が出てくれなかった。結局その年は近所で苗をもらって植えたが、その時に、青シソはこぼれ種でこんなに密集して生えるのに、なぜ苗箱に蒔いた時に発芽しなかったんだろうと思った。今でもその理由はよくわかっていない。


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 画像はコンニャク芋である。コンニャクという作物は農業を始めてから長い間、よく知らなかった。コンニャクはコンニャク芋からできるということも、農業を始めてから知った。
 
 そのコンニャク芋であるが、これも上記と同じく、きちんと一定の場所に定植をすると、どうもうまくできない。3年ほどトライしてから、コンニャク芋は作ることをやめた。それなのに、かなり以前に作っていた場所に芽が出ているのを見つけた。コンニャク芋は小指の先ほどの芋があれば芽が出る。
 
 右の画像は、畦草の中に生えたコンニャク芋である。作る事を止めた時に畦岸に放っておいたら、そこで根付いて、毎年出てくる。畦草の中でも根付くのに、きちんとした場所に植えると、うまく育ってくれない。
 


 種のことでもう一つ。その年で使いきれなかった種を「冷凍」しておけば、翌年以降にいつでもまた使えるらしい。こういうことは種の袋には何も書いていない。
 
 最近は種袋の表示に、約何粒の種が入っているか表示しているが、この表示がなされるようになってまだ10年にもならない。つまり、それまでは随分と不親切だったわけである。一度買って蒔けば、どれくらい入っているかわかるが、始めての時はとてもわかりづらかった。何ミリリットルとか表示されていても、わかるはずはなく、何粒と表示されて始めて初心者にもわかる。こんなことが、たった10年前まで表示されていなかったのに、何の疑問も持たなかった。表示されるようになってから、何で今頃になって表示したんだろうと思った。多分、大手種苗会社のどちらかが、表示するようになったので、それに追随したのであろう。種に関しては種苗会社のなすがままで、農業者はそれに対して「されるがまま」である。



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 花菖蒲を写そうと近づいたら、どちらの花の中にも昆虫がいた。こんなこともあるんだなあと、ちょっと感動した。草むらの中にはよくいるが、こんな花にさばっているのはあまり見かけない。一つはバッタ(正式なバッタの名称は知らない)であるが、もう一つの昆虫の名前がわからない。マツムシ? 



 この時期のタケノコ(ハチク)の伸びる勢いがすごい。この2週間で3メートル近く伸びている。5月の末に、伸びたハチクを手斧で倒して歩いたのに、早、自分の背丈以上になったハチクが20本ほどあったので、また今日、倒して歩いた。今の時期に倒しておかないと、すぐに硬くなり、鋸を使わないと倒せなくなると余計に手間がかかる。硬くなる前に倒しておけば、そのまま腐る。
 
 今はまだ自分が農業をしているから、他所(道や墓)に侵入してきたタケノコはこうして倒してまわれるが、自分がしなくなったらどうなるだろう。多分、道を隔てて、田んぼにまで竹が侵入してくるのに3年はかからないだろう。
 
 子供は農業はしない。農業では生活ができないのだから、農業という選択はできない。子供も一定の年齢がくれば、食べ糧の野菜くらいは作ろうと思うかもしれないし、そうでないかもしれない。農業は自分で切実にしたいと思わない限りできない。
 


 野菜作りと花作りに熱心な近所のおばさんから、昨日、花をもらった。グラジオラス、カスミソウ、スターチス、ノコギリソウ、キンギョソウの5種類だった。せっかくだからお墓に供えることにした。お墓の真下で毎日農業をしていても、お墓に上がることは少ない。
 
 自分はあまり、拝んだり、願い事をしたり、先祖の供養をしたりということをしない。お盆や正月やお彼岸には、儀礼的にお墓の草取りをしたり花を供えておく。これは先祖の供養というより、まわりのお墓へ参拝に来られた人に対する体裁である。
 
 これは、ご先祖を供養しないということではなく、あまり儀礼的なことにこだわらないだけのことである。でも、葬儀を家族内だけの小さな密葬で済ませることも、墓石を置かない(作らない)自由も、自由な墓石を選択する自由も、まるでないのが実情である。ゆりかごから墓場まで、この国では、墓石と言えども、なかなか自由な選択がままならない。


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 夕方、アジサイを写そうと思ったらしおれていた。雨(水分)が少ないせいかもしれない。だから朝方に写した。



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 毎日、軽四を止めている傍らに、こんな野の花が咲いている。よく目立つ花である。田の草花ガイドという小冊子を見たが、載っていなかったので、名前がわからない。



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