あめんぼ通信

春夏秋冬の野菜やハーブの生育状況や出荷方法、そして、農業をしながら感じたことなどを書いていきたいと思います。

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普通の人の田んぼ

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 今日は普通の人の田んぼを取材してきた。当人が、肥料に何を使おうが、農薬を使おうが、除草剤を使おうが、そんなことには重きを置かない。ただ平凡に、家庭菜園をしている・・・ごく普通の人の田んぼも、情報の一つとしてお届けしたい。どんな小さな、ささやかな家庭菜園でも、一つのドラマがあり、一つの物語がある。名付けて「おばさん田んぼ」もしくは「おじさん田んぼ」。こんな時、タマゴはいい手土産になる。

 
 農作業をしながら、今日は、何の更新をしようかなあと考えたり、思いをめぐらしていた時に、「道は近きにあり、かえって、それを遠きに求む」という、夏目漱石の「門」に出てくる有名な言葉を思い出し・・・(他に素養がないから、しばしば、この言葉だけ思い出す)、何も、農業、農業している人の田んぼだけが農業ではない。普通の人の田んぼにこそ、この国が代々やってきた農業の片鱗がうかがえると思った。

 
 今、農業が職業として成り立っている現役世代の人は、農業に対する特別の能力と技術が備わっている「特別な人」であり、そういう人の農業は、なかなか真似ができないので、紹介してもあまり役に立たない。しかし、一般的に取り上げられるのは、こういう「特別な人」であり、特別な人しか農業が職業として成り立たなくなっている。

 
 さっそく、今日お届けするのは、隣の集落の○○さんの田んぼです。いくら「おばさん田んぼ」「おじさん田んぼ」でも、やっぱり、日常から懇意にしている人でないと、ちょっと作文にはしづらい。そう思って、頭をめぐらしたら、地域に数軒しかなかった。

 
 ただ、今日の○○さんは、普通の「おじさん田んぼ」ではない。地域の誰もがしている農法とは極めて異なり、良い意味でも悪い意味でも特徴的である。つまり、誰も真似をしようとしない・・・。自分の親ぐらいの年代の、そういう人となぜ懇意なのかというと、○○さんは、隣集落にある金光教の教会の先生であり、我が家が代々、熱心な金光教の信者だったからである。ただ、自分は全く信心していない。親があまり宗教、宗教していたので、自分はもう結構。
 

 
 ○○さんは、すでに30年以上にわたって、完全無農薬、完全無化学肥料、ほとんど不耕起栽培をしている。農薬や化学肥料が全盛だった時代から、人とは違う方向を歩んでいる。「普通の人の田んぼ」をお届けするつもりが、「普通でない田んぼ」になってしまった。でも○○さんにとっては、ごく普通の家庭菜園です。

 
 自分がまだ農業の準備段階だった頃、「土と健康」という雑誌の存在を教えてくれて、「岡山、土と健康の会」の代表者を紹介してくれたのも○○さんだった。


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 家の前のかどに、ダイコンが育っていた。こんな所にダイコンの芽が出るのは珍しいので、ここで大きくして、冬を越し、現在はたくさんの種を付けている。こういうたくましいダイコンの種を取って、秋にまた蒔かれるのだろう。

 

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 手前から、ピーマン、キュウリ、ナスビ


 


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ナスビ



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トマト



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スイカ、スイカの隣にハチクのタケノコがのぞいていた。



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 サニーレタス




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 ナンキン、こういう不耕起栽培のナンキンには病気がこない。

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 ハヤトウリが4個植えてあった。それぞれ、隣にあるビワの木に登らせるらしい。ビワの木がたくさんあった。


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 草と見間違うが、ニンジン


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 ダイコン、時期的にダイコンは遅いので、ダイコンの葉を食べるのだと思う。ダイコンの隣にキャベツ。



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 干瓢をくり抜いて作った、風流な道具入れ


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 キュウリ




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 エンドウ



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 草の中のタマネギ



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 草の中のソラマメ



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 ダイコン。ダイコンの隣にヌカが振ってあった。隣に稲ワラを敷いているのはサツマイモ


 


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 草の中で目立たないように育っているのに、葉に虫害の多いウリ。何ウリか聞かなかった。



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 田んぼの畦にアザミが咲いていた。最近、この草花をあまり見かけない。環境の変化に弱いのかも知れない。ボクが子供の頃には、梅雨時分には、この枯れた花の中に芋虫のような虫がひそんでいるのがわかっていたので、その虫が川魚釣りの良いエサになった。蜂の巣、ミミズ、アザミの虫の3種類がエサだった。その頃には、家の門先に堆肥(牛の前だし)を重ね上げていた家が何軒もあった。だから子供は、どんな堆肥にミミズがいるか良く知っていた。



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 雑草の中のジャガイモ。
1ヶ月間隔で、この野菜たちの推移をアップする予定です。「みんなに広めて」と言われました。





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 最後の画像だけは自分の田んぼ。今日午前中に、ツルムラサキ3ケース、オクラ3ケースの再再度の蒔きなおしをした。何をやっているんだろう。これ以上の失敗はもうできない。



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プロフィール

水田祐助

Author:水田祐助
岡山県瀬戸内市。36才で脱サラ、現在55才、農業歴19年目。農業形態は野菜とハーブのワンパック宅配。人員1人、規模4反。少量多品目生産、他にニワトリ30羽。25年ほど農業とは無縁だったが、ボクが子供の頃は、家は葉タバコ農家だった。
yuusuke325@mx91.tiki.ne.jp


セット野菜のワンパック宅配 みずた観光農園

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